「韓国ミュージカル大賞」は、15部門に渡ってその年の栄光の主人公を選び出し新たなスターの誕生を祝う、韓国ミュージカル界の秋の祭典です。1995年の初開催以来、公演芸術を作り出す人々とともにあり続け、今では押しも押されぬ韓国きってのミュージカル・アワードとなりました。
量的・質的にも休みなく発展し続け、最近は韓国のみならず海外にもその評判を広めつつある韓国ミュージカル。第19回を迎えた2013年10月7日、「韓国ミュージカル大賞」会場のソウル東部の慶熙(キョンヒ)大学・平和の殿堂には、韓国ミュージカル界きってのビッグスターたちが集結しました。その様子をお届けしましょう。
|
|
2013年の授賞式は、午後5時20分から、SBSソウル放送でも生放送で中継。司会には、テレビ界とミュージカル界を股に掛ける人気俳優、ユ・ジュンサンとオ・マンソクがマイクを握り、ユーモア感覚あふれる話術とテンポのよい進行力、絶妙の呼吸を発揮して会場を沸かせました。
またプレゼンターは、カイ、IVY、オ・ソヨン、オク・ジュヒョン、キム・ジュンスら昨年の受賞者と、ソ・ボムソク、ペ・ヘジン、チョン・ソンファ、チェ・ジョンウォン、ホン・ジミンらベテラン俳優が勢ぞろいし、豪華な顔ぶれに。特に自称「セクシースター」のホン・ジミンは、持ち前の明るい性格とキレのいいトークで雰囲気を盛り上げました!
|
<作品・製作陣>
★3冠★
ベスト創作(韓国オリジナル)ミュージカル賞&演出賞&振付賞
|
|
あの日々 |
|
ベスト外国(翻訳)ミュージカル賞 |
|
レ・ミゼラブル |
|
脚本賞 |
|
女神様が見てる
(ハン・ジョンソク/脚本家) |
|
音楽賞 |
|
太陽を抱く月
(ウォン・ミソル/作曲家) |
|
舞台美術技術賞 |
|
壁抜け男
(カン・グッキョン/音響) |
|
<俳優>
主演男優賞&主演女優賞 |
|
(左から)チョン・ソンファ(レ・ミゼラブル)、チョン・ソナ(アイーダ) |
|
助演男優賞 |
|
イ・ジフン(エリザベート) |
|
助演女優賞 |
|
パク・ジュンミョン(レ・ミゼラブル) |
|
新人男優賞 |
|
チョン・ドンソク(太陽を抱く月) |
|
新人女優賞 |
|
パク・チヨン(レ・ミゼラブル) |
|
人気スター賞 |
|
(左から)キム・ジュンス(エリザベート)、チョ・スンウ(ヘドウィグ)、キム・ソヒョン(エリザベート) |
|
|
2013年は、同名の人気ドラマを原作とする「太陽を抱く月」が8部門と最多ノミネートし注目されていましたが、最終的には「あの日々」が最高賞であるベスト創作(韓国オリジナル)ミュージカル賞および演出賞・振付賞を受賞し、3冠王となりました。また、ニューフェイスながら高い人気を得た「女神様が見てる」が脚本賞の栄冠を手にしました。
受賞コメントでは、イ・ジフンの「ここに立つまで多くの紆余曲折があったので、本当に深く感謝しています。今後もミュージカル俳優として骨を埋める覚悟です」という言葉と、パク・ジュンミョンの「事務所の社長ありがとうございます、ということも言うものなんですよね?って私本当に受賞したんだわあ」という泣きながらのコメントが可愛らしく印象的でした。しかしながら歓声は、やはりキム・ジュンスがもっとも際立っていたようです。
総決算の意味を持つ重要なミュージカルアワードの「韓国ミュージカル大賞」。人気作と開幕予定作の中から名場面を再現する、ガラショー形式の祝賀公演も見どころです。観覧チケットは、毎年インターネットのチケットサイトにて一般販売されます。機会があれば、一度観覧してみてはいかがしょう。 |
※写真は主催者である「スポーツ朝鮮」の提供によります。
部門 |
受賞者・作品 |
部門 |
受賞者・作品 |
ベスト創作(韓国オリジナル)ミュージカル賞 |
あの日々 |
演出賞 |
チャン・ユジョン(あの日々) |
ベスト外国(翻訳)ミュージカル賞 |
レ・ミゼラブル |
脚本賞 |
ハン・ジョンソク(女神様が見てる) |
主演男優賞 |
チョン・ソンファ(レ・ミゼラブル) |
音楽賞 |
ウォン・ミソル(太陽を抱く月/作曲家) |
主演女優賞 |
チョン・ソナ(アイーダ) |
振付賞 |
オ・ジェイク&チョン・ドヨン(あの日々) |
助演男優賞 |
イ・ジフン(エリザベート) |
舞台美術技術賞 |
カン・グッキョン(壁抜け男/音響) |
助演女優賞 |
パク・ジュンミョン(レ・ミゼラブル) |
アンサンブル賞 |
ブロードウェイ42番街 |
新人男優賞 |
チョン・ドンソク(太陽を抱く月) |
人気スター賞 |
チョ・スンウ(ヘドウィグ)、キム・ジュンス(エリザベート)、キム・ソヒョン(エリザベート)、オク・ジュヒョン(皇太子ルドルフ、レベッカ) |
新人女優賞 |
パク・チヨン(レ・ミゼラブル) |
|