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「アイスオールスターズ2009」レポート

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2009年8月14日(金)~16日(日)、ソウル蚕室(チャムシル)にあるオリンピック公園第一体育館にて、10チーム13名の世界のトップスケーターによるアイスショー「アイスオールスターズ2009」が開催されました。韓国ではキム・ヨナの登場でフィギュア人気が急上昇し、また彼女自身も瞬く間にCMにひっぱりだこのスターに。キム・ヨナは2009年の世界選手権では歴代最高得点である200点台を叩き出して優勝を果たし、名実ともに世界の女王となりました。今回のアイスショーは2010年のバンクーバーオリンピックを来年に控え、韓国のファンを前に最後の公式の場でのスケーティングとなるため大きな注目を集めました。
特設リンク 会場に設置されたキム・ヨナへのオリンピック応援メッセージボード 会場はファンで満員

新旧女王の華やかな対決
キム・ヨナとともに話題となったのはアメリカのミシェル・クワン。5度の世界選手権優勝、9度の全米選手権優勝、長野五輪銀メダル、続くソルトレイクシティ五輪銅メダルと輝かしい実績を持ち、現在は競技を離れているミシェル・クワンが約3年ぶりにファンの前に姿を見せるとあって、話題なりました。
特にキム・ヨナが長野五輪のミシェル・クワンを見て感動し、スケーティングや表現などを学んだ尊敬する憧れの先輩と語ったこともあり、オープニングには共に演技するシーンも盛り込まれ、ミシェル・クワンが「素晴らしいアスリートであり、アーティストであり、私の友だち」とキム・ヨナを紹介する場面では会場から、大きな拍手と歓声が起こりました。
ショーを前に行われた記者会見で 新旧女王の競演 3年ぶりのミシェル・クワン
ミシェル・クワンの演技はエネルギーに溢れた力強いスケーティングで、音楽の表現力はさすが。キム・ヨナ、浅田真央と手足の長い少女のようなスケーターが主流の最近のスケートとは違う、重厚感のある大人の魅力を感じさせるスケーティングを見せてくれました。1曲目を滑り終わった後に、ホッとしたような笑顔を浮かべたのが印象的で、さしもの女王も久しぶりのリンクと大歓声に緊張したようです。

「フィギュア・クイーン」「国民の妹」「フィギュアの妖精」に会場、大興奮!
今回の出演者は世界のトップスケーターばかり。現役、引退した選手も含め、世界選手権やオリンピックなどの金メダリストたちです。そんな中、韓国のファンの大声援を一手に引き受けたのが、もちろんキム・ヨナ。彼女が登場するだけで、手を振るだけで、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれていました。 1曲目は昨シーズンのショートプログラムである「死の舞踏」、2曲目は軽快な「Don’ t stop music」。今シーズンの調整は順調という言葉の通り、危なげのないスケーティングと持ち前の表現力、ショーならではのリラックスしたムードで会場の声援に応えていました。

アイドル顔負け、女性ファンの熱い視線を集めた男性スケーターたち
女性スケーターだけでなく、男性スケーターもビッグスターが勢ぞろい。ダイナミックなパフォーマンスで観客を沸かせ、会場には女性ファンの黄色い声が響き渡っていました。世界ジュニア選手権優勝のアメリカ、アダム・リッポンは若々しく伸びやかなスケートと少年のような容姿で今、注目株。トリノ五輪銀メダルのスイスのステファン・ランビエールはトリノ五輪の時と同じ、ビバルディの「四季」にゼブラの衣装で登場。ジャンプはすべて成功、定評のある高速スピンとポジションの美しさはやはり圧巻でした。長野五輪金メダルのロシアのイリヤ・クーリックはサラサラの金髪と赤いほっぺたが有名でフィギュア界の「レオナルド・ディカプリオ」とファンの間で呼ばれていましたが、かつての美少年はすっかり精悍な大人の男性となり、また違った魅力に溢れていました。映画出演やアイスショーの経験を重ねているため、エンタテイナーぶりに磨きがかかったようです。
アダム・リッポン ステファン・ランビエール イリヤ・クーリック
あどけなさが残る、カワイイ… ランビエールと言えばコレ! ワイルドな感じもステキ

会場を沸かせたスケーターたち
日本の荒川静香も何度かアイスショーで韓国に訪れていることもあり、ファンからの声援も大きく、流麗なスケーティングに会場は思わずうっとり。トリノ五輪で金メダルをとった時のエキシビション曲「You raise me up」はトリノの感動を思い起こさせてくれました。
荒川静香 イナバウアー! 美しいドーナツスピン
会場の空気をさらったのが、世界選手権や四大陸選手権などで優勝経験のあるカナダ・アイスダンスのシェイ・リーン・ボーン。アイスダンスは男女のカップルで演技するものですが、今回のアイスショーで彼女は一人!しかし、椅子を使った演技ではパートナーがそこにいるかのように情熱的なタンゴを踊ってみせ、「オールザットジャズ」では巧みな演出で観客の視線を釘付けにしていました。

この他にもキラ星のごとく、次々と現れるトップスケーターたちの演技にフィギュアファンは大満足です。
シェン・シュエ&ツァオ・ホンボー(中国) アリオナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコーヴィ(ドイツ) アルベナ・デンコワ&マキシム・スタヴィスキー(ブルガリア)

生オーケストラによる演奏も
今回のアイスショーのもうひとつの目玉は生オーケストラの演奏があるということ。ショーは2部構成となっており、1部はオーケストラによる演奏、指揮者はドラマ「ベートーベン・ウィルス」の音楽監督を務めたソ・フィテ。彼は1部の曲をすべて編曲し、スケーターたちの華麗な演技と音楽を融合させました。2部はポップスやミュージカルなど軽快でリズミカルな曲を中心に明るいイメージで構成され、キム・ヨナは歌手ダビチの歌にあわせて演技をするなど、ライヴ感に溢れる、これまでにはない豪華なアイスショーとなっていました。

ショー終了後の記者会見では、ミシェル・クワンは「大声援に驚いた、非常に楽しかった」と笑顔でコメント。キム・ヨナは「いつものショーと違って2部構成なのでオープニングとフィナーレが2度あって、群舞が見どころのひとつなので、みんな一生懸命やったと思う。正直少し疲れたが、始まってみるととても楽しく、出演陣やいつも変わらぬ声援を送ってくれているファンに感謝している」と話していました。

日本でも浅田真央、安藤美姫、高橋大輔などの活躍により人気スポーツとなったフィギュアスケート。お隣韓国でもキム・ヨナの活躍によりフィギュア熱は高まる一方。お陰でファンとしては今回のような豪華キャストによるアイスショーがアジアでも頻繁に開催され、競技においてもレベルの高い争いが見られるのは嬉しいところ。2010年のバンクーバーオリンピックはもうすぐ。日韓両選手の活躍が今から楽しみです。

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  最終更新日:09.08.18
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