夜明け前、漢江に昇る日の出を撮影するため傍花(パンファ)大橋付近の散策路を訪れた。
周辺に建物は見当たらず、眼前に広がるのは未舗装の道と草木が生い茂る川原のみ。
ふと地面に目をやると動物の足跡がそこここに見られた。
散策路を離れ川岸に足を向けると、すぐ間近に漢江が広がる。
朝焼けに染まる漢江と傍花大橋
京畿道(キョンギド)高陽(コヤン)市に位置する幸州(ヘンジュ)大橋のふもとには朝鮮時代から続く渡し場がある。現在、幸州大橋より西は軍事地域に属するため日没以降の漁業は禁じられている。
幸州大橋以西の漢江沿いは現在、韓国最北端のトレッキングコース「平和ヌリキル」の造成工事が進められている。
幸州大橋をさらに西へ進むと見えてくる金浦(キンポ)大橋
金浦大橋より下流は、南北を隔てる軍事境界線から2kmのDMZ(非武装地帯)。川沿いには有刺鉄線が延々と続き、一定区間ごとに哨所(歩哨の詰め所)が配置されている。
漢江は韓国北端の京畿道坡州(パジュ)市で北朝鮮から流れてくる臨津江(イムジンガン)と合流し、西海(ソヘ、黄海)へと向かう。
行楽を楽しむ家族の姿も、手を取り合い歩く恋人たちの姿も見かけられない漢江の景色。私たちの記憶にあるイメージとはかけ離れているが、これもまた紛れもない漢江の姿である。
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知られざる漢江の姿
たゆたう川の流れと共にソウル以西へ。都心部とは違う別の顔に出会う


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