韓国旅行「コネスト」 「スーパースターオンアイス」レポート | 韓国のスポーツ | 韓国文化と生活
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「スーパースターオンアイス」レポート

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更新日:06.09.20
氷上のスーパースターがソウルに集結!
2006年9月16・17日の両日、ソウル木洞(モクトン)アイスリンクにて、フィギュアスケートのGALAショー「現代カードスーパーマッチ2006」が開催されました。このショー、出場選手が半端じゃなく豪華なのです!オリンピック金メダリストのエフゲニー・プルシェンコとアレクセイ・ヤグディン、他にも日本の安藤美姫などなど、氷上のスターが集まったといっても過言ではないでしょう。
韓国というと、フィギュアスケートでの活躍はあまり聞きませんよね。しかし最近、韓国にも超有望選手が現れたのです。それが、キム・ヨナ選手。世界ジュニア選手権であの浅田真央ちゃんを押さえて1位に輝いたことで、日本でも大きく報道されました。今年からシニアデビューするとのことで、日本の女子シングル選手の大きなライバルになるのは必至の大注目選手です。

コネストスタッフもこんなイベントがなぜ韓国で?!と驚きましたが、現代カードが2014年冬季五輪の誘致をねらって、韓国の冬季スポーツのレベルをあげるために特別に企画したそう。韓国でこんなフィギュアスケートショーを見られるチャンスはめったにない!ということで、コネストスタッフも大興奮で取材に行ってきました!

はるばる日本からのファンも
会場は、梧木洞(オモッキョ)にある木洞アイスリンク。会場前の人だかりから日本語が聞こえるので、ソウル在住の方かと思って話しかけてみると、なんと日本からはるばるこのために来たのだそう。五輪前大会金メダルのヤグディン選手のファンで、日本各地からそれぞれ集まったのだとか。
会場に入ると、やや空席が目につきました。韓国ではフィギュアスケートははっきりいってとってもマイナーなスポーツ。一般の人はほとんど関心がないといってもいいでしょう。少し心配になりましたが、それでも開演時間が近づく頃には正面席はほぼ埋まりました。中には熱狂的なファンもいるようで、会場内はまるで満席のようにもりあがっていましたよ。地元韓国人のほうは今年の金メダリスト、プルシェンコ選手のファンが多いようです。

 
GALAショーとは?
GALAというのは、競技とは違い順位を競わないショーのこと。競技では、小道具を使わない、歌詞つきの曲を使わない、照明も禁止といった制約が多いのですが、ショーではそんなルールは一切なし。選手たちが審査員の目を気にせず自由に滑ることができます。メダルをねらうのではなく観客を楽しませるのが目的になるため、禁止されてるバックドロップを披露してくれたり、奇抜な衣装を着てきたりと、いろんな趣向を凝らしてくれます。
また、ライバル同士が共演したりするので、スターたちの珍しい組み合わせを見られるのも魅力です。

華麗なオープニング
ショーの前に残念な知らせが…。なんと安藤美姫選手が練習中に負傷したため出られなくなったとのこと。そのため舞台挨拶だけになりました。「次は滑りたいです」と韓国語で一生懸命話されていました。ロシアのイリナ・スルツカヤ選手も16日は事情によりお休みとなりましたが、他の選手は予定通り出演。3:30、出場者全員による華麗なオープニングショーから始まりました。SBSによる生中継でショーがスタート!

キム・ヨナ(韓国)
この日、一番の注目を浴びていたのが、キム・ヨナ選手。今回のショーがシニアデビューの初舞台となります。16歳ながら手足がスラリと長く、ドッキリするほど大人びています!美しくしなやかな滑りで、ライバルの浅田真央さんとはまた違う魅力です。イナバウアーも披露してくれました。ただこの日は共演者の錚々たる顔ぶれに緊張したのか、ジャンプのミスが目立ちました。韓国フィギュア界の期待の星、プレッシャーも並ではないでしょうが、今後も頑張ってほしいですね!

エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
韓国の若い女の子たちの一番人気だったのは、トリノオリンピックの金メダリスト、プルシェンコ選手。本年度の金メダリストとあって黄色い歓声の大きさも一番。1部ではオリンピックの時の演技を見せてくれましたが、2部ではショー用のプログラム「Sex Bomb」を披露。筋肉もりもりの特製衣装を着て、最後にはパンツ一枚で滑るという茶目っ気たっぷりの演技で会場を沸かせてくれました。

アレクセイ・ヤグディン(ロシア)
日本人のファンが最も目立ったのがコチラ、ソルトレークオリンピックで金メダルに輝いたヤグディン選手。1部では「Racimg」、2部ではソルトレークの時のシングルプログラム「Winter」を披露。世界一と言われるトリプルアクセルを目前で見ることが出来てコネストスタッフも大感激でした。

タチアナ・ナフカ&ロマン・コストマロフ組(ロシア)
アルベナ・デンコワ&マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)
お次はアイスダンス。派手なジャンプはありませんが、ステップや動きが優雅で美しい、氷の上の舞踏会。日本ではあまり馴染みのない種目ですが、タチアナ&ロマン組はトリノで金メダルだった有名選手なんですよ。アルベナ&マキシム組は目隠ししながら演技をして観客を驚かせました。

その他
他にもリレハンメルオリンピックの金メダリスト、オクサナ・バイウルをはじめ、有名選手が続々と華麗な滑りを見せてくれました。ペアの部では在米コリアンのナム・ナリさんが出場して注目を浴びていました。
オクサナ・バイウル(ウクライナ)
ナム・ナリ&
テマストクルス(アメリカ)
ブライアン・オーサー(カナダ)
ゲイリー・ビーコン(カナダ)

出演者全員によるフィナーレ
あっという間に2時間がたち、最後は出演者全員によるフィナーレ。ライバルで仲が良くないと言われているヤグディンとプルシェンコが、なんと肩を抱き合ってお互いを慰労する光景も見ることが出来ました。こんなことがおこるのもGALAショーならではです。
韓国はフィギュアスケートには関心がないと聞いていましたが、場内は常時すごい歓声で、韓国にも熱心なファンがいるんだなあ、と実感しました。

出演後にはインタビューが。キム・ヨナ選手は「ミスをしたのが残念だけど、最善をつくしたし楽しかった」とのこと。ロシアの両雄、プルシェンコとヤグディンも「韓国の観客の声援にびっくりした。信じられない!」と上機嫌でした。次に韓国に来てくれるのはいつになるかわからない!とコネストスタッフはこの隙にヤグディン選手(実は大ファン)にサインまでもらってしまいました…。
どちらかというと韓国ではマイナーなスポーツ「フィギュアスケート」ですが、これからキム・ヨナ選手がシニアの世界で活躍するようになったら、韓国内でも一気に関心が高まることでしょう。彼女を筆頭に韓国でも続々と有力選手が育ちそうです!日本みたいにブームになる可能性もありますよね。将来日本とライバルになるかもしれない韓国フィギュア、今後ご注目ください!

韓国旅行おトク情報
掲載日:06.09.20
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