日本にプロサッカーリーグの「Jリーグ」があるように、韓国にも2部制からなる「Kリーグ」が存在します。韓国でもサッカーは野球に次ぐ人気スポーツなだけあって、試合会場は常に熱気に包まれます。特にW杯などで情熱的な応援を繰り広げる代表チームのサポーター、「 赤い悪魔(プルグンアンマ、レッドデビル)」が有名ですが、試合中の雰囲気や応援スタイルなど、日本との違いが気になるところ。
そこで、コネストでは2016年11月2日に「 ソウルワールドカップ競技場」で行なわれたKリーグ1(当時の名称はKリーグ・クラシック)の「 FCソウル」対「全南(チョンナム)ドラゴンズ」の試合を実際に観戦してみました!
ちなみに、「FCソウル」は「サンフレッチェ広島」で名を馳せた高萩洋次郎選手も所属していた強豪チーム。海外で活躍する日本人選手の存在に、心踊りました。
ソウルワールドカップ競技場は駅前でアクセス抜群!
2番出口から出ると姿を現す、「ソウルワールドカップ競技場」。「FCソウル」の横断幕が掲げられているのを見つけ、テンションUP!
- ソウルワールドカップ競技場
- 韓流コンサートも開催!韓国サッカーKリーグ「FCソウル」のホームスタジアム
- ソウル > 金浦空港・ソウル西部
競技場前でチケットを購入!
階段を上り、「TICKET BOX」と書かれた 発券所へ
チケットを購入。
発券所は韓国語オンリーですが、一般席は自由席となっていてもともと細かい指定はできないので、「イルバンソッ(一般席)」と席の種類を伝えるだけでOKです
チケットGET!
今回一番ポピュラーかつお値段も手頃な一般席をチョイスしました
※再入場不可
※試合開始2時間前に開場。人気ゲームの場合は席が早く埋まるため、早めの入場をオススメします
気になる「FCソウル」チケット価格 ※2022年5月時点
チケットは当日発券所で購入する場合、現金またはカードで支払い。座席は一般席、東側指定席、西側指定席、VIPテーブル席、ファミリーテーブル席などがあり、もっともポピュラーな一般席の価格は、大人1人16,000ウォン(中高生13,000ウォン、小学生7,000ウォン)と比較的リーズナブル。
また、追加料金でチキンとビールがもらえるゾーンや、眺めの良い「SKY LOUNGE(スカイラウンジ)」もありました。
その他、ホーム全試合の観戦に加えてプレゼントがついてくる、サポーター向けのシーズンチケットも。チケットの詳細は、「FCソウル」公式サイトで確認できます。
在住者向け☆「FCソウル」会員になれば、割引制度もあり!
チケットは現場購入に限らず、「FCソウル」公式サイト(韓国語)にて会員登録後購入し、当日引き換え券を持参しチケットを受け取ることも可能。
さらに、「FCソウル」会員登録及びメンバーシップカード(GS&POINT)の登録を行なえば、一般席、東側指定席、西側指定席、VIPテーブル席、ファミリーテーブル席のチケット5種類を対象に、1枚2,000ウォンOFFの会員価格で一人につき2枚まで購入することができます。
サッカー観戦を盛り上げる応援グッズをチェック♪
競技場前にある「公式グッズショップ」
タオルマフラーやチアホーン、ユニフォームを着たテディーベア、選手のサイン入りサッカーボールなどいろいろ♪
「FCソウル」のマスコットキャラクター、SSID(シード)のバルーン型応援棒も
試合開始前に余裕がある場合は、地下鉄6号線ワールドカップ競技場駅2番出口前に位置する「 FCソウル FAN PARK(ファンパーク)」の見学もオススメ!
「FCソウル」のオフィシャルショップで、ユニフォームやタオルなどの応援グッズが揃っている他、 併設の「FAN CAFE(ファンカフェ)」では各種ドリンクや軽食も扱っています。
サムギョプサルでサッカー観戦!?SNSで人気の屋台グルメ
競技場前には、ホットドッグや焼き鳥などの軽食からピザ、ステーキ、 サムギョプサルなどちょっとしたご飯まで揃う「FCソウル フードパーク」があり、全て競技場に持ち込めるようになっています。
種類が豊富でどれにしようか迷いつつ、SNSで人気の「サムギョプサルBBQプレート」(7,500ウォン)を食べることに。ちなみに、取材時は零下と冷え込んだため、蒸したて熱々の マンドゥ(餃子)もよく売れていました。
ちなみに、競技場1階に大型スーパー「 ホームプラス(homeplus) ワールドカップ店」があるので、そちらで食べ物を購入する人も多々見られました。
注文・支払いはお店ごとではなく、先払いで一括して行なう専用の場所へ行きましょう(韓国語のみ、現金またはカードで支払い)
支払いを済ませたら、レシートを受け取りお目当ての屋台へ
注文を受けてからの調理!「ジュージューッ」と音を立てながら、美味しく焼き上がる様子を見守ります♪
待ちに待った「サムギョプサルBBQプレート」を受け取り、「カムサハムニダ~」
分厚いサムギョプサルに加え、サイドにフライドポテトも付いてボリュームたっぷり
お腹が空いていたので、一口ぱくりっ。残りは試合を見ながらいただきました☆
※コロナ禍の影響で現在FCソウル フードパークは運営しておりません。なお、競技場内での飲食は可能です。
試合中はファンやチアリーダーの応援で一体化!
試合はもちろんのこと、応援合戦も迫力満点。
韓国ではバックスタンドにマイクや音響設備を駆使した派手な応援を繰り広げるチアリーダー軍団がいるので、初心者でも楽しみやすくオススメです。
なお、一般席はバックスタンドとサポーターが集まるサイドスタンドとを自由に行き来できるので、空席があれば両方の雰囲気を味わってみることも。
チアリーダーによる応援でにわかファンも楽しめるバックスタンド
バックスタンドではチアリーダーを中心とした応援席もあり、掛け声や応援歌などをプラカードで分かりやすく教えてくれるので、初めてでも応援の輪に加わりやすく、楽しめます。さらに、ゴールが決まると花火も上がり、大盛り上がりでした♪
次の応援選手は「コ・グァンミン」!
チアリーダー
マスコットキャラクターのSSID
熱心なサポーターが集まるサイドスタンド
日本ではゴール裏でサポーターが太鼓などを使って応援するのがスタンダードですが、FCソウルも同じく、ゴール裏ではサポーター「守護神(スホシン)」が応援歌を歌いながらチームを鼓舞します。
「ゴール!」
電光掲示板に表示される「FCソウル」応援ソング
「FCソウル」ファンの子どもも大声で応援。気合が入ってます!
「頑張れ~っ」
さすがACL(アジア・チャンピオンズ・リーグ)の常連。外国人ファンも多し!
ハーフタイムには、各種イベントも
前半戦終了後のハーフタイムには、応援団の人が観客席に向ってサイン入りボールを投げるなど各種イベントも。
しかし15分間と時間が短いため、トイレ休憩しに行く人や食べ物を買いに行く人が多く見られました。
試合情報はKリーグ公式サイトでチェック
日本のJリーグと同じで、3月上旬~12月上旬頃まで開催されるKリーグ(年度によって多少の変動あり)。全体で23チームあり、Kリーグ1の12チームとKリーグ2の11チームに分かれています(2022年5月時点)。
試合日程や場所については、Kリーグや各チームの公式サイトで確認することができます。
【関連情報】
Kリーグ公式サイト(韓・英)
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