まさか韓国に住むことになるとは思いませんでしたが、何度も訪れる中で個人的に
韓国語の勉強をしていたため簡単な会話程度は可能でした。しかし、韓国に拠点を移すにあたって本格的に言葉を学ぶ必要があったので、延世大学の
語学堂に約1年通いました。
寄宿舎で生活していたので親しい友人もでき、学校生活はとても楽しかったです。楽器を持って語学堂に行き、授業が終わったら、練習や仕事に向かうという毎日でした。忙しかったですが、お陰で今では生活も仕事も韓国語でこなせるようになり不自由はありません。
SBSオーケストラはSBS放送局の所属で、放送局の行事や各種イベント、コンサートなどが主な活動内容です。私はゲスト奏者という立場のため、オーケストラの全公演に出演するわけではありません。しかし、演奏会の多い年末やイベントの多い春秋は毎日のようにスケジュールがあることもあります。
ソウルだけでなく、
釜山(プサン)や大田(テジョン)、大邱(テグ)などの地方にも行きました。日本には月に一度は帰国し、日本におられる馬頭琴の先生のレッスンを受けたり、コンサートやイベントに参加したりしています。日本ではコンサートやイベントの開催日があらかじめ決められているのが普通ですが、韓国では直前、ある時は当日ということがあります。