昔ながらの卸売市場と近代的なファッションビルが共存する、ソウルを代表するファッションの街・ 東大門(トンデムン)。日中はもちろん、明け方まで営業している店が多いことから「不夜城」とも呼ばれ、特に韓国内外のバイヤーたちが出入りする深夜になると、ますます活気を帯びます。
眠らない街、東大門の数あるファッションビル・市場の中から、おすすめのスポットを紹介します。
東大門ショッピングは ここがポイント
★「 東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP)」を中心に、小売エリアと卸売エリアに分かれています。
★卸売メインの市場やビルでは、小売を行わない店もあります。
★卸売エリアの営業時間は夜8時頃~翌朝のところが多いです。
★午後10時~11時の卸売エリアは搬入時間のため、この時間のショッピングは避けるのが賢明です。
★卸売店は現金払いが基本です。 両替所をチェックして現金を用意しておきましょう。
DDPを中心にして西側は、東大門を代表する小売ファッションビルがずらりと立ち並ぶエリア。日中から営業しているので、一般客は主にこちらを訪れます。
それぞれのビルの特徴をつかんで、効率よくハシゴして回りましょう!
コネスト韓国地図
東大門ファッションビルの中でも1・2を争う人気スポット。新鋭デザイナーブランド店から衣類ブランドまで多数入店し、他のファッションビルとは雰囲気の異なる店舗ラインナップが魅力です!
カジュアルからストリート系、ゴージャス系と幅広いジャンルのお店が約300軒入店する、東大門ファッションビルの元祖的存在!16階のネイル用品専門店「 ネイルモール 東大門本店」も人気です。
- ミリオレ東大門
- 東大門の元祖ファッションビルで旬のアイテムをGET!
- ソウル > 東大門
東大門ファッションビルの中でも安めの価格で人気のファッションビル。各店舗はブース構造で、物色する楽しさがあります。1階の女性服フロアはリピーターも多くにぎやか!
- ハローapM
- 東大門で朝まで買い物三昧!お手軽価格でGET
- ソウル > 東大門
エリア初の都心型 アウトレット。低価格な商品が並ぶ従来の東大門市場のスタイルに合わせ、高級ブランドよりも手ごろな価格帯の商品を中心に販売している他、フードコートやカフェなどの休憩スペースが充実しているので、ひとつの建物でショッピングだけでなく食事や憩いも満喫できます。
2020年に閉店した「LOTTE FITIN(ロッテ・フィットイン)」が、2024年9月に「dundun」としてリニューアルオープン。
広々とした10のフロアを活かし、有名ファッション、スポーツ、アウトドアブランドのショップや、「 ダイソー」「 OLIVE YOUNG」などの大型店が入店、品数が豊富と話題です。
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2号線東大門歴史文化公園駅11・12番出口 地下直結
市民のオアシス「 清渓川(チョンゲチョン)」に面して立地する「東大門総合市場(トンデムンチョンハッシジャン)」。4棟からなる約20,000坪の巨大市場です。
布団・カーテンなどのお店が並ぶ1階と、アクセサリーパーツやアクセサリー商品・小物のお店が並ぶ5階がメインの小売可能フロアになります。エレベーターやエスカレーターで移動しましょう。
- 東大門総合市場
- 手芸ファンにお馴染み!アクセサリーパーツの宝庫
- ソウル > 東大門
DDPの東側は、卸売のファッションビルが集まるエリア。夜8時ごろから活気を帯び始め、翌朝まで、商品を搬入する人やバイヤーたちがせわしなく行き交い賑わっています。卸売ビルですが、小売OKのお店も増えてきています。
コネスト韓国地図
靴とカバンで有名な卸売ファッションビル。小売の場合も卸値で販売するお店が多く、韓国人はもちろん観光客にも人気です!ただし試し履きはできないことが多いので気をつけましょう。
- TEAM204
- 靴&バッグなど小売可!東大門ナイトショッピングビル
- ソウル > 東大門
小売対応のオーダーメイドレザー店で知られる光熙市場。リーズナブルに自分好みのレザーアイテムを作ることができます。夜から日中にかけて営業しているので、訪れやすいのが魅力!
「清渓川」沿いにある「東大門靴卸売市場(トンデムンシンバルドメサンガ)」。A~D棟の4棟に約1,000軒のお店が入店する韓国最大級の靴市場です。小売専門店が集まるのは、もっとも東大門駅に近いA棟。スニーカーを中心に、革靴、登山靴、子ども靴、レディースシューズなど幅広く揃います。
営業時間は深夜ショッピングの街らしく深夜から翌日朝まで。メインとなるカバン売場は地下1階~1階で市場内には所狭しと商品が並び、中にはうなぎ革や牛革の高級バッグもあります。
午後10時~11時頃の卸売エリアでは、ナイトマーケット名物・怒涛の商品搬入を見ることができます。午後10時が近づくと、ファッションビルの前には韓国各地から集まった搬入用のトラックやバス、バイクが連なり、路上はパンパンになったダンボールやスポーツバッグ、ビニール袋でびっしりと埋められます。卸業者たちが山のような商品をどんどん搬入するため、ファッションビル内もにわかに殺気立ちます。ショッピングに支障はありませんが、この時間は避けて動く方が賢明です。
夜10時を過ぎるとどこからともなく現れ路上ではばをきかせるのが、ナイトマーケットのもう1つの名物・露店市。バッグや財布といった小物、激安服など多様なアイテムがずらりと並び、ショッピング熱を掻き立てられます。もちろん見るだけでも楽しさ満点!
場所は、「TEAM204」や「 グッドモーニングシティ」の前など、小売・卸売に関わらずエリアのあちこちで見ることができます。ただし、中には違法コピー品を扱っているお店も多いので充分注意しましょう。
ファッションとともに、路上を埋める おやつ屋台(ポジャンマチャ)も東大門の名物の1つ!日中よりも夜に賑わいを見せます。 トッポッキやオデン、 チヂミ、 ラーメンといった定番の韓国屋台グルメをはじめ、暖かい季節は生フルーツジュースやカットフルーツ串なども登場!
食べ歩きしたり、ショッピングの合間の腹ごしらえに立ち寄ったりと、東大門ナイトマーケットならではの楽しみとしてはずせません。
値段交渉はできる?
低価格の商品は値切りしてくれません。値段交渉は1万ウォン以上からにして、無理な交渉は控えましょう。
また人情に厚い韓国。卸売店では日本語が通じないことが多いですが、挨拶や簡単なフレーズ程度でも韓国語を使うと、スムーズに交渉ができることも。ちなみに「安くしてください」は韓国語で「カッカジュセヨ」。
支払いは現金?クレジットカード?
卸売店では現金払いが基本です。ただ店によってはクレジットカードや円貨での支払いも可能(特にレザーなど高価な商品)。ウォンによる現金払いだと、より値段交渉がしやすいようです。
あらかじめ現金を用意しておきましょう。
返品・交換はできるの?
基本的に返品・交換はできません。必ずサイズや品質をチェックしてから購入しましょう。ただサイズ表示が日本と異なる場合があるので、あらかじめ自分のサイズをチェックしておきましょう。
また小さい店が密集しているファッションビルでは試着室がありません。フロアにある共通の試着室を利用しましょう。卸売店では試着ができないところもあります。
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