授業開始に先立って韓国に入国。語学学校では授業開始前に、レベルテスト(分班試験)、オリエンテーションなどが行われるのが一般的です。日程や順序などは様々なので、自分が通う学校のスケジュールをあらかじめ確認しておきましょう。
レベルテスト
語学を学ぶ際は、自分の実力にあったレベルの授業を受けることが大切。語学学校では、授業開始前に学生の実力を確認し、適切なレベルに振り分けるためのレベルテストを行います。レベルテストが行われる日程は授業開始の5日前から当日まで、学校やコースにより様々です。
各学校でやり方は異なりますが、長期の場合は通常筆記テストと口頭試験で決められます。レベルに関してはテストを受けた際に教えられることもありますが、クラス編成に関しては後日、または授業開始当日に掲示板に貼りだされるなどして発表されることが多いです。
レベルテストに関するQ&A
Q.レベルテストは必ず受けなくてはいけないの?
A.韓国語について勉強したことがなく文字も読めないという全くの基礎からはじめる場合はレベルテストを受けなくてもいい場合もあります。ただし、多少でも韓国語を勉強したことがある場合は、適切なクラスで学習をスタートするためにも必ずレベルテストを受けましょう。
Q.テストの結果が悪すぎたらどうなるの?
A.レベルテストはあくまでもクラスを分けるためのテストです。その結果により入学が取り消されるということはありません。どの学校も、それまで韓国語を勉強した経験のない学生もゼロから教えるカリキュラムがありますので、心配せずにテストを受けましょう。
Q.クラスのレベルは変えられるの?
A.語学は文法、書き取り、聞き取り、会話と、いくつかの能力に分けられるため、分野により実力が異なる場合、レベルテストで自分の実力にそぐわないクラスに振り分けられることもあります。授業を受けてみて、ついていけなそう、ちょっと簡単すぎる、という場合は、一定期間(1週間が目安)の間はレベルを変えられる猶予期間があります。早めに担任の先生や学校の事務室に相談をしましょう。
Q.都合によりレベルテストを受けられなかった場合は?
A.多くの学校では、授業開始当日、授業開始より早い時間に直前にレベルテストを追加で実施しています。レベルテストにいけなかった場合は速やかに学校に相談をして指示を仰ぎましょう。
入学式とオリエンテーション
入学式とオリエンテーションは、授業開始の数日前に行われることもあれば、当日に行われることもあります。学生が多い学校では、新入生だけを対象にした入学式やオリエンテーションが行われることもありますが、規模が小さめの学校では、全校生徒を集めた始業式という形で実施される場合や、別途行われない場合もあります。
たいていの学校ではオリエンテーションは韓国語で行われます。重要な事項については手元資料を英語、日本語、中国語など他国語で表記されていることが多いので、よく目を通しておきましょう。オリエンテーションで説明されるのは以下のような事項です。
・授業日程(開講期間、試験日程、文化授業の予定など)
・授業時間(遅刻や欠席の扱いなどについての注意)
・学校施設の説明(自習室、保健室などの利用について)
・教科書やワークブックの購入
・クラブ活動などがある場合は説明と部員募集
授業開始
授業開始日にオリエンテーションや入学式が行われる場合はクラスに分かれて教室に向かいます。前もってオリエンテーションが行われている場合は当日、教室に直接登校する場合もあります。ここまでくればいよいよ待ちに待った授業のスタートです。韓国語の上達を目指して、がんばりましょう!