前編では「 DOOTA MALL(旧 doota!(ドゥータ)」と「 デザイナークラブ」という東大門の代表的小売・卸売ファッションビルのアイテム傾向をそれぞれ比較しました。 後半では、記者が実際に小売・卸売ファッションタウンを巡りながら、その特徴や小耳情報などナマの声をレポート!「え?こんなところにこんなお店が?!」という意外なファッションスポットにも注目してみました。
また、10万ウォンでどんなものが買えるのか、記者が実際にショッピングにチャレンジ。卸売エリアショッピングの虎の巻もこっそりご紹介しちゃいます!
※商品の写真・価格は2010年取材時のものです。
何でも揃うファッションアイテムの宝庫!東大門でおしゃれアイテムを大発掘~
古着
 バッグ 25,000ウォン
東大門エリアで古着アイテム!?韓国人もあまり知らない超穴場スポット「古着市場」
日本に比べ古着が少ない韓国ですが、「 広蔵市場」の「 古着市場」は、60~80年代の超プチプラ古着アイテムが大集合!
普段着に古着をひとつ加えるだけで、ガラっとおしゃれガールに変身できる!?市場は現金支払いが基本で、商品には値札が付いていないので購入前にスタッフに確認するように!
 ワンピース 10,000ウォン
 チェックパンツ 10,000ウォン
 スカート 10,000ウォン
靴
靴卸売フロアがある「TEAM204」!プチプラトレンドシューズがわんさか☆
1階が靴専用フロアになっている「 TEAM204」は、2万ウォン前後で靴が買える穴場スポット!小売も可能だけど、服専門の卸売ビルと少し違う点は、午前0時から忙しくなるということ!20時オープンなので、できるだけ早めに覗くのがコツ。
 グラディエーターサンダル 27,000ウォン(GARNET)
 ヒールサンダル 30,000ウォン(GARNET)
 ペタンコ靴 価格未定(Sweet)
 ペタンコ靴 価格未定(Sweet)
アクセサリー
まるで宝探し!ハッピープライスの手作りアクセパーツが揃う「東大門総合市場」
おしゃれっ子の必須アイテムであるアクセサリーは、市販のものより安く、自分好みのこだわりアクセが作れる手作りがおすすめ。「 東大門総合市場」のA・B棟5階なら、ネックレス、ピアスなどに使えるビーズやストーン、髪留めやシュシュに使えるリボン、洋服につけてもかわいいワッペンなどが揃っちゃう!
ビーズやストーンなどは個数やグラム単位で、レースやリボンはメートルまたはヤード(1ヤード=約91cm)単位での購入が基本です。こちらも価格表示がないところが多いのでメモ帳や電卓などを用意すると便利!
 ビーズ 1,000~3,000ウォン
 チェーン 1,500~6,000ウォン
 ゴージャスワッペン 3,000~5,000ウォン
 リボン 2,000~3,000ウォン(90cm)
ネイル
「ミリオレ」のネイル専門店!キュートなネイルアイテムを日本の半値以下でゲット☆
ただマニキュアを塗るだけじゃつまらない!ラメ、ストーン、フラワー、シールなど、さりげない指先のおしゃれで女子力アップ!ネイル好きだけでなくネイリストも御用達の「 ネイルモール 東大門本店」( ミリオレ16階)なら、ネイルに関するあらゆるアイテムが揃います。日本よりも断然安く市価の半値で買えるので、くれぐれも買いすぎには要注意!こちらも価格表示がないものが目立ちます。
 ドライフラワー 1,000ウォン
 ストーン 700ウォン
 ホロ 2,000ウォン
 キャンディー 800ウォン
ちょっぴり背伸び、「オトナ」アイテムをゲットするなら
レザーはシーズンオフが狙い目!
東大門はレザーアイテムが豊富なことでも有名で、特に卸売の「 光熙市場」は、他よりもお手ごろ価格で手に入れることができます。さらに、レザーのオフシーズンである夏場は、本番の秋・冬よりプライスダウンしてくれるところが多いという耳寄り情報をゲット。
オフシーズンを狙って、デザイン、素材、カラーにこだわったオーダーメイドにチャレンジしても。カチっとレザーを羽織るだけで、オトナ度アップできるはずです。
レディ度UP!パーティードレス
 ガーリードレスがたくさん!「ジニ」
「ドレスの一着もそろそろ…」というアナタにはこちら。「ジニ」(2010年5月末に「TEAM204」から「 NUZZON(ヌージョン)」地下2階に移転)は、バイヤーがほぼ日本の業者で価格も50,000ウォン前後とお手頃の、パーティードレスの卸売店。小売もしているそうなので、この機会にドレスを1着購入してみてもいいかも?
 45,000ウォン
 53,000ウォン
ソウルっ子でもなかなか勝手がツカめない東大門卸売エリア。卸売エリアってどういうところ?観光客がうまく買い物をするためにはどうしたら?そんなギモンを解消すべく、卸売店「KATE(旧・base cafe)」の社長に直撃インタビューしてみました!
 忙しいと「小売はダメよ」と一刀両断されることも
卸売エリアはディスカウントできるというイメージがあると思いますが、実際のところは?
基本的に業者相手の商売なので、たくさん買うと安くすることがあります。しかし観光客の場合は、原価が安い商品を小売でさばくので、ディスカウントはまず無理と思った方が良いでしょう。むしろ観光客だから大目に見て「1枚でも売ってあげる」という雰囲気で、卸値より高くなっても仕方がないくらいですね。と言っても、元値が安いので知れていますが(笑)
行ったら冷たくあしらわれた、断られた、というケースも聞きますが?
プロを相手にしているシビアな世界なので、接客などサービス精神が必要な小売店とは根本的に違います。また深夜が一番忙しいので、時に観光客を相手しているヒマがないのも仕方がありません。そういうものだと思っておいた方が良いでしょう。
 デザイナークラブ」は買い物袋に店名と購入者名を書いてくれる
小売ができない時間帯があるということですか?
服中心の卸売ビルは、22時頃~24時頃までがピークタイムです。店によってはその幅がもっと広がることもあります。深夜1時半頃~4時頃だと少しゆとりができるので、観光客や小売客にも応対できます。
観光客が気をつけるべきポイントはありますか?
卸売店には鏡や値札がないので、携帯電話や手持ちの鏡で服を合わせる人が多いです。英語でやりとりする場合でも、韓国と日本で微妙に発音が異なるので、ペンとメモ帳を携帯すると便利でしょう。店にもありますが、自分で携帯している方がいいですね。また挨拶程度の韓国語は覚えておくと、相手の態度が柔らかくなると思います。そして、買った商品の置き忘れに注意した方が良いでしょう。
10万ウォンで勝手に全身コーデ! in 東大門ファッションタウン
記者Nのチャレンジ! プチガーリーカジュアルコーデ 合計109,000ウォン
 44,000ウォン
デザイナーズクラブ
MALULAMI
 13,000ウォン
デザイナーズクラブ
KATE
実は今まで「東大門=安物」みたいな先入観があって、買い物に来ること自体ほぼなかった記者N。ところが今回、キレイめからカジュアルまで、おしゃれなファッションアイテムをたくさん発掘。そして何より、「あれ?コレ前 狎鴎亭(アックジョン)のセレクトショップで見たのと同じアイテム!しかも1万ウォンも安い!!」と良い意味で裏切られることが多く、目からウロコでした!そんな記者Nのチャレンジコーデは、ハヤリもののサロペットをメインにしたプチガーリーなオフ着!!ガーリー系アイテムを適度にくずしてカジュアルにカッコカワいく着こなしたい!派の記者N的に、10万ウォンでこんなに買えるなんて、得した気分です☆
 25,000ウォン
デザイナーズクラブ
KATE
 27,000ウォン
TEAM204
GARNET
記者Yのチャレンジ! 古着MIX甘カジコーデ 合計106,000ウォン
 5,000ウォン
古着市場・Sence
 26,000ウォン
デザイナーズクラブ
KATE
「東大門=ただ安いだけ、中高生のショッピングスポット」という印象があり、普段東大門ではほとんど買い物しませんが、プチプラながらも上質で、おしゃれな流行アイテムも揃っていて意外と使える(!?)ものが多くてビックリ!同じ洋服でも、明洞(ミョンドン)や梨大(イデ)に比べ卸しプライスでゲットできるのでおトク感たっぷりでした☆東大門の卸売市場での買いものは初でしたが、コツをつかんだのでこれから通っちゃいそう。記者Yは、フェミニンなブラックのレーススカートに古着やレトロアイテムをミックスすることで、甘くなりすぎないようカジュアルにくずした甘カジコーデに仕上げてみました。
 5,000ウォン
デザイナーズクラブ
KATE
 25,000ウォン
デザイナーズクラブ
KATE
 45,000ウォン
古着市場・テバッ
ファッション関係のアイテムというアイテムが勢ぞろいする東大門。あちこち目移りしては、見ているだけでお腹いっぱいになりそうな充実ぶりです。
でも蓋を開けてみると、ファッションビルごとに特徴があり、ポイントを押さえて探せば掘り出し物を見つけやすそうですね!
ぜひこの東大門ショッピング特集を参考に好みに合わせたショッピングプランを立てて、東大門ファッションタウンを有意義に闊歩してください!
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