韓国で車を運転するには?
韓国に長く滞在していると、車を自由に運転して便利に買い物したり、地方へドライブ旅行に出かけたい欲求に駆られることが少なくないでしょう。そこで今回は韓国で車を運転するために必要な免許の取得方法を3つご紹介します。韓国での滞在期間や日本での運転経験有無など各自の状況に合った方法で運転免許をゲットし、韓国での生活をより充実したものにしてください!
方法 |
1.日本で国際運転免許証を取得 |
2.韓国の運転免許証に切替 |
3.韓国の運転免許試験に合格 |
メリット |
・日本で手続き可能 ・取得費用が安い |
・有効期間が長い(10年) ・取得費用が安い |
・日本の免許に切替可能 ・日本の免許を預ける必要がない |
デメリット |
・有効期間が短い(1年) ・更新不可(再取得の手続きは日本に帰国する必要がある) |
・韓国の免許交付時に、日本の免許を一時的に預ける必要がある |
・方法1、2に比べ、取得までに費用と時間が掛かる |
適した人 |
日本の免許所持者で、韓国での滞在予定期間が1年未満 |
日本の免許所持者で、韓国での滞在予定期間が1年以上 |
日本の免許非所持者 |
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1.日本で国際運転免許証を取得
 国際運転免許証
国際運転免許証とは、日本が加盟しているジュネーブ条約に基づいて各都道府県の公安委員会が発行するもので、条約の加盟国がそれぞれの国で発行された国際免許証を認め合うものです。国際運転免許証の有効期間は1年間なので、1年以上韓国に滞在する場合には日本の運転免許を韓国の免許に切り替えるか、試験を受けて韓国の免許を取得すると良いでしょう。
手続き |
手続きに必要なもの |
<申請場所> ・日本での住所地の都道府県警察の運転免許センター等
<申請期間> 日本の運転免許証の有効期限内 ※免許停止処分中の人は手続できません。 |
・国際運転免許証交付申請書 ・日本の運転免許証 ・写真1枚(縦5cm×横4cm) ・パスポートまたは渡航を証明するもの ・(所持者のみ)期限の切れた国際運転免許証 ・手数料 2,650円 ※代理人が申請する場合は上記に加え以下の書類 ・本人から代理人にあてた委任状 ・委任された代理人の身分を証明するもの(運転免許証等) |
TIP 国際運転免許証は有効期間(1年間)が満了すれば、運転免許センターまたは警察署へ返却する必要があります。国際運転免許証を再取得する場合にも手続きに必要となるので、有効期間が満了したからといって処分することがないよう注意しましょう。 |
2.韓国の運転免許証に切替
 韓国の運転免許証
韓国在住者で日本の運転免許を持っている場合には、韓国内で簡単な身体検査(視力・色覚・聴力検査、眼科検診)を受けたのち韓国の運転免許に切替えることができ、学科試験と技能試験は免除されます。また韓国の運転免許証を受け取る際には、手続きを行った機関へ一時的に日本の運転免許証を預けなければならないので注意しましょう(日本の免許証は韓国出国時に返却してもらえます)。
手続き |
手続きに必要なもの |
<申請場所> ・韓国の運転免許試験場
※韓国国内の運転免許試験場一覧(韓国語) |
・申請書 ・日本の運転免許 ・外国人登録証(韓国籍の人は住民登録証(在外国民)) ・パスポート ・写真(3×4cm) 3枚 ・日本運転免許証証明書(日本大使館・領事館にて発給) ・出入国事実証明書(出生年度から現在まで) ・手数料 12,500~15,500ウォン (申請費 7,500ウォン、視力検査費 5,000~8,000ウォン)※視力検査費は病院により価格が異なります ※出入国事実証明書は市町村区役所もしくは出入国・外国人庁にて発行可能。必要書類は外国人登録証、旅券のコピー、手数料2000ウォン。
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TIP
※日本の運転免許証を返却してもらうには?
日本の運転免許証は、韓国を出国する際に返却してもらえます。韓国の運転免許証を交付してもらった場所に保管されていて、同じ場所に受取に行く必要があります(代理人不可)。日本の運転免許証を預けるのは初回のみで、韓国へ再入国した際に再度預ける必要はありません。 <日本の運転免許証返却に必要なもの>
・韓国の運転免許証
・パスポート
・韓国出国日が明記された航空券
※在日韓国人の「出入国事実証明書」の発行
韓国人の場合オンラインで「出入国事実証明書」を無料で発行することができますが、在日韓国人はオンラインで発行した場合出生年度からの情報が証明書に記載されません。そのため、近隣の住民センターまたは出入国管理事務所を直接訪問して発行してもらう必要があります。
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韓国在住者が日本の運転免許を更新するには?
韓国在住者が日本の運転免許を更新する際には日本国内で手続きを行う必要があります。更新期間内に免許の更新をしなかった場合、免許は失効し新たに取得する必要があります(再発行ではなく新規取得)。通常は「誕生日をはさんだ2カ月間」が更新期間となりますが、事情により更新期間内の更新が困難な場合には期間前更新を受けることができるので韓国渡航前や一時帰国の際に手続きしましょう(ただし免許証の有効期間が1年短くなります)。また海外渡航など、やむを得ない事情により免許を失効させた場合、失効してからの期間によっては免許取得の際に試験の一部が免除されます。
失効してからの期間 |
免許再取得の際に免除される試験 |
6ヶ月以内 |
免許試験のうち学科試験と技能試験が免除され、適性試験と所定の講習を受講することにより、免許証が交付されます。 |
6ヶ月以上3年以内 |
日本へ帰国後1ヶ月以内であれば、免許試験のうち学科試験と技能試験が免除され、適性試験と所定の講習を受講することにより、免許証が交付されます。 |
3年以上経過した場合 |
免許試験の一部免除が認められないため、免許試験を再度受ける必要があります。 |
参考サイト
日本の警察庁ホームページ: www.npa.go.jp
3.韓国の運転免許試験に合格
 道路走行試験の様子
日本で運転免許を取得していない人は韓国で試験を受け、韓国の運転免許を取得しましょう。韓国で取得した運転免許は帰国後、日本の運転免許に切替ることもできます(いわゆる外免切替)。本記事では、主に日常生活で車を運転する際に必要とされる第2種普通免許(日本の第一種普通自動車免許に相当)試験について説明します。
※2015年4月時点の情報です(制度は変更されることがあります)
区分 |
運転できる車両例 |
受験資格(年齢) |
第1種 (事業用) |
小型 |
三輪自動車(貨物・乗用)、原動機付自転車 |
満18歳以上 |
普通 |
乗用車、乗車員15名以下の乗合自動車、乗車員12名以下の緊急自動車、積載重量12トン未満の貨物自動車、3トン未満のフォークリフト、総重量10トン未満の特殊自動車、原動機付自転車 |
大型 |
乗用車、乗合自動車、緊急自動車、貨物自動車、建設機械(ダンプトラック、フォークリフトなど)、トレーラー・レッカー車を除く特殊自動車、原動機付自転車 |
満19歳以上で、第1・第2種 免許取得後1年以上経過 |
特殊 |
トレーラー、レッカー車、第2種免許で運転可能な車両 |
第2種 (非事業用) |
原動機付 自転車 |
原動機付自転車 |
満16歳以上 |
小型 |
二輪自動車、原動機付自転車 |
満18歳以上 |
普通 |
乗用車、乗車員10名以下の乗合自動車、積載重量4トン以下の貨物車、原動機付自転車(125cc以下まで) |
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運転免許試験合格(免許取得)までのステップ
運転免許試験(学科試験、技能試験、道路走行試験)は全国の運転免許試験場で行なわれ、合格すると運転免許を交付してもらうことができます。学科試験以外(運転免許の交付まで)は「自動車運転専門学院」で代行しています。
ステップ |
内容 |
必要なもの |
1 学科試験 |
試験は40問の選択式問題で合格は第1種70点以上、第2種60点以上。韓国語以外にも英語・中国語などで受験可能です。学科試験を受験するまでには1時間の交通安全教育(運転免許試験場で実施、無料)と身体検査を受ける必要があります。 |
・外国人登録証(国内居所申告証) ・パスポート ・応試願書 ・写真(3×4cm) 3枚 ・身体検査 5,000ウォン ・試験手数料 第1種、2種6,000ウォン、原付5,000ウォン、2種小型7,500ウォン |
2 技能試験 |
試験場内に設置されたコースを走ります。試験官は同乗せず、採点は機械により自動で行なわれ80点以上で合格です。合格すると練習免許を発給してもらえます。 |
・応試願書 ・手数料 第1種・2種18,500ウォン、1種大型・特殊17,000ウォン、原付6,000ウォン、2種小型7,500ウォン ・練習免許発行料 3,500ウォン ※有効期間1年 |
3 道路走行試験 |
試験官同乗による実際の路上走行試験です。試験は減点方式で合格点は70点。全部で87個の項目が採点されます。2012年11月より機械採点システムが導入され、機械で判断できない項目のみ試験官が補助採点します。 |
・応試願書 ・手数料 25,000ウォン |
4 運転免許交付 |
すべての試験に合格すると運転免許が交付されます。 |
・外国人登録証(国内居所申告証) ・パスポート ・最終合格の応試願書と合格案内書 ・本免許発行手数料 7,500ウォン ・写真(3×4cm) 1枚 |
自動車学校の種類
 自動車運転専門学院全景
韓国でも日本と同様に自動車学校へ通いながら免許証を取得するのが一般的です。韓国の自動車学校には、運転免許試験場で行なわれる本試験の代行が認可されている「自動車運転専門学院」と、本試験は行なわず自動車の走行練習のみを行なう「一般自動車学院」の2つがあります。学校の種類を問わず韓国で自動車学校に通うとした場合、運転免許取得までにかかる時間と費用は、日本のそれに比べおよそ2分の1から3分の1と大幅に抑制することが可能です。
種類 |
自動車運転専門学院 |
一般自動車学院 |
特徴 |
免許試験場で行われる試験に準じた教育(学科講義2時間、技能教育2時間、道路走行教育6時間以上)が施され、試験場に出向いて技能試験や道路走行試験を受験する必要がない(学科試験は免許試験場で受験)。日本の運転免許を持っていない人はこちらがオススメ。 |
場内技能教育および道路走行教育のみ行なっていて、本試験を受ける際には運転免許試験場に出向く必要がある。日本の運転免許を韓国の免許に切替えたものの、実際の運転には不安が残る場合にオススメ。 |
費用 |
500,000~800,000ウォン |
400,000~500,000ウォン |
※費用は運転免許取得までに最低限必要となる目安料金で、個人差があります
 自動車運転学院の教育履修状況はIDと指紋で厳重に管理される。
 安全教育を受ける講義室。
 自動車運転専門学院の教本。学科試験用の勉強は個人で別途必要。
 場内技能検定の様子。シートベルトをしないで走行すると一発で失格。
 場内技能検定は、指示に従い基本的な運転操作を行なって50mほど走行するだけ。
 場内技能検定後は、さっそく道路走行教育が行なわれる。
 道路走行試験(本試験)の様子。応試者が必ず2人乗車し不正を防止。
 試験は機械センサーによる自動採点と試験監督による補助採点で実施。
 検定終了後は即座に試験結果が印刷され減点箇所が分かる。
2022年からモバイル免許証が本格開始
2021年の年末より、韓国の運転免許証に「モバイル免許証」が本格導入される予定です。
韓国通信社の専用アプリで指紋認証などの本人確認をした後、既存の運転免許証を撮影して登録すれば、モバイル免許証が発給される仕組みです。
今後は免許の更新や再発行は「モバイル免許証」に移行される予定。
また、試験運用を経て、警察の検問時の免許証提示時に「モバイル免許証」を活用する計画があるなど、制度の充実が進められる予定です。
日本の運転免許への切替
日韓両国の取り決めにしたがい、韓国で取得した運転免許は書類審査のみで日本の免許に切替えることができます。日本の自動車学校に比べ教育時間が短く経済的なメリットも大きい反面、運転免許取得後に実際の運転をする機会が少ない場合はペーパードライバーになってしまいがちです。自動車の運転は人命の安全にかかわる行為であるだけに、切替制度の利用は、メリット・デメリットをしっかり見極めて行なうようにしましょう。
手続き |
手続きに必要なもの |
<申請場所> ・日本での住所地の都道府県警察の運転免許センター等
<条件> 韓国の運転免許取得後、通算で3ヶ月以上韓国に滞在 ※代理人による申請は認められていません |
・パスポート ・本籍(国籍)記載の住民票写し ・(外国籍の場合)在留カード等の身分証明書 ・写真(2.4×3cm) 1枚 ・韓国の運転免許 ・韓国免許に対する翻訳公証(全国のJAFで発給 3,000円 ) ※韓国籍の場合は在日韓国領事館で発給可 400円 ・手数料 4,250円 ※普通自動二輪車(小型)の同時申請時 7,500円 |
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