冬におすすめの韓国鍋料理

冬になると日本の食卓や鍋パーティーなどでも登場する「キムチチゲ」。チゲとは「鍋料理」を指す韓国語です。やや酸味のあるキムチと豆腐、ネギ、きのこ、豚肉などを一緒に煮込むと、キムチの酸味と具材から出た旨味がスープに良く効いていて、白米がよく進みます！

グループ旅行なら２人前以上の大きな鍋で食べられますし、韓国ひとり旅のおひとりさまでも１人前の土鍋で食べられます。朝食・昼食・夕食どの時間帯でも好まれる「ザ・定番の韓国料理」の一つではないでしょうか？

「タッカンマリ」は、日本からの観光客に絶大な人気をほこる鶏肉の鍋料理。韓国語で「鶏一羽」という意味の名前のとおり、鶏肉がまるまる大鍋にドボン！鶏がらスープどころか、鶏まるごとスープで味わう柔らかい鶏肉は絶品です！

鶏肉の品質とスープが決め手のため、韓国産の新鮮な鶏肉を使用したり、何種類もの韓方薬(ハニャッ)を入れて栄養と豊かな風味を出すなど、店によって工夫が凝らされています。

「カムジャタン」は、コク辛スープで骨付き豚肉やじゃがいもをよく煮込んだ、クセになる味わいの韓国鍋。北風で冷えた体にスタミナを注入してくれるため、特に冬に愛されています。

シメは、残ったスープにご飯を入れてポックンパッ(焼き飯)を追加注文するのが定番！栄養満点スープをご飯と一緒に最後の一滴まで食べつくしましょう！

海老、イカ、アワビに貝類など新鮮な海の幸がたっぷり詰まった豪華な「ヘムルタン」。すっきりとした辛さに海鮮のコクが加わったスープは、寒さで縮こまった体をシャキッと元気に目覚めさせてくれます。お店によっては、ワタリガニやテナガダコを豪快に投入していることも。

韓国の海鮮系の鍋には、魚のアラを入れた「メウンタン」やワタリガニを贅沢に使った「コッケタン」、テナガダコの寄せ鍋「ナッチチョンゴル」などもあります！

「ナッコプセ」とは韓国語で、テナガダコを「ナッチ」、ホルモンの「コプチャン」、小エビの「セウ」の頭文字を取って名づけられたメニュー名で、釜山(プサン)で始まったと伝えられています。

「ナッコプセ」は、昼食のお食事にしたり、夜のお酒のおつまみにしたり、様々な場面で食べられるメニューです。取り皿にとってそのまま味わっても良し、ボールに入ったご飯の上に具材をかけて、即席ビビンバにして食べても良し。ピリ辛の海鮮メニューが身体を内側から温めてくれます。

ハムやソーセージ、長ネギや豆もやしなどの野菜、そしてインスタントラーメンが入った「プデチゲ」は、王道中の王道の韓国鍋料理！

こってりまろやかな肉ダシと風味豊かなあっさり海鮮ダシの二派に分けられ、チーズ、餅、韓国春雨などトッピングも多様です。庶民に愛されるリーズナブルでちょっぴりジャンクなプデチゲで、全身ほくほく！