韓国ソウルの運転手食堂・人気おすすめ店

「運転手食堂」はタクシーを路上に停めるにあたり、他の車や歩行者にさほど迷惑にならないところにあります。そのため、地下鉄駅周辺や繁華街・路地裏などにはなく、地下鉄駅からやや離れた場所で、店の前の歩道面積が広い通り沿いによくあります。また、自動車整備センター、ガソリンスタンド、また路線バスの終点や車庫地が近くにあるのも特徴と言えるでしょう。

とある店舗が有名になると、周辺に似たような「運転手食堂」が続々とオープンし、「運転手食堂街」が形成されたエリアもあります。営業時間は店舗によってまちまち。早朝から営業しているお店もあれば、深夜に運転するドライバー向けに24時間営業しているお店もあります。

それでは、ソウル市内の人気店舗をいくつかピックアップしてみましょう。

弘大(ホンデ)の北側一帯に広がる延南洞(ヨンナムドン)から望遠洞(マンウォンドン)にかけて運転手食堂が点在。漢江(ハンガン)公園入口付近には、路線バス終点もあって運転手食堂街が形成されています。

日本からの観光客もよく訪問するエリアなので、韓国旅行中にここで食事を取る旅行客も少なくありません。

韓国の人気バラエティ番組「無限に挑戦(ムハントジョン)」でも紹介された、弘大一帯で有名な運転手食堂。豚肉を炭火で焼いた香ばしい香りが食欲をそそる定食メニュー「テジプルベッ」が一番人気です。

「望遠洞 運転手食堂街」で一番人気の店舗。「プルベッ」は辛くない「テジプルベッ」と、ピリ辛の「コチュジャンプルベッ」の２種類ありますが、コチュジャン入りのメニューが一番人気。

大学路(テハンノ)近くにある高級住宅街と飲食店通りで有名な城北洞(ソンブットン)のメインストリートにも「運転手食堂」が集まっています。

城北洞で１・２位を争う「テジプルベッ」の人気店で、運転手食堂にしては珍しく各地に支店展開するチェーン店となり、ソウル市内各地で同じメニューを味わえます。

韓国の人気グルメ番組「水曜美食会」でも放送された人気の韓国式トンカツ店。トンカツもタクシードライバーに人気のメニューです。

建大入口(コンデイック)駅から九宜(クイ)駅の間の大通り、そして中間にある並木道に運転手食堂が集まっています。紫陽洞(チャヤンドン)という地域にあることから「紫陽洞 運転手食堂街」とも呼ばれています。

店名に「運転手食堂」という文字は付いていませんが、駐車スペースも広く、この一帯を代表する人気店です。同じく「テジプルベッ」が人気メニュー。ある程度食べたらご飯を鉄板の上に投入して、ポックムパッ(焼き飯)にして食べるのが人気の食べ方です。

店舗のメインメニューは２人以上の鍋料理カムジャタンですが、１人前の土鍋カムジャタンこと、ピョヘジャングッが運転手に人気。