CMに登場した3人、実はバラエティ番組「花よりお爺さん ギリシャ編」(写真提供:CJ E&M)の共演者。「花よりお爺さん」は韓国を代表するベテラン俳優4人組のイ・スンジェ、シング、パク・クニョン、ペク・イルソプと、荷物持ち兼ガイドとしてお供するイ・ソジンが海外を旅するという内容で、ギリシャ編にはゲストとしてチェ・ジウが参加しました。バックパッカーというコンセプトのため低予算でやりくりしなければならない中、チェ・ジウは初日からカフェでコーヒー3杯とアイスクリームを注文し4万ウォン近く出費。レギュラーで旅慣れているイ・ソジンから「韓国にいる時みたいに使ったらダメなんだから、無駄遣いしないで」と言われてしまいます。買おうとするチェ・ジウと、止めようとするイ・ソジン。道中はそんな2人のやり取りが続き話題になりました。
「ゼロクラブ・シーズン2」のCMでは、2人の様子から字幕フォントまでそっくりそのまま活用。バラエティ番組さながらのコミカルな内容で親しみやすく、注目を集めました。このようにバラエティ番組やドラマ、映画の設定をパロディーのようにCMに活かした「フッテージ(場面)広告」はシナジー効果が高いとして近年流行中。会社が舞台のドラマ「
未生~ミセン~」やリアルな二十歳の姿を描いたコメディー映画「
二十歳」、グルメ番組「
Tasty Road(テイスティーロード)」などジャンルを問わず人気作はどんどんCMに起用されています。作品とのシナジー効果が見込めるこのトレンド、今後もしばらく続くでしょう。