韓国旅行「コネスト」 浦和レッズ VS 城南一和 観戦リポート | 韓国のスポーツ | 韓国文化と生活
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浦和レッズ VS 城南一和 観戦リポート

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浦和レッズが韓国にやってきた!
10月3日、韓国は開天節(ケチョンジョル)と呼ばれる建国記念の日。今年は、前日の2日からノ・ムヒョン大統領が北朝鮮を訪問していることもあり、南北和平の動向に国民の注目が集まった祝日となりました。

さて、そんな祝日に、実は「日韓」がキーワードとなる一大イベントがあったのです。それは、アジア最強のサッカークラブを決めるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝、城南一和(ソンナムイルァ)(韓国)VS浦和レッズ(日本)の試合です。今回はホーム・アウェイ方式の第1戦として韓国の城南(ソンナム)市で試合が開かれたのでした。

2週連続で韓国入りのレッズ
実は、浦和レッズは、その先週の9月26日にも韓国に来て試合をしていました。同じくACLの準々決勝、全北現代(チョンブッヒョンデ)(韓国)VS浦和レッズの第2戦が全州(チョンジュ)のワールドカップスタジアムであったのです。この時は、日本の第1戦で2-1で勝利を収めていた浦和レッズが、荒れた試合となったにも関わらず、第2戦でも2-0と危な気ないスコアで準決勝進出を決めました。
全北戦に集った浦和サポーター(9月26日の試合) ▶

アジアを刺激する浦和サポーター
その前回の準々決勝で、韓国は驚愕しました。なぜなら、4000人とも言われる、あまりにも多くの浦和サポーターが全州のスタジアムを訪れ、熱く美しい応援を繰り広げたからでした。ちょうど秋夕(チェソッ)の最終日とあって、交通渋滞が予想されていたにも関わらず、日本からはるばる訪れた浦和サポーターたちに、全州のチームもサポーターも驚いたと言います。
今年、浦和レッズは、初出場のACLでアウェー戦で訪れる各地で、このような衝撃を与えつつ、ここまで勝ち残ってきました。浦和レッズは、単にチームが勝ち進むという勝敗の話だけではなく、サポーターの応援がアジアのサッカー文化に大きな刺激となっているのです。
さて、今回は、どれくらいの人数でどんな応援を繰り広げるのか、韓国メディアも注目する試合となったのでした。
選手が練習に姿を現したときから、もう応援が始まります。全員総立ちで拍手 アウェー側のスペースは、人がいない場所まですべて浦和色に染まります 選手を励まし労る、試合終了後の風景

いざ、スタジアムへ!

川を渡る橋からはスタジアムが
今回のレポーターのチュンは、日本から来た浦和サポーターの方々と一緒にスタジアムに向かったのでした。実は、このコネストレポーター「チュン」、Jリーグの草創期からの熱烈な浦和ファンで、韓国に住みながら今回の試合開催を聞いて、韓国でレッズを応援できる喜びに震えていたのでした。

スタジアムに行くまでの道筋はあまりにのどかです。地下鉄盆唐線(プンダン)線の野塔(ヤタッ)駅から歩いて10分強といった距離でしょうか。駅の3番出口を出て少し歩くと川があり、川を渡ってすぐのところにスタジアムがあります。途中で、競技場の照明塔も見えてくるので、道に迷うことはない簡単なアクセスのスタジアムです。
しかし、街の雰囲気からは全然サッカーの一大イベントが行われる気配は感じられません。今日はどれくらいの観客になるのでしょう。
さて、一行がスタジアムに着いたのは、4時前。キックオフは7時からなのですが、開場が4時半なので開場しだい入場しようという考えなのです。それまでに切符を購入し、開場に備えます。

両サポーターの様子は?
入場後、スタジアムを見ると城南側はまだ全然人がいません。対して浦和側はもう人でにぎわっています。キックオフ2時間以上前とは言え、やはり、この違いは歴然です。万全の準備を整えるレッズサポーター。そして、まったく人気のない城南側。これは応援スタイルの違いなのでしょうか?それとも、サッカー人気の違いでしょうか?あまりに対照的で興味深いです。

試合開始直前になると、やっとスタジアムが埋まり始めました。うわさによると、先週のレッズのサポーターの数に脅威を感じて、城南が無料招待券を配ったとの話もあります。ともあれ、スタジアムは7割くらい埋まり、総勢1万3千人ほどの観客になりました。

また、安全のために、ホームの城南サポーターとアウェーの浦和サポーターは物理的に隔てられていて、その境界となる部分には、警官隊による人の壁が出来ていました。
開場後、速やかに応援の
準備を始める浦和サポーター
開場時間すぐの城南側席
こんな大きな旗まで日本からもってきたとは! 観客の安全を確保するため、分離ゾーンを設置

試合の行方は?
試合は、一進一退の激しい攻防が90分間繰り広げられました。
先制したのは、ホームの城南。前半10分にモッタ選手がゴールを決めます。歓喜に湧く城南サポーター。逆に浦和サイドは選手たちを鼓舞するように応援の声を強めます。後半7分には浦和の田中達也選手が同点ゴールをヘディングで決め、逆に浦和サポーターが湧きかえります。さらには、後半20分に浦和のポンテ選手がPKを決めて、勝ち越しゴール。城南サポーター側の元気がなくなってきました。しかし、城南もさすがは韓国Kリーグチャンピオン。終了が見えてきた後半36分にキム・ドヒョン選手、キーパーがセーブしたこぼれ球を押し込み同点とします。結局、試合はお互いしのぎを削りあい、2対2で終了しました。
先制点を決めた城南のモッタ選手 1-1に追いつく同点ゴールの後、駆け出す浦和の
田中選手と、ともに喜ぶ長谷部選手
激しい空中戦を見せる城南の選手と
浦和トゥーリオ選手
2-2の同点ゴールを喜ぶ城南の選手たち

おまけ:チャンポンズリーグ?
この画像をご覧ください。今回の試合の半券なのですが、地の色がオレンジで白い文字で"AFC CHAMP ONS LEAGUE" とあります。あれ?チャンピオンは、"Champion" と書くはず!?一字分スペースも空いてるようなので、なぜ"i" が抜けてしまったのか、非常に不思議です。この辺にも、韓国の脱力姿勢が伺えるのかもしれません。でも、チャンポンズリーグって名前だけ聞くと和みますね・・・。

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  最終更新日:07.10.05
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