覚せい剤使用キム・ソンミン、２審で執行猶予に

【ソウル２８日聯合ニュース】海外から覚せい剤を密輸入した使用したほか、大麻も使用した罪（麻薬類管理に関する法律違反）で起訴され、１審で実刑判決を言い渡された俳優キム・ソンミン被告が、２審で執行猶予を受け釈放されたことが、２８日までに分かった。

　ソウル高裁は２５日の公判でキム被告に対し、懲役２年６月、執行猶予４年、追徴金９０万４５００ウォン（約６万６０００円）が言い渡した。また、麻薬犯罪は再犯の恐れがあることから、２年間の保護観察と薬物治療講義４０時間、社会奉仕活動１２０時間を命じた。

　裁判部は、麻薬の密輸は韓国社会では地位の上下にかかわらず厳罰されているが、被告人が販売や営利目的ではなく、自分が使用するために持ち込んだことに注目し、今回１回に限り機会を与えることにしたと説明した。

　淡々とした表情で立っていたキム被告は、執行猶予が言い渡されると、涙を流した。

　キム被告は、２００８年４月と９月、昨年８月に、フィリピン・セブで購入した覚せい剤を密輸入。昨年９月１１日から２２日にかけ４回にわたりこれらを使用したほか、大麻も使用したとして拘束起訴された。１審では懲役２年６月の実刑判決を受けた。