韓国では年齢の数える際、「満年齢」を使うことを原則としていますが、日常生活では生まれた時点で1歳とする「数え年」や、現在の年度から出生年度を差し引いた「年年齢」など、3つの数え方が混在していました。
<満年齢>
生まれた日の年齢を0歳とし、翌年の誕生日で1歳とする(=日本と同じ)
<数え年>
生まれた日の年齢を1歳とし、次の1月1日に2歳とする(=韓国の人が日常会話でよく言う年齢)
<年年齢>
(現在の年)2023年-(生まれた年)2000年=(月日に関係なく一律)23歳とする
そのため、以前から混乱が生じるケースもありましたが、コロナワクチン接種の際に保健当局が「30歳未満には推奨しない」と発表した際に「満30歳なのか、数え年の30歳なのか」対象者を中心に問い合わせが急増したりもしました。
年齢の数え方の統一は尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の選挙公約のひとつ、ということもあり、一部を除いてほとんどの法律で「満年齢」に統一されることになりましたが、一般市民たちの日常生活で「満年齢」が浸透するにはしばらく時間がかかりそうです。
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