韓国料理といえば赤い!熱い!辛い!の三拍子が思い浮かぶのでは?「辛い韓国料理」と一口に言っても、その種類はたくさんあります。
数あるメニューの中から、外国人でも食べやすいものから韓国人でも思わず箸を置いてしまうほどに辛いものまで、4つの辛さレベルに分けてご紹介します。
安東(アンドン)の 郷土料理として知られる チムタクは、ブームが到来してから韓国全土に専門店が登場した韓国の定番グルメです。
タレは 醤油と砂糖をベースにしているため茶褐色ですが、甘めの中にピリッとした辛さがやってきます。柔らかい鶏肉、ほくほくのじゃがいも、つるつるのタンミョン(韓国春雨)を、とろみのついたタレと一緒に食べると癖になるでしょう!
骨付きの豚の背肉をはじめ、大きめのじゃがいも、各種野菜、タンミョン(韓国春雨)などを、豚の出汁をベースにした甘辛いスープで煮込んだ カムジャタンは、韓国人にはとてもポピュラーな鍋料理です。
ほろほろと柔らかい豚肉はそのままスープと食べてもいいですが、一緒に出てくるからし醤油につけて食べるとなお美味しい!
最近では「 トゥッペギ」と呼ばれる1人用土鍋で提供している店も多いため、おひとりさまにもおすすめの一品です。
どこの街でも一軒はあると言われるほど老若男女に愛され、味のバリエーションが豊富な 韓国チキン。その中でも コチュジャン(唐辛子味噌)ベースの甘辛い特製ダレでチキンをあえたヤンニョムチキンは韓国人からも大人気です。
日本の鶏肉よりも脂が少なくさっぱりとした肉に、甘辛いヤンニョムが絡められていて、 ビールや炭酸飲料にピッタリ!特にビールとの相性は抜群です!
出前サービスや、 テイクアウトができる店が多いため、宿泊先で小腹が空いたときの一食にもしやすいメニューです。濃い味付けが苦手な方には、フライドとヤンニョムの ハーフ&ハーフがおすすめ!
たくさんのチゲ料理がある中で、 キムチチゲは、酸っぱくなった 古漬けキムチと豆腐、ネギ、豚肉などを一緒に煮込んだ酸味が特徴の鍋料理です。酸っぱいキムチも鍋で火を通すと酸っぱさがやわらぐので、日本人にも食べやすいさっぱり味に仕上がります。
ご飯を入れて クッパにしても美味しい一品で、スープの絶妙な酸味はクセになること間違いなし!
カンジャンケジャンはワタリガニを醤油ベースのタレに漬けた料理ですが、ヤンニョムケジャンはワタリガニを唐辛子味噌のタレに漬け込んだ料理です。
甘さを控えたキレのいいコチュジャンの辛さと、カニのとろけるような身の甘さのマッチは絶品!少しリッチな 海鮮料理も堪能してみてはいかがでしょうか?
コルベンイ(つぶ貝)をにんじん、きゅうりなどの野菜と酢コチュジャンで甘辛く和えたもので、添えられた素麺と混ぜて食べます。タレも勿論ですが、細切りした生のネギが辛さを引き立てます。弾力のある歯ごたえが後を引き、お酒のおつまみにも人気です。
ジャージャー麺に並ぶ、韓国の中華料理屋の定番メニュー・ チャンポン。日本の「ちゃんぽん」が名前の由来と言われていますが、日本のものとは全くの別物で、韓国でチャンポンを注文すると、辛い麺料理が出されます。
海鮮や野菜の旨みが溶け込んだ赤いスープとモチモチの中華麺は相性抜群!サイドメニューとして、揚げ 餃子や「 タンスユッ(韓国式酢豚)」を一緒に食べるのもオススメです。
日本語で「部隊(プデ)の鍋(チゲ)」を指す プデチゲは、アメリカから入ってきたスパムやソーセージをキムチチゲに入れたものが発祥で、今日ではそこにインスタント麺も入っているのが特徴です。
最近では、チーズをトッピングに追加するのが人気!インスタント麺やチーズを追加したいときは、「 〇〇 チュガヨ」と言ってみましょう。
タッカルビは、鶏肉と野菜や餅をピリ辛のコチュジャンをベースにした特製ダレで炒めた鉄板料理。家で食べられる レシピも公開されていますが、やはり専門店で食べる味は格別です!
辛い韓国料理にマイルドな チーズを組み合わせた料理も数多くありますが、その中でも断トツ人気なのが チーズタッカルビ!専門店では辛さを選べる店が多く、どの辛さまで食べられるか挑戦してみるのも楽しみの一つになっています。シメはもちろん、焼き飯(ポックムパッ)!
大きめに切った鶏肉をじゃがいもや人参、 餅と一緒に煮込んだ鍋料理「 タットリタン」。具は タッカンマリと似ていますが、唐辛子入りのタレのおかげでピリ辛な仕上がり。タッポックムタンとも。
たっぷりのニンニクを入れて煮込むお店のタットリタンは辛さの中にもコクがあり、ご飯の進む味です。
【辛口】ここからが本格派の辛さ!いざ上級者にレベルアップ
ワタリガニ、イカ、海老、タコ、ホタテ、ムール貝などの海産物と野菜をふんだんに使った 海鮮鍋(ヘムルタン)。季節によって使用する具材はさまざまですが、韓国ならではの辛い味つけで食べられるため、国内外で人気の 海鮮グルメです。
鍋からはみ出しそうな具材を一通り堪能した後は、ダシがたっぷり出たスープに麺類を追加して、海鮮うどんや海鮮ラーメンにすれば満足いくこと間違いなし!
スンドゥブ(純豆腐)と呼ばれる、おぼろ豆腐のような柔らかい豆腐がたっぷりと入った鍋料理。魚介や野菜と一緒に唐辛子ベースの調味料で煮込んだかなり辛めのメニューです。
辛さをやわらげるように卵が割り入れられていることが多く、一人鍋で出てくることがほとんど。くずれるように柔らかく淡白な豆腐と辛いスープの調和は絶品で、リーズナブルな値段で食べられます。
【激辛】どんと来い!辛さもクセになる超上級マスター
鶏の足首から下の部分をぶつ切りにして、コチュジャン、粉唐辛子、水飴などのヤンニョムタレで辛く味付けた タッパル。一見グロテスクな見た目ですが、柔らかい軟骨のような食感で、意外に美味しいという方が多い料理です。
韓国人でもうなるほどの激辛味でお酒のつまみとしても親しまれ、コラーゲンもたっぷりなので女性ファンも多いです。
たんぱく質やミネラル、疲労回復成分のタウリンが豊富に含まれたタコは、健康にいい食材として韓国では好まれています。その中でもイイダコを使った チュクミポックムは、芸能人が好きなメニューに度々あげるほど、韓国人にはお馴染みの一品。
ご飯にとっても合うメニューで、中には汗が吹き出てくるほど辛いものも!辛い料理が定番の韓国の中でもとびきり辛い激辛料理に挑戦してみませんか?
「 プルタッポックムミョン」というカップ焼きそばでお馴染み プルタッは「火を噴くほど辛い」という意味の、鶏肉を激辛ソースで炒めた料理です。
モモ・ムネ肉を使用するのが一般的で、中にはチーズを使ったアレンジメニューもあります。
辛い物を食べる時のコツ
さて、辛い食べ物をレベル別に紹介してきましたが、興味をそそる食べ物はありましたか?辛い物が苦手な人とっては、入門編ですらものすごく辛いと感じるかもしれません。
でも実は、「辛い」と感じるのは韓国人だって同じ。だとしたら、「辛いグルメ」大国で生き残るために韓国の人はどのような方法をとっているのでしょう?
激辛料理を出すお店では、辛さを緩和するために「 クールピス」という甘ずっぱい乳酸菌ドリンクを一緒に販売しているところが多いです。辛さを冷ますために水を飲むのは実はNG。乳酸菌の豊富なクールピスを適度に摂取することで、舌や胃が落ち着いてきます。牛乳もまた、辛味を出すカプサイシンを溶かしてくれるためおすすめです。その他にも、 チュモッパッと呼ばれる一口サイズのおにぎりを注文しておくと激辛料理の箸休めになるでしょう。
クールピスには桃味やスモモ味がある。口の中のヒリヒリを押さえてくれると評判
チュモッパッは訪問客が自ら手のひらの上で小さく握って食べる
韓国旅行でレストランを予約したい!
コネストで韓国の食堂・レストランの予約ができます。コネストで紹介していないお店も、もちろんOK!事前に予約しておけば旅のスケジュールも安心。
こんな記事もオススメ
辛い物好きならこちらも必見!
|