昨年の韓国の経済成長率６．２％、８年ぶり高水準

【ソウル３０日聯合ニュース】韓国銀行は３０日、昨年の実質国内総生産（ＧＤＰ）が前年より６．２％増加したと明らかにした。２００２年（７．２％）以降で最も高い数値となった。また国民１人当たりの国民総所得（ＧＮＩ）は３年ぶりに２万ドル（１６５万円）を上回った。

　ＧＤＰの前年比増加率は、１月２６日に発表された速報値では６．１％の増加だった。今回の修正値を産業別に見ると、昨年はマイナス成長だった製造業が前年比１４．８％増、サービス業は３．５％増となった。建設業は０．１％の減少となった。農林漁業は４．３％の減少。

　民間消費は４．１％の増加、財貨およびサービス輸出は１．２％の減少となった。

　また、昨年の１人当たりの国民総所得（ＧＮＩ）は２万７５９ドルで２００７年（２万１６９５ドル）以来となる２万ドルを突破した。世界金融危機の影響で２００８年は１万９２９６ドル、２００９年は１万７１９３ドルに落ち込んでいた。

　物価などを考慮した実質国民総所得（ＧＮＩ）は前年比５．５％の増加となり、２００２年（７．５％）以来の高水準となった。