「旧正月(ソルラル)」とは陰暦の1月1日、一年の始まりを祝う韓国の 名節(伝統的な 祝日)。「 秋夕(チュソク)」とともに2大名節にあげられます。陽暦の1月1日を 新正(シンジョン)というのに対し、 旧正(クジョン)とも呼ばれます。
韓国では、陽暦の1月1日よりも「ソルラル」のほうを大きな行事として祝います。陽暦を基準にすると、カレンダー上の日程は毎年変わりますが、大体1月の終わりから2月の中旬頃。当日と前後の2日をあわせて3日間ほどが連休になります。
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2025年の旧正月・当日は1月29日(水)です。
前日と翌日も祝日になるので、2025年の「旧正月連休」は1月25日(土)から1月30日(木)までの6連休となります。
※2025年1月8日に急遽27日(月)を臨時の祝日と定められたため、3連休から6連休となりました
・ 韓国の年間カレンダーと休日
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「ソルラル」には、親族や地域の人同士で挨拶をしたり祭事を行ったりします。最近では連休を利用して旅行をするなど、過ごし方が多様化してきてはいるものの、昔からの習慣や文化はまだまだ健在です。
華やかな韓服は「ソルラル」のシンボル
「ソルラル」を迎えると、気分新たに出発するという意味をこめて、新しい服や靴、靴下などに身を包みます。
これらの衣類はソルビムといい、特に子どもたちは晴れ着として、袖の部分が赤、白、黄、緑、ピンク、青などの縞模様になったセットンチョゴリ(またはカチチョゴリ)というカラフルな チマチョゴリ(韓服、ハンボッ)を着用します。
セットンの色合いには厄除けや無病長寿を願う意味が込められているといいます。しかし最近では子どもたちの韓服にもさまざまなデザインが登場し、色にこだわることなく多様になってきました。
形式にのっとりお辞儀をする
親族や近所の人同士で、「歳拝(セベ)」と呼ばれる挨拶を行います。年配の人や目上の人に順にお辞儀をしていき、「徳談(トッタム、祈りやお祝いの言葉)」を交わすというものです。
挨拶が終わると、大人は子どもたちに「 セベットン」と呼ばれるお年玉を渡します。平均額は小学生3万ウォン、中学生5万ウォン、高校生10万ウォン(2023年 韓火生命調査)。この際のお金は、新年ということで新札が好まれるそう。
なお「セベットン」は成人した子どもから、普段の感謝の気持ちを込めて両親へ渡されることもあります(平均額は30万ウォン。2023年 韓火生命調査)。
茶礼床
韓国では「 祭祀(チェサ)」という法事を行って神や先祖をまつりますが、「ソルラル」や「秋夕」では、それを簡易化した「 茶礼(チャレ)」を行い、儀式の際には「茶礼床(チャレサン)」と呼ばれるお供え用の特別な食膳を用意します。
山にある土を盛った墓
「茶礼」の形式は地域や家庭ごとに異なりますが、一般的には「ソルラル」当日の朝、新年の挨拶の前後に行われるそうです。「茶礼」を済ませた後は、先祖の墓にお参りに行きます。
トックッ
韓国では名節ごとに食べる 代表料理があります。「ソルラル」に食べる料理の一つは「 トックッ」。うるち米で作った トッ(餅)と、野菜などを煮たスープです。元来は、新年には厳粛な心をという願いから、餅以外は何も入れなかったといいます。
カレトッ
薬食
また長寿の願いをこめて、 カレトッという細長い餅を薄く切って使うことが多いそうです。その他、 シッケ(米のジュース)やピョンユッ(茹で肉)、薬食(ヤッシッ、木の実入りの甘いおこわ)など、様々な料理が食卓に並びます。
イベント用の大型ユンノリ
「ソルラル」に欠かせないのが お正月遊び。子どもだけでなく大人も一緒に楽しみます。
数ある民俗ノリ(民俗遊び)の中でも特に親しまれているのは「ヨンナルリギ(凧揚げ)」や「ペンイチギ(こま回し)」、ユッという木の棒を使った「ユンノリ」、細長い板の端に乗った2人が交互に飛び上がる「ノルティギ」など。
「ソルラル」連休中の 古宮や文化体験広場では、これらの民俗遊びや伝統体験に参加できるイベントも開かれています。
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韓国の人たちにとって最も大切な名節の一つである「ソルラル」。浮き足立つのは当日だけではありません。料理や贈り物などの準備からはじまり、「民族大移動」といわれる 帰省ラッシュまで。「ソルラル」の前後には、普段とは違った街の様子が見られます。
大型マートの特設コーナーではスタッフも韓服で
日本にお歳暮があるように、韓国には「ソルラル」に 贈り物をする習慣があります。親族や取引先、日ごろお世話になった人たちに感謝の気持ちを届ける贈り物は、食べ物から電化製品、商品券とさまざま。
この時期の 百貨店や 大型マートには特別コーナーが設けられて大盛況。その他、茶礼床や食事の準備なども欠かせません。
ちなみに国民的一大イベントとあって、「ソルラル」の準備にかかる費用はそれなりのもの。家計を圧迫する大きな出費が悩みの種でもあります。
「ソルラル前日」にピークを迎えるのが、帰省ラッシュ。家族と一緒に大切な日を過ごそうと、期間中に移動する人は延べ数千万人にものぼるそう。「ソルラル」前に発売される各交通機関の特別切符は、例年すぐに売り切れてしまうほどの人気で、「ソルラル」直前の駅やバスターミナルは溢れんばかりの人だかりができます。
大混雑のソウル駅
「魔の渋滞」が続く高速道路
故郷を前にどこか明るい表情
高速道路も大渋滞となり、普通なら数時間で到着する距離に10時間以上かかることもあるそうです。それでも皆、親族に会うための小さな旅行を楽しむように、どこか浮き足立っています。
韓国の帰省ラッシュ「民族大移動」を追う!
普段は賑やかな ソウルの中心街ですが、「ソルラル」連休中はいつもより人通りが少なめ。休業する店舗も多いため、 市場などは閑散としている印象も。
とはいうものの、最近では年中無休だったり、「ソルラル」当日以外は開店している飲食店やショップも増えつつあります。また公立の博物館や美術館、古宮など観光名所の多くは開館しており、家族連れなどで賑わいます。
「ソルラル」が連休になる韓国では、陽暦の年末年始は1月1日のみ祝日という扱いです。では韓国では、陽暦の年末年始は祝わないの?というと、そういうわけではありません。
毎年12月31日になると、 鐘路(チョンノ)の「 普信閣(ポシンガッ)」では「除夜の鐘突き行事」が行われ、多くの人が詰め掛けます。
このほか、恒例の年末歌謡特番や演技大賞、 初日の出を見る習慣など、やはり韓国でも行く年来る年は特別なようです。
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