5月5日(木) |
<ソウル広場 世界路上劇パレード>
日中は汗ばむほどの晴天に恵まれたフェスティバル初日。韓国でも5月5日は「子どもの日」で休日のため、 ソウル広場にも家族連れを中心に大勢の人が訪れました。午後2時、廃材を再利用した楽器を奏でる韓国の公演団「ノリダン」の愉快な演奏を皮切りにパレードがスタート!巨大人形や色とりどりの鳥に扮したパフォーマーなど、奇抜な衣装でポーズを取る大道芸人たちが次々と登場。来場者たちは少し驚きつつも興味津々の様子でした。ソウル都心は普段の整然とした様子とうってかわり、あちこちから歓声が飛び交うにぎやかなお祭りの場となりました! |
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<汝矣島漢江公園 ビッグトップビレッジ>
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ところ変わって、こちらは漢江(ハンガン)沿いの汝矣島漢江公園。「ビッグトップビレッジ」と名付けられたイベント会場には、大人数を収容できる3つの公演施設や各種イベントブースなどが設けられ、大規模なお祭り空間となっていました。また、公園内では、青空の下、ラジオの公開録音が行なわれていたり、野外公演があちこちで開催。美しい民俗衣装を身に付けた公演団にも遭遇しましたが、2009年にハングルを公式文字に採択したインドネシアの少数民族、チアチア族の方々でした! |
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<汝矣島漢江公園 分かち合いキャンペーン「動く美しい店」>
リサイクルやリユースといった地球にやさしい行動に関心が高まっている近年。韓国を代表するリサイクルショップ「美しい店」の移動店舗にも、足を止めて立ち寄る人たちの姿が目立ちました。大人用の洋服・小物類のほか、子ども用水着、100Vの外国家電などがお得に販売されており、特に女性たちで大盛況!同ブースには、お洒落なリメイクバックを販売するコーナーやフェアトレードコーヒーのコーナーもあり、「環境」や「公正な経済活動」など言葉にすると難しい事柄にも気軽に触れられる機会を提供していました。 |
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<汝矣島漢江公園 市民芸術家プログラム―常時体験プログラム>
親子連れでにぎわっていたのが、韓国の伝統芸術や世界の音楽を実際に体験できるコーナー。綱渡りや伝統演戯といった韓国固有のパフォーマンスや、アフリカ民族楽器の展示・体験があり、子どもたちがお母さん・お父さんと一緒に楽しむほほえましい様子が印象的でした。 |
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<汝矣島漢江公園 イギリス・テムズフェスティバル協力プロジェクト「世界の川」>
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「世界の川」は、お祭り期間中、同時開催されている附帯プログラムのひとつ。「テムズフェスティバル」と「ハイソウルフェスティバル」が共同実施する国際美術交流プロジェクトで、2011年はロンドンの中学生と韓国の中学生がパートナーとなり、自国の川をテーマにした美術作品を制作します。今回はソウル市内6つの中学校が参加。この日もブースで受付や案内を頑張っていましたよ。ブース前には、指スタンプで漢江を描き出す「10万個の水滴」というタイトルの市民参加型作品がありました。 |
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<汝矣島漢江公園 サーカス「ついにやって来た!」>
午後6時からビックトップビレッジ内の公演劇場で満員御礼のなか開催されたのは、カナダ・ケベック出身のサーカス団「パルフェ・アンコニュ」による公演「ついにやって来た!」。パワフルなロックの生演奏をバックに繰り広げられるハラハラドキドキの曲芸はコメディ要素もたっぷり!会場は終始笑いの渦に巻き込まれ、観客席からは大きな拍手が送られていました。 |
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<汝矣島漢江公園 人形劇「ブームファミリー」>
漢江沿いに巨大な4人家族がやってきた?!4mにもなる人形を操るのは、オーストラリアのパフォーマンスグループ「スナフパペット」。観客に近づいて驚かせたり突然倒れたりと、いろんなトラブルを起こしながら公園内を闊歩します。最初は恐る恐る見ていた来場者たちでしたが、一緒に記念写真を撮るなど、次第に人形たちとコミュニケーションを楽しむように! |
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<汝矣島漢江公園 レインボードロップス>
さて、夜の帳がすっかりおりた午後8時。スペイン出身のラ・フラ・デル・バウスによる、この日の最終公演「レインボー・ドロップス」が始まりました。大規模な装置を利用したダイナミックなパフォーマンスと、韓国の伝統芸能を融合させた斬新な公演は、観客たちの目を引き付けるのに十分。そして、クライマックスは、70m上空で繰り広げられるアクロバティックな人間の網。網を作り出しているのは、何と公募で選ばれた一般市民なのだとか!最後は大きな打上げ花火をバックに、幻想的かつ芸術的な公演は大歓声のなか幕を閉じました。 |
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