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釜山グルメガイド!ご当地の有名な食べ物は?

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韓国の南東部に位置する大都市・釜山(プサン)は、首都ソウルに次ぐ韓国第2の都市で、日本の九州からも近く、日本からの観光客も訪問しやすい人気の観光都市です。市の東側・南側が海に面し、港町・ビーチとして発展してきました。

釜山旅行の楽しみの一つといえば「食」。

焼肉やチゲ、アワビ粥、参鶏湯(サムゲタン)といった定番の韓国料理も食べられますが、海の街・釜山ならではの海鮮料理や郷土料理を知っておけば、釜山観光を、より楽しめるというもの。釜山初心者からリピーターまで、釜山現地で食べたい有名な食べ物を予習・復習して、次回の釜山旅行の旅行計画に組み込んでみてください。
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釜山3大郷土料理
テジクッパ
テジクッパ」は、釜山や密陽(ミリャン)など慶尚道(キョンサンド)地方の郷土料理です。

韓国語でテジは豚、クッパはスープご飯を指し「豚肉を煮込んだスープご飯」という意味の料理です。

グループ旅行でも韓国ひとり旅でも食べられ、朝食から夜のお酒のおつまみまで幅広いシーンで食べられます。

釜山市内各地に専門店があり、観光客には繁華街・西面(ソミョン)にある「テジクッパ通り」の各店舗が特に人気です。
ミルミョン
ミルミョン」は、「小麦粉(ミルカル)」と「麺(ミョン)」を組み合わせた料理名です。

朝鮮戦争による食糧難の時代に、 北部からの避難民たちが米軍から配給を受けた大量の小麦粉を使って、故郷の冷麺のような麺料理を作れないか、と開発してできたのが「ミルミョン」のはじまりだと伝えられています。

メニューは冷麺のように、汁が多く比較的辛くない「水ミルミョン(ムルミルミョン)」と、コチュジャン(唐辛子味噌)ベースの辛い「混ぜミルミョン(ビビンミルミョン)」の2つに分かれており、食べやすい大きさにハサミでカットして味わいます。
ナッコプセ
ナッチ(テナガダコ)、コプチャン(ホルモン)、セウ(小エビ)の頭文字を取って名づけられたピリ辛のタコ鍋料理で、タコ炒めを指すナッチポックンなどとも呼ばれます。

丼に入ったご飯にかけてビビンバのようにして食べても良し、韓国焼酎のおつまみにも良く合います。インスタントラーメンやうどんなどの麺も追加して味わうのが韓国式です。
海鮮料理
お刺身・海鮮鍋
韓国でも刺身を食べる風習があり、ヒラメ(韓国語でクァンオ)、クロソイ(韓国語でウロッ)などの白身魚が一般的です。

日本同様に刺身醤油で食べるほか、チョジャンと呼ばれるお酢入りの唐辛子味噌に付け、焼肉のようにサンチュなどの葉野菜に他のおかずと一緒に包んで食べるのが韓国式。

市場などで魚一匹を買ってさばいてもらう場合、魚のアラは海鮮鍋にするようにもらえるので、市場内の食堂に入店したら、アラ・刺身ともにお店のスタッフに渡して調理してもらいましょう。
テグタン
テグは真鱈(マダラ)、タンはスープ料理を指し、「タラ鍋」と訳されるメニューで、辛くないチリ鍋を指します。

たらのプリプリの身はもちろん、コクのある透明なスープはご飯との相性ピッタリ。グループ旅行では大鍋で、おひとりさまでは一人前用の小鍋で食べられます。
蟹料理
韓国の東海岸は、ズワイガニ(韓国語でテゲ)漁でも有名です。

釜山では、北部にある機張(キジャン)エリアが蟹で有名で、鉄道の機張駅前に広がる「機張市場」にはカニ専門店が軒を連ね、ズワイガニ、タラバガニ、ロブスターの蒸し料理が美味しいと人気です。
ヌタウナギ
蟹と同じく機張で有名なウナギ料理で「機張コムジャンオ」と書かれた看板を釜山では良く目にします。

ヌタウナギは海底に生息しており、韓国では食用としてよく食べられ「コムジャンオ」と発音。

ヌタウナギはピリ辛のコチュジャンベースにして、鉄板の上にアルミホイルを敷いて焼いて食べるのが一般的で、韓国焼酎のおつまみに好まれます。
肉料理
冷菜(ネンチェ)チョッパル通り
韓国の豚足料理を「チョッパル」と呼び、ソウルをはじめ各地で食べられますが、釜山のチョッパルは一味ちがいます。

一枚一枚薄くスライスされた状態で出されるのと、野菜と一緒にからし酢で和えた冷たい「ネンチェチョッパル」という独自のメニューがあるのが特徴です。
草梁(チョリャン)テジカルビ通り
釜山港で働く労働者が、仕事を終えて自宅に帰る途中に軽く一杯するのに良い立地にあり、韓国の高度経済成長にあわせて港湾施設で働く人も増加すると、1980~90年代の全盛期の時は連夜、活気があったと伝えられています。

現在でもテジカルビ(豚カルビ)1人前が1万ウォン台からと比較的リーズナブルな価格でお腹いっぱい焼肉が食べられる場所として知られています。
老舗店
釜山にも老舗店はたくさんありますが、主に南浦洞(ナンポドン)釜山駅西面(ソミョン)にかけて古い店舗が残っており、テジクッパの老舗店は1940年代にオープンしたお店が残っています。

「朝鮮紡績」の工場で働く労働者を相手にふるまっていたタコ炒め店も工場前に1960年代から登場。

同時期に、朝鮮戦争の際にアメリカ軍からもたらされた小麦粉を使って開発したミルミョンなどのお店が1960年ごろから増え始めた、というのが釜山ならではの食の歴史です。
屋台メニュー
釜山おでん(オムッ)
釜山のオデンは「オムッ(어묵)」と呼ばれ、魚のすり身をさつま揚げのような練り物にして串に刺したものです。新鮮な海の幸が味わえる釜山のオムッは美味しいと人気です。1950~60年代から営業を開始した有名店が人気です。
釜山トッポッキ
釜山のトッポッキは「太さ」と「色の濃さ」が他都市のトッポッキと異なることで知られています。太く大きいお餅は、食べやすいサイズにハサミで切ってから、よく噛みながら味わいます。

そして濃い赤色のソースは一見、とても辛く見えますが、水飴が使われているため、見た目ほど辛くはなく、辛さの中に甘さが感じられると同時にとろりとした食感に仕上がっています。
釜山3大老舗ベーカリー
ペックダン
1959年に営業をはじめ、60年以上の歴史を持つ釜山で現存するパン屋の中で、最も古いお店として知られています。釜山駅の隣駅・中央(チュンアン)駅の「40階段」近くに位置。トウモロコシをふんだんに使った「クロイズン」、「パイ饅頭」「よもぎ食パン」が人気です。
B&C製菓
1983年に南浦洞で開業したパン屋で、韓国5大パン屋のひとつに挙げられるほど全国区になった有名ベーカリーショップ。「パイ饅頭」「チボンデュ」「モンブラン」などが人気商品です。
OPS
1989年に南川洞(ナムチョンドン)でスタートしたOPSは、釜山各地に店舗をかまえるチェーン店に成長しました。

「Our Peaceful Smile」の頭文字を取って、真心を込めた手作りのパンで顧客に笑顔を届けることをモットーに釜山市民を中心に末永く愛されています。
釜山カフェ
カフェ天国とも呼ばれる韓国。釜山にも数えきれないほどのカフェがあり、海辺のカフェや海が見える展望カフェ、古くなった工場をリフォームしたカフェなどが特に人気です。

各地に「カフェ通り」もあるので、最寄のカフェ通りのお店に入って、ドリンクとデザートで一息いれてみませんか?
釜山にはまだまだ有名なグルメ、飲食店通りがたくさんありますが、代表的なものをピックアップして紹介しました。次回の釜山旅行の際に食べたい食べ物は見つかりましたか?実際に食べてみた感想など、お店の口コミにお寄せください。
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  最終更新日:22.07.21
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