女性就業者１千万人に迫る、１０年間で１００万人増

【ソウル１５日聯合ニュース】女性の社会進出が拡大し、昨年は女性就業者が１０００万人に迫った。このうち専門職、管理職の女性は２００万人を超え、１４年前の２倍になるなど、韓国社会の中核を担う女性が増えている。

　企画財政部と統計庁が１５日に明らかにしたところによると、昨年の平均女性就業者は９９１万４０００人で、前年比１４万２０００人増加した。１０年前の２０００年（８７６万９０００人）に比べると、１００万人以上急増している。

　女性就業者は２００２年に初めて９００万人を超え、２００３年にやや減少したものの、その後は増加を続けた。世界通貨危機を経た２００９年は再び減少したが、昨年は危機前の水準をはるかに超えるまでに回復した。

　なかでも専門職、管理職の割合は２年連続で全女性就業者の２０％を超えている。昨年の女性専門・管理職従事者は２０８万３０００人で、前年より６万７０００人多く、全女性就業者に占める割合は２０．６％から２１．０％に拡大した。

　女性専門・管理職は、議会議員、高位役員および管理者、専門家、技術工および準専門家など。１９９６年には１２．０％（１０２万人）にすぎなかったが、２００３年に１６．９％で初めて１５％を超え、年々拡大してきた。

　政府は少子高齢化社会を控え女性の採用拡大を進めており、今後も女性就業者は増加を続ける見通しだ。