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韓国の祝祭日

ハングゲ コンヒュイル / 한국의 공휴일
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旅行前に確認したい韓国の祝祭日
「行きたいお店は祝日が休みだった」「祝祭日の特別行事に参加したい」など、旅行の際、韓国の祝日・休日を知っておくと便利。いつどの時期にどんな祝祭日があり、韓国国内では何が行なわれるのか紹介します。
韓国の公休日
日本で祝日とは、一般的に法律で定められた日曜日を除く休日「国民の祝日」のことを言います。その他に法律で定められていませんが宗教色のある記念日を意味する「祭日」という言葉が便宜上使われています。

一方、韓国の祝祭日は大きく2つ。

1つ目は、三一節のような国家的な慶事を祝う国慶日(クッキョンイル、국경일)。現在、 三一節(3月1日)、制憲節(チェホンジョル、7月17日)、光復節(8月15日)開天節(10月3日)ハングルの日(10月9日)の5日間、ただし、制憲節は休みではありません。

2つ目は、大統領令で休日と定めたた公休日(コンヒュイル、공휴일)。

国家機関や公的機関にのみ適応する休日で、国民全体の休みは法律で定められていません。民間企業は慣例上、公休日に合わせて休暇を取っていましたが、2020年1月1日からは民間企業も有給休日の義務化が開始。企業の規模によって徐々に適用していくとされています。
1月1日 新正
新暦のお正月。韓国の伝統では旧暦の正月を盛大に祝います。新正(シンジョン)は日本の植民地時代に同化政策の一環で取り入れられた祝祭日です。

日本では年末年始にかけてお正月休みがありますが、韓国の場合は1月1日のみ休み。1月2日から会社に行くためお正月気分はあまり味わえません。ただし鍾路(チョンノ)の「普信閣(ポシンガッ)」では除夜の鐘付きイベントが行なわれます。
かつては、韓国でも年末または旧正月前に年賀状を送り合う習慣がありました。しかし近年では、SNSやメッセンジャーアプリケーションを使って挨拶を済ませる人が増えてきています。
旧暦1月1日 旧正月
韓国の伝統的な名節の1つでソルラルとも呼ばれます。日にちは1月末から2月中旬ごろ。旧暦のため日程は毎年変わります。当日とその前後の2日間を含む3日間が休みになります。

ソルラルにはチマチョゴリ(韓服)を着て親族や隣人に挨拶をしたり、先祖をまつる法事、祭祀(チェサ)を行なうのが伝統的な風習です。
連休中、多くの飲食店や商店は休みに。また観光地などではユンノリといった伝統遊びを体験できるイベントも開かれています。この期間に旅行を計画する場合、あらかじめ休業・イベント情報を確認しましょう。
3月1日 三一節
1919年3月1日、日本の植民地支配に抵抗して、独立の意思を世界に示した運動を記念した日。国慶日の1つで街中や家庭でも国旗が掲げられます。

当日は独立宣言書が読まれた「パゴダ公園(現在のタプコル公園)」のある鍾路をはじめ「光化門(クァンファムン)広場」「ソウル駅前」「独立記念館」など様々な場所で記念式典を開催。多くの人々が集まります。
この日、日本人旅行客は不利益を受けるのではと心配になる人も。しかし、旅行を控えるほどではなく、普段通りの旅行を楽しめます。ただ、デモが行なわれる場所には無防備に近づかないほうがいいでしょう。
5月5日 子どもの日
子どもが健やかに育つよう、子どもに対する愛護精神の向上のために指定された日。

エバーランドロッテワールドなどテーマパークは、子ども連れの家族で賑わいます。「国立中央博物館」や「オリニ大公園」など、多くのスポットで子ども向けのイベントが開催されます。イベントは予約なしに無料で楽しめるものもあります。
子どもの日に合わせ、子どもにおもちゃを買い与える家庭が多く、大型マートやおもちゃ屋には、子どもに人気のおもちゃがずらりと並びます。
旧暦4月8日  釈迦誕生日
釈迦の誕生を祝う日。韓国語で「お釈迦様が来た日(プチョニムオシンナル、부처님 오신날)という表現もします。

陰暦のため毎年日程は変わりますが、大体4月末から5月の初めです。この日が近づくにつれ、街の大通りや寺院の近くには仏の絵が描かれた提灯が飾られにぎやかな雰囲気に。

当日最大のイベントは、韓国仏教の最大祭典「燃灯祝祭(ヨンドゥンチュッチェ)」。仁寺洞(インサドン)の「曹渓寺(チョゲサ)」をはじめ江南(カンナム)の名刹「奉恩寺(ポンウンサ)」などソウル市内あらゆる場所で華やかな提灯を見ることができます。
日が暮れてからスタートするパレード「燃灯行列」が最大の見どころ。東大門(トンデムン)から曹渓寺まで続く一帯を彩る韓国内外の参加団体による色鮮やかな灯籠は、幻想的で一見の価値があります。
6月6日 顕忠日
国のために命を捧げた人の魂を追悼する日。

この日は街中や各家庭で国旗の弔旗掲揚を行ないます。また午前10時に1分間、韓国全土にサイレンが鳴り響きます。サイレンにはは護国英霊の冥福を祈り、黙とうを捧げるという意味が込められています。

当日は戦没者たちが眠るソウルの国立墓地「国立ソウル顕忠院」で韓国政府によって大々的な追悼行事が行われるほか、「戦争記念館」や「独立記念館」でも関連行事が行なわれます。

植民地支配や朝鮮戦争などを体験した、波乱に満ちた韓国の歴史を感じる1日です。
8月15日 光復節
1945年8月15日は日本の植民地支配からの解放、1948年8月15日は大韓民国政府の樹立を記念する国慶日。光を取り戻した日、国権を回復した日という意味で「光復節」と名付けられました。

当日は大統領が参席する慶祝式典が開かれ、テレビ中継も行われます。また、全国の自治体をはじめ「独立記念館」など多くの博物館、歴史資料館などで特別な行事や展示が行われます。
この日が近づくとテレビやネットで日韓歴史問題が取り上げられ、デモが行なわれることもあります。しかし、この日に特別に日本人に敵意を持つという韓国人はあまりいません。むやみにデモに近づかなければ、普段通り旅行を楽しめます。
旧暦8月15日 秋夕
韓国の代表的な名節。秋夕(チュソク)当日の前後、合わせて3日間が連休となります。

秋夕には旧正月と同様、親戚一同が集まり、墓参りや茶礼(チャレ)、祭祀などの法事を行ないます。また様々な観光スポットでは秋夕の催し物が行われ、韓国の伝統文化や伝統遊びに触れることができます。
旅行中の注意点は、ほとんどのお店が秋夕当日もしくは連休中にお休みをとること。旅行前に休業情報を確認しましょう。

また帰省ラッシュのため、高速鉄道KTX高速バスなどのチケットは、特別販売期間を設けています。ソウル市内での食事や観光、ショッピングに困ることはありませんが、この時期に韓国の地方旅行を計画することは難しいでしょう。

また、近年では連休を海外で過ごす人も多く、仁川国際空港など空の玄関口は非常に混み合います。
10月3日 開天節
韓民族最初の国家である古朝鮮建国を記念した国慶日。

伝説上の朝鮮民族の始祖「檀君神話(タングンシナ、단군신화)」に基づいた祝日です。名前には「檀君が天を開いて国を建てた」という意味がこめられ、韓国にとってより特別で象徴的な意味があります。

開天節には韓国国旗の掲揚が奨励されていて、街では太極旗(テグッキ、태극기)が掲げられます。ソウルの「景福宮(キョンボックン)近くにある「社稷(サジッ)公園」で行なわれる大祭典をはじめ、毎年10月3日には韓国各地で開天節の記念行事が開かれます。

「開天節」をテーマにした特別展示や体験ブースを設置する博物館や美術館も。韓民族の始まりを知ることができる大切な祝祭日です。
10月9日 ハングルの日
1443年に誕生した朝鮮半島の固有文字のハングルは、世宗(セジョン)大王によって創られました。

「ハングルの日」は世宗大王の功績を称え、ハングルの普及と研究を奨励する日として定められた国慶日です。

一時、公休日から外されていましたが、2013年に23年ぶりに休日となりました。ハングルの日の前後には、龍山(ヨンサン)にある「国立ハングル博物館」をはじめ全国で特別なイベントが開催されます。
ハングルの解説書「訓民正音」が世界遺産に登録されるなど、ハングルは貴重な文化遺産です。韓国語学習者でもそうでなくても、ハングルの日をきっかけにハングルに触れてみましょう
12月25日 聖誕節
イエス・キリストの誕生を祝う記念日で、クリスマスのこと。韓国には「基督誕辰日(キドッタンシンイル、기독탄신일)という表現もあります。

キリスト教徒が多い韓国では、クリスマスが祝日として定められており、キリスト教徒たちは聖堂のミサや教会の礼拝に参加します。

街中では日本と同様11月末からイルミネーションが夜を彩り、クリスマスのロマンチックな雰囲気を楽しむ多くの人々で街は活気に満ちています。
ちなみに夜の街を照らすイルミネーションは、クリスマスが終わり年が明けてもそのままの場合が多く、年末年始にかけても幻想的な輝きを楽しむことができます。
選挙の日は公休日、公的機関や学校がお休みに
5年に1度の大統領選挙や、国会議員の選挙が開かれる日。日本のように日曜日に行なわず、平日の水曜日に行ないます。

そのため選挙の日は、公的機関や多くの病院、会社が休みになります。

ただし、百貨店や市場などの商店は休まずに営業をする場合がほとんど。旅行や観光にはそれほど支障がありませんが、念のためお店にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
韓国ならではの民俗的風習が残る日
祝日ではありませんが、今でも伝統的な風習を受け継ぎ大切にされている日を紹介します。
旧暦5月5日 端午
旧正月や秋夕と並ぶ韓国の代表的な名節。田植えや種まきを終え、その年の豊作を祈願する日です。

日本にも「端午の節句」がありますが、韓国の場合、陰暦のため毎年カレンダー上での日にちが変わります。

現在は家庭で特別なことはせず、観光地で開かれる端午祭を通して伝統行事を体験できます。

有名な場所として、江陵(カンヌン)の「江陵端午祭」や南山(ナムサン)の「南山コル韓屋村」。菖蒲湯で洗髪したり車輪餅(スリトッ、수리떡)の試食、クネ(그네)と呼ばれるブランコ遊び、韓国相撲(シルム、씨름)大会など端午ならではの催し物や、伝統遊戯などに触れることができます。
旧暦1月15日  テボルム
年が明けて最初の満月が出る日を祝う名節。その年の豊作と人々の健康・幸せを願う風習があります。

デボルムにはクルミや栗、落花生など殻付きの果実を食べる習慣があり、殻を砕くことで悪鬼を追い払うといわれています。

その他、5種類の穀物を入れて炊いた五穀飯(オゴッパッ、오곡밥)に野菜や山菜などを和えたナムルなどを食べ健康を願います。
毎年「南山コル韓屋村」ではテボルムにちなんだ公演や伝統遊びが体験できる他、夜には願い事を紙に書き、わらや松の枝を積み上げた「月の家(タルチッ、딸집)」にくくり付け、燃やす「タルチッテウギ(딸집태우기)」が行なわれます。
12月22日頃 冬至
二十四節気中、22番目の節気で1年の中で最も夜が長く昼が短い日。この日は日本でも柚子湯に入ったりかぼちゃを食べたりする風習があります。

韓国で欠かせないものはあずき。あずきの赤色が厄除けの効果があると考えられていたため、あずき粥やあずきカルグクス、クルミ饅頭、あんまんなど、あずき入りの食べ物を食べます。

ちなみに韓国のあずき粥は日本の甘いお汁粉とは違って、味付けがほとんどされていない状態で提供され、塩や砂糖を好みで加えて食べます。旅行中、韓国で迎えた冬至を記念してあずき粥を食べてみてはいかがでしょうか。
4月初旬頃 寒食
「寒食(ハンシッ)」は、冬至から105日目の日。旧正月、端午、秋夕に並ぶ韓国の4大名節のひとつです。

寒食の当日は、秋夕と同様、祖先の墓参りをします。韓国のお墓は山の中にあることが多く、墓参りと同時に、芝生を植え替えるなどお墓の周辺を掃除し整えます。

また一定期間、火の使用を禁じているため、蕎麦などの冷たい料理を食べたり、季節のヨモギを使った餅や汁物を食べる習慣がありました。

ただし、最近ではお墓参りや祭祀を守る家庭はありますが、食に関する風習は失われつつあります。
もっと知りたい韓国の祝祭日
どんどん少なくなっていく祝祭日
韓国では休日の多さが経済発展に悪影響を及ぼすという懸念から、祝祭日は減少傾向にあります。

休日が集中していた10月初旬の「国軍の日(10月1日)」は、1991年より祝祭日から外されました。さらに2006年には「植木日(4月5日)」が、2008年には「制憲節(7月17日)」が祝祭日でなくなりました。

ただし記念行事が残っている記念日も。5年に1度、「国軍の日軍事パレード」が行なわれたり、「植木日」には自治体や各家庭で木を植える行事が催されます。
祝祭日によって振替休日がある場合も
以前は振替休日がなかった韓国ですが、2014年より振替休日制度が施行開始、さらに2021年に「公休日に関する法律」が国会で可決・改正され、振替休日の対象になる祝祭日が拡大されました。

全ての祝祭日ではなく、三一節(3/1)、旧正月、秋夕、こどもの日(5/5)、光復節(8/15)、開天節(10/3)、ハングルの日(10/9)が土曜日、日曜日と重なった場合、直後の月曜日が休日になる形で振替休日が適用されます。

飲食店やお店では、振替休日は休まない場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
新暦と旧暦が混ざった祝祭日。日にち確認には注意
韓国では中国同様、旧暦を重視します。旧暦は毎年カレンダー上の日付が変わるので、日本人観光客にはピンと来ないこともあるのでは。

あらかじめコネストの年間カレンダーで祝祭日をチェックしておきましょう。

また祝祭日のほかに、誕生日などを旧暦で祝う人も多いので、韓国の人に誕生日を尋ねる場合は、新暦か旧暦かを聞いてみるのもよいでしょう。
旧正月・秋夕中の旅行は特に注意
旧正月と秋夕には多くのお店が当日または3日間以上の連休で休業します。そのため旅行プランを立てるときは注意が必要です。ただ最近は、年中無休のお店も増えてきています。この時期に韓国へ行く場合は、事前に行きたいお店の休業情報をチェックしておくといいでしょう。
記念日には家庭でも国旗掲揚
韓国では一部の祝祭日および記念日で国旗である太極旗を街中、ビル、各家庭で掲げることを奨励しています。

三一節に制憲節、光復節、開天節、ハングルの日、国軍の日は太極旗掲揚。顕忠日には弔意を表すために弔意掲揚を行ないます。

旅行中、街中で太極旗が掲げられていたら、どんな日なのか調べてみても面白いかもしれません。
韓国旅行おトク情報
掲載日:20.03.14   最終更新日:21.07.21
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