韓国旅行「コネスト」 「四大陸フィギュアスケート選手権」2008レポート | 韓国のスポーツ | 韓国文化と生活
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「四大陸フィギュアスケート選手権」2008レポート

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更新日:08.02.19
フィギュアのスーパースターが韓国に集結!
2008年2月11日~17日、京畿道(キョンギド)高陽市(コヤンシ)にて、「四大陸フィギュアスケート選手権」が開催されました。この選手権は、国際スケート連盟によって毎年各国で行われているフィギュアスケートの国際大会。アフリカ、アジア、アメリカ、オーストラリアの、ヨーロッパを除く世界各国の選手が出場します。
韓国というと、浅田真央選手のライバル、キム・ヨナ選手がいることで有名。韓国では女子シングルの観覧チケットが、発売開始から1時間で完売してしまうという異例の事態にもなりました。
真央・ヨナに加え、安藤美姫や高橋大輔という世界トップレベルの選手もやってくるということで、コネストスタッフも大興奮で高陽行きを決定したのでありました。

キム・ヨナ、突然の出場辞退…
しかし!大会4日前に、残念なニュースが飛び込みます。ほぼ出場が確定していたキム・ヨナが、左股関節部位の負傷のため、出場を断念したのです。浅田真央との競演を見ることができなくなったのはとても残念ですが、今は治療に専念して、3月の世界選手権までには元気になって欲しいですね。
◀ シニアデビュー当時のキム・ヨナ

いざ、会場へ!ヒロイン不在の会場の雰囲気は?!
コネストスタッフが「高陽オウルリムヌリ」のアイスリンクを訪れたのは、16日。フィギュアスケートの花・女子シングルのフリーの試合日です。韓国の国民的スター、キム・ヨナの欠場でどうなるか心配していましたが、競技開始前から会場内は観客でびっしり!満席状態でした。
特に目立っていたのが日本の選手の応援。はるばる日本から応援にやってきた人もいますし、韓国人の中にも熱心なファンがいるようでした。
それにしても、1年半前ソウルで取材したスーパスターオンアイスの時とはあまりにも違います。その頃はキム・ヨナが出場していたというのに空席だらけ、取材陣も全然いませんでした。つい最近まで、韓国ではフィギュアスケートというとマイナーで、一般の人はほとんど関心がなかったのです。それが今ではキム・ヨナはもちろん、そのライバル「アサダ・マオ」についても、知らない人はいないほどです。そう、今、韓国ではかつてないほどにフィギュアスケートへの関心が高まっているのです!

女子シングル・フリー、最終グループの6人が登場!
競技開始から3時間、18人が滑り終え、いよいよ最終グループへ!前々日に行われたショートプログラム(SP)の結果が最も良かった6人が滑ります。ここからは緊張感や興奮度もぐんと高まり、雰囲気も一段とヒートアップします。SP1位の浅田真央、2位の安藤美姫、6位のキム・ナヨン、待ちに待った注目選手たちの登場です!

トリプルアクセルで圧勝!ミラクル真央、完全復活!
大歓声の中、最終グループ2番目に登場したのは、浅田真央。トリプルアクセル(三回転半)を完璧に決め、合計193.25点で優勝を決めました。今季ずっとミスが続いていましたが、この日は新調した衣装に身をまとい、すばらしい演技で魅せてくれました。演技終了後に満面の笑顔が見られたのは、今季では久しぶりです。
「キス&クライ(得点発表を待つ場所)」では、「カムサハムニダ~」「アンニョンハセヨ~」と挨拶、会場がどっと沸きました。

2年ぶりに4回転を解禁!ミキティは3位に
2006年ソウルで行われた「スーパースターオンアイス」で、負傷のため出場することができず、韓国語で「次は滑りたい」と挨拶していたミキティが、その言葉通り韓国ファンの前に帰ってきました!最終滑走で登場したミキティは、真央ちゃんを上回るほどの大声援。公開練習で成功した4回転ジャンプは、残念ながら本番で失敗。しかしトリノオリンピック以来2年ぶりに大技に挑んだことへの意義は大きいですよね。

キム・ヨナだけじゃない!キム・ナヨン、堂々4位!
韓国では「第2のキム・ヨナ」と期待されているキム・ナヨン選手。シニアの国際大会では初舞台になりますが、なんと4位という快挙!カタカナにするとキム・ヨナと名前が似ていますが、お間違えないように。韓国期待のホープ、今後どう化けるか?要チェックです!

ジャンプに失敗した安藤美姫を抜いて、銀メダルを獲得したのは、カナダのジョアニー・ロシェット。SP3位からの逆転です。その他、日本の村主章枝選手も出場しましたが、惜しくも10位に終わりました。 また、在日コリアンの金彩華(キム・チェファ)選手も出場、結果は16位でしたが、韓国の観客から注目を浴びていました。17日のエキシビジョンにも特別参加しています。
ジョアニー・ロシェット(2位) 金彩華(16位) 村主章枝(10位)

表彰式&インタビュー
表彰式では、3選手とも終始笑顔。ミキティが真央ちゃんを抱きしめる光景もありました。真央ちゃんは優勝インタビューで今一番頭に浮かぶ人と聞かれ「(愛犬の)エアロ」と即答し、おちゃめな一面を見せていました。
終了後も、テレビによるインタビュー、サイン攻めなどで大忙しの真央&美姫。しかし、両選手とも、試合の疲れを全く感じさせず、むらがるファンに丁寧に応じ、「カムサハムニダ」と声をかけてあげていました。その誠実で明るい姿に感心!会場の外は、「出待ち」のファンであふれ返りました。
大変な騒ぎの中、プレスだけのインタビュー会場で、やっと両選手をつかまえることができました!
浅田真央選手は「トリプルアクセスが決まったのが嬉しかった。世界選手権でのライバルをあげるならキム・ヨナと安藤選手だが、リンクの上では自分の力をつくすことだけを考えたい」とのこと。ちなみに韓国では焼肉がおいしかったそうです。
安藤美姫選手はやっぱり4回転の失敗が悔しかったそうですが、久しぶりに大技に挑んだためか、表情は晴れ晴れしていました。二人とも、韓国のファンの声援がびっくりするほど大きくて力になったというのが共通していました。

コネストスタッフのサイン&写真にも応じて下さった両選手、忙しい中ありがとうございました!

銀盤の祭典!上位入賞者によるエキシビジョン
翌日は、スターたちによる華麗な祭典、エキシビジョンが韓国SBSの生中継で行われました。試合と違ってルールがないため、照明やBGM、衣装などが全て自由。選手たちの違った一面をみることができるのが魅力です。会場は前日に続き満席!非常にノリも良かったです。最後は出場者全員によるフィナーレで、豪華な夜となりました。
レナ・イノウエ&ジョン・ボールドウィン(カナダ)
ペア4位
キム・ナヨン(韓国)
女子シングル4位
ステファン・キャリエール(カナダ)
男子シングル4位
安藤美姫(日本)
女子シングル3位
韓国伝統の扇の舞 張丹&張昊(中国)
ペア2位
クィン・パン&ジャン・トン(中国)
ペア1位
テッサ・ヴァーチュ&
スコット・モイア(カナダ)
アイスダンス1位

エキシビジョンのトリは日本の高橋大輔選手。男子シングル世界歴代最高得点で優勝に輝いただけあって、この日のヒーロー的な扱いでした。激しくパワフルなスケーティングは圧巻!それにしても登場の時に「大事なのは身長ではなく心臓だ!」なんて紹介されてウケていましたが、良かったのでしょうか・・・

今回、日本の選手にも、韓国ファンが惜しみない声援をおくっていたのが印象的でした。
特に浅田真央選手はキム・ヨナのライバルと言われるだけあって、注目度ナンバーワン。韓国滞在中、テレビ番組への出演や、様々なメディアのインタビューがありましたが、常に笑顔の真央ちゃん、ライバルとはいえ好意的に報道されていました。

今回は日本勢の活躍が目立ちましたが、韓国でもキム・ヨナ選手に続けと、続々と有力選手が育っています。将来日本のライバルになること必至の韓国フィギュア界、今後ご注目ください!

韓国旅行おトク情報
掲載日:08.02.19
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