大統領専用機、離陸後に異常発生で回航

李明博（イ・ミョンバク）大統領が乗った大統領専用機「空軍１号機」が１２日午前、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）に向けて離陸してから１時間４０分後、機体に異常が発生し、回航するというトラブルがあった。

この日午前８時１０分、ソウル空港を出発した空軍１号機が３０分後、群山（クンサン）上空を過ぎる頃、機体の下の部分で「ダダダ」という騒音が起こり始めた。

その後、仁川空港への回航決定が下され、空軍１号機は午前９時５０分ごろ、仁川空港に着陸した。 洪相杓（ホン・サンピョ）青瓦台（チョンワデ、大統領府）広報首席は機内で記者に対し、「安全に支障がないという意見もあったが、長距離を飛行するので１００万分の１の可能性に対応した」と説明した。

整備の結果、ビジネス席下側の外部空気吸入口のエアカバー装置に異常があったことが確認された。 空軍１号機はボーイング７４７－４００機種で、空軍の監督のもと、大韓航空が整備を担当している。 空軍１号機は３時間遅れの午前１１時１５分にＵＡＥに向けて再出発した。 大統領は１３日、記者らに「昨日問題なく到着できてよかった」と語った。