北朝鮮が潜水艦機動訓練を強化、韓国軍警戒

【ソウル６日聯合ニュース】北朝鮮が解氷期を迎え、朝鮮半島の東西海岸で韓国への海上浸透訓練を開始したことを受け、韓国軍は警戒を強めていることが分かった。韓国政府消息筋が６日に伝えた。

　同消息筋によると、北朝鮮は東海（日本名：日本海）と黄海の海軍基地で新型潜水艦を含め潜水艦５～６隻が参加する機動訓練を行っている。３月に潜水艦の機動訓練を強化したのは異例で、北朝鮮軍の動向を詳しく監視しているという。

　北朝鮮は長さ３５メートル、３２５トン級の潜水艦を運用しているが、最近４０メートル級の新型潜水艦を配備した。

　同消息筋は、黄海上の軍事境界線と位置付けられている北方限界線（ＮＬＬ）付近の海軍基地に配備した新型潜水艦まで訓練に投入したのは新型潜水艦の性能をテストするとともに、戦力を補強する意図だと分析している。

　一方、韓国の金寛鎮（キム･グァンジン）国防部長官は５日、国会の南北関係発展特別委員会で北朝鮮が海上浸透訓練を開始したとみられると報告したが、詳細については言及を避けた。