韓国旅行「コネスト」 韓国フシギ体験~本当にあったおかしな話 | 慣習・生活文化・住まい | 韓国文化と生活
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韓国フシギ体験~本当にあったおかしな話

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作成日:10.02.01
海を隔てて日本のすぐ隣にある韓国。その近さから似ているところも多く親近感を持ちやすい国でもありますが、その海ひとつの差が大きな文化の違いを生んでいることも日々実感するところ。韓国にいると、日本では想像のつかない珍しい体験をするというのはよく聞く話です。そこで今回は、そんな「韓国フシギ体験」を、コネストの日本スタッフに調査してみました。果たしてどんな体験をしたのか、ご紹介します!
※個人の体験談を紹介するものであり、一般的な韓国人に当てはまるというものではありません。
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バス・タクシー編
「バスが故障?・・・と思ったら」
ある日マウルバスに乗っていたら、停留所でもないのに突然キムパッ(のりまき)屋さんの前で停車。運転手さんがおもむろに降りていったので「もしや故障?」と思いきや自分の昼ご飯用にキムパッをテイクアウトして帰ってきた。5分ほどの間、もちろん乗客は放ったらかし。
「乗客を巻き込んでの大騒ぎ」
大きな荷物を持ったハルモニ(おばあさん)がバスに乗り込み、運転手に「○○に行きたいんだけど」と尋ねたら、運転手はそっけなく「知りません」。すると前方席のアジョシ(おじさん)が「このバスに乗って××で降りればいいですよ」と言った。

で、ハルモ二が「××で降りればいいんだよね」とまた違う人に尋ねたら、「違いますよ」との回答。
バスがすでに発車する中、ハルモ二はアジョシを「いい加減なこと言って!」と責め騒ぎ出し、周囲も「○○なら▲▲で降りなくちゃ」「え?□□じゃないの?」と言い出し、車内は乗客を巻き込みとんだ騒動に。

運転手がなんとか場を収めて(と思われる)おばあさんはバスを下車。ドラマみたいなことが本当にあるものだと感心した。
「バスのドアの前で・・・」
バスの中。席が無くてドアの前の手すりを掴んで立っていたら、降りようとした見知らぬおばさんに「降りないんだったら何でそんなところにいるの!」と背中をばしっと思いっきりはたかれた。あまりのできごとに一瞬言葉を失った。これも韓国アジュンマ(おばさん)のパワーなのか。
「深夜のタクシーでのハプニング」
深夜タクシーに乗っていたら運転手のケータイが鳴った。「何?わかった」と切るやいなや急に車を停めて、「娘が熱を出しました。ここでおりてくれますか?」結局よくわからんところでおりました。娘さんが熱ならしかたない。
「運転手とひと勝負」
タクシーに乗る前に、大体いくらぐらいかかるのか聞いておいたのに、実際到着したときにメーターに表示された金額は、聞いていた額よりはるかに高かった。頭にきて「「ジャンケンして、負けたらメーターどおり払うよ!」と宣言。見事に勝ってまけて(?)もらった。
熾烈な戦いは乗る時から始まる・・・
熾烈な戦いは乗る時から始まる・・・
タクシー難民で溢れる夜の街
タクシー難民で溢れる夜の街
日本より安いとは言え、

メーターは気になるもの
日本より安いとは言え、
メーターは気になるもの
まずはバスタクシーに纏わる話題をお届けしました。どのエピソードも楽天的なお国柄が出ているとでも言いましょうか。運転手さんがバスを放置して出て行ってしまう、という話に関しては、他にも、「疲れたのか栄養ドリンクを買って帰ってきた」、「ガソリンスタンドにトイレを借りに行っていた」、などの目撃談多数。人間だから仕方ないとは言え、思い返すと日本ではめったにない話ですよね。しかし、運転席をはずしている間、たいがいエンジンかけっぱなし・・・というのはいかがなものかと思うんですが。
地下鉄編
「カッカジュセヨ~(まけてください)」
地下鉄駅で運賃を値切っているアジュンマ(おばさん)がいた。「500ウォンしかないのよ」と。しかも値切れそうだった。
「キュウリおじさん」
地下鉄1号線に乗っているとき、顔一面にキュウリの輪切りをくっつけているおじさんが乗り込んできた。
「何だ、このおじさんは!」と思っていると、おじさんは陽気な口調で「野菜スライサー」を売り始めた。顔のキュウリは、このスライサーがいかによく切れるかの証明ということか。私が興味津々で眺めていると、おじさんは私のほうへ寄ってきて、私の手の甲にキュウリをペタッとくっつけて去って行った。

ちなみに、この日、野菜スライサーは飛ぶように売れて、車内は異様な雰囲気に包まれ、車両のほぼ全員が買っていた。
「軽い世間話のはずが・・・」
地下鉄に乗って座って日本の本を読んでいたら、左隣のおばさんに「日本人ですか?」と話しかけられた。「ソウルで何してるの?」なんていう会話をしているうちに、右隣のおじさんも話に参加しはじめた。
3人で軽い雑談をしていたら、なぜか急に政治の話になり、李明博(イ・ミョンバク)元大統領を支持する・しないで、おじさんとおばさんがケンカしはじめた。
お互い初対面のくせに一歩も譲らない。
私は途中から無視を決め込んだ。
「おっちゃんリレー」
仁川空港から空港鉄道で市内に行く途中、向かいに座っていた(正確には寝そべっていた)おっちゃん(推定70歳)が話しかけてきた。
私が外国人だと気づくと、親切に(でも表情はむっつり顔)乗り換えを案内してくれ、一緒に地下鉄に乗り込んだ。日韓関係についての持論を、日本語を交えながら大声で話し続けたおっちゃんは、自分が降りる駅になるとおもむろに、斜め前に立っていたサラリーマンに「この子は将来の日韓関係を作る!」と言って強引に私を引き渡し、去っていった。

そうしてホテルに無事たどり着いた、という不思議なおっちゃんリレーを体験した(因みにサラリーマンの方は、最近、インドで韓国料理のレストランを始めたと連絡がありました)。
人間観察の絶好の場
人間観察の絶好の場
値切れるかしら・・・?
値切れるかしら・・・?
伝説のミュージカル「地下鉄1号線」にも登場する物売り
伝説のミュージカル「地下鉄1号線」にも登場する物売り
バスと並んで、よく使われる公共機関、地下鉄。こちらもまた、さまざまな人間ドラマが繰り広げられる舞台でもあります。見知らぬ人同士でも言葉を交し合ったりするのも、よく見る光景です。特に年齢層が高めで日本語が話せるアジョシ(おじさん)、アジュンマ(おばさん)は、日本人と知ると喜んで話しかけてくるものですが、行きずりのおっちゃんに「将来の日韓関係を作る」と太鼓判を押されるとは、なかなかない体験ですね・・・。
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マート・サービス業編
「試食コーナーでの一幕」
マートのサムギョプサルの試食コーナーで、係りの人がいないことをいいことに(?)お客が勝手にちょうど焼け頃の肉をはさみで切り出し、試食どころか真剣に食べていた。
「服屋にて」
会社の近くの服屋さんで、店主とその友人と思われる女性3名がコンロ・鉄板をお店の中で据えて、わいわいサムギョプサルを食べているのを見ました。楽しそうでいいけど・・・商品ににおいつくやん!
「そんなぁ・・・」
引越しをヨンダル(用達、軽トラックで荷物を配達するサービス)に頼んだ時、おじさんが2人来てくれたが、うち1人が「用事ができたから帰る」と言って途中で帰ってしまった。残ったおじさんに「2人でがんばろうな!」と言われた。あまりのことに呆然としたが、残ったおじさんが非常に親切だったので、プラスマイナスゼロだと思った。
「常連になったと思ったら・・・」
近所のクリーニング屋に服を持っていったらお店の人がフレンドリーに挨拶してくれて、名前も聞かず預かってくれた。数回利用しているから顔を覚えてくれてるんだな、と嬉しく思った。数日後、服を取りに行ったらタグに「일본(イルボン=日本)」と書かれていた。
「親切?」
レンタルビデオ屋で以前も借りたことがある映画を借りようとすると店員が、「この映画は○月も借りていますが、また借りるんですか?」とか「これ借りるの3回目ですね」とかわざわざコンピューターで履歴を見ながら言ってくる。ちょっとやらしい映画だと気まずくなるのでヤメテクダサイ・・・。
「時には役立つ宣伝シール」
夜中の2時にオートロック式の家の鍵がうんともすんとも言わない。夜中すぎて誰にも頼れないと愕然としながらふとドアノブを見ると、「鍵修理○○○-××××」のシールが。いちかばちかで電話すると、寝起きっぽいおじさんが30分でやってきて、ちゃちゃっと直してくれた。「家に入れないで困ってるのに、夜中だからって来ないわけにはいかないですからね」とおじさん。夜間料金ではあったが、ふだん迷惑に思っていたドアの宣伝シールがこんなにありがたかったことはない。
マートでの試食は常に真剣勝負
マートでの試食は常に真剣勝負
ヨンダルアジョシと2人でのお引越し・・・
ヨンダルアジョシと
2人でのお引越し・・・
クリーニング屋の軒先には常にお客さんからの預かり物が
クリーニング屋の軒先には常に
お客さんからの預かり物が
生活に密着しているマートやサービス業を利用するシーンでも、いろいろなことが起こりがちです。レンタルショップに関しては、マンガレンタル店で、「このマンガ2回も読むんですか?」と言われたというエピソードも。でも、未読だと思って間違って借りるところだったのを防げるので助かることもあるそうですよ。
飲食店編
「店員としての心得」
以前、私と店長の2人しか店員がいない小さな店でバイトをしていた時、お客さんがいるのに堂々とお客さんと同じ空間でご飯を食べていた。二人で一緒に食べたら働く人いないじゃん。ご飯食べてる途中にお客さんが帰ったから片付けようとしたら、「行儀悪いから全部食べてからやりなさい!」と怒られた。じゃぁ・・・と思い全部食べ終わり、片付けようとしたら、「一服してからやりなさい!」と言われた。マイペース。マイペース過ぎる。
「そこまで言うか!?」
結婚してるのか、してないのかはいつも聞かれる質問なので慣れたが、「30代で結婚するのはもう遅い。ウエディングドレスが似合わなくなるからね」と初めて行った喫茶店のアルバイトのおばさんに言われた。大きなお世話すぎると思った。
「お持込みしたのは・・・」
飲食店にケーキなどの持ち込みはよくある話だが、チョングッチャン(納豆のような味噌で作ったチゲ)専門食堂にツナ缶を持ち込み、堂々とツナを食べていたアジョシ(おじさん)がいた。チョングッチャンとツナのハーモニー…、あんまり味はよろしくなさそうだが果たして相性は・・・。
のんびりムードの食堂
のんびりムードの食堂
チョングッチャンにツナ・・・試して見ては?
チョングッチャンにツナ・・・試して見ては?
おしゃれなカフェでも、なんでもあり!?
おしゃれなカフェでも、なんでもあり!?
飲食店やカフェにいると、「韓国ってフリーダム・・・」と感じることが多いですね。注文しないで席に座ってひとしきりしゃべって帰ったり、誕生日パーティが始まったり。おしゃれなカフェで、女の子2人組がおもむろにアルミホイルに包まれた巨大なおにぎりを取り出して、お店の人にフォークを要求した、という目撃談も。
道端編
「路上販売」
新村の路上に高級そうな赤い布を広げて、そこにテレビのリモコンだけを並べて売っているおじさんがいた。誰も買ってなかった。
「どうして・・・?」
通りすがりのアジュンマに笑顔で「郵便局はどこですか」と道を尋ねたら、アジュンマは答えの代わりに「왜 웃어!(なに笑ってんだ!)」と言い残しスタスタと通り過ぎていった。あん時はまじで傷ついた。
「UFOキャッチー」
UFOキャッチャーの景品が仏像だけだった。
コンビニの前などで見かける

UFOキャッチャー
コンビニの前などで見かける
UFOキャッチャー
中身は・・・
中身は・・・
これはいったい何!?
これはいったい何!?
ちょっと道を歩いていても何かにぶつかるのがここ韓国。(実際、肩がぶつかり合うことも多いです・・・みんな気にしないから・・・)UFOキャッチャーの話題が出ましたが、韓国って、いたるところにUFOキャッチャー(それも旧式っぽいやつ)を見ますよね。男の子が彼女のためにとってあげているという光景もよく目にしますが、夜中に一人でしているおじさんを週に2~3回は見る、という声も(ちなみにいつも別の人)。ちなみに、お金を一度にたくさん入れるほど割安になるのですが、1万ウォン分入れたら66回って、そんなにやる人いるの?といつも思ってしまいます・・・。
銭湯・チムジルバン編
「そこまで頼むか!」
銭湯でよく会うおばさん。私に背中のアカスリをたのむのはいいのだが(韓国ではよくある)、風呂をあがって着替えていると背中に手がまわらないらしく、「ブラのホックをつけてくれ」とたのんでくる。
「貼るカイロを見たおばさんが・・・」
スキー場でスパに行ったときのこと。あるおばさんが、私のシャツに貼ってあるカイロを発見し、「後ろにシップがついてるよ、しかしなんで服の上にシップがついたのかしら、おかしいわね・・・」と言ってとってくれた。カイロとは言えなかった・・・。
「これもウリ?」
サウナに入っていたときのこと。小さい部屋で、みんなで車座になってひしめき合って座っていると、おもむろにアジュンマ(おばさん)が腰を上げたかと思うと「ブッ」という音が。一瞬しーんと静まり返ったが、発射した本人が悪びれもせず「あっはっは」と笑い出したのが伝播し、サウナの中はなごやかな笑いの渦に包まれた。
知らない同士で垢のすりあい、なんてことも
知らない同士で垢のすりあい、なんてことも
チムジルバンは一番のリラックススペース
チムジルバンは一番のリラックススペース
サウナの中はわきあいあい
サウナの中はわきあいあい
裸の付き合いとなる銭湯・チムジルバン。なんだか開放的な気分になって、人間性が出てくる場所でもあります。銭湯での出来事としては、「熱湯につかったら見知らぬおばさんから『先にぬるいほうから入りなさい』と注意された」、「バシャッ、バシャッという凄い音がするので見たら、おばさんが水風呂で息継ぎの練習を真剣にしていた」、「大声で賛美歌を歌うおばさんがいた」などがありました。銭湯はアジュンマ(おばさん)たちの生々しい生態を観察する絶好の場のようです。
トイレ編
「どうして~???」
トイレのドアを閉めないで用事をしているおばさん。どうどうと開けたまま用をたしている。あと、ドアが閉まってるのに鍵をかけてないこともよくある。あるとき、誰もいないと思ってドアを開けたらアジュンマと目が合って「なに見てるんだ!」と、怒られた。なんで私が怒られるの??
「課長救出作戦」
コネストで以前あった話。トイレの鍵が壊れて中からも開けられなくなり、用を足しに入った課長が閉じ込められた。「急いで鍵屋を呼んで来い!」ということになり、カメラマンBが呼んで来た鍵屋はヨボヨボのじいさん。一見、頼りなさそうだけど相当のベテラン鍵職人なんだろうな、と期待しながら作業を見ていると、年季の入った工具でなにやら鍵をガチャガチャやってるけど全然開かない。10分・・・20分・・・時間は経過するばかり。結局じいさんは工具でドアをばっくり切り始めたかと思うと、突如ドアに体当たり。最終的にドアが開き、やっと課長が解放されました。
いかがでしたか?日本の常識にとらわれていると「ありえな~い」と思うものもあるかもしれませんが、外国に行く楽しみといういのはこうした異文化体験にあるとも言えるでしょう。コネストスタッフも、こうした魅力があるからこそ韓国に住み続けているわけで、結局のところ、「韓国が好き!」だからこそ、笑って楽しめるエピソードなんだと思います。皆さんも、こんなフシギ体験、したことがありますか?韓国に住んでいたら、きっとひとつやふたつじゃないはず・・・。「私もこんな体験がある!」と言う方、クチコミ掲示板に書き込んで、教えてくださいね!
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掲載日:10.02.01
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