ソウルで人気の「 広蔵市場(クァンジャンシジャン)」は、食の宝庫。 チヂミや キムパッ、 ビビンバなどの屋台グルメから焼肉店、海鮮鍋店、お惣菜店までと、ありとあらゆるお店が集まっています。
そんな市場の一角に ユッケの専門店が集まる路地があり、いつの間にか「ユッケ通り」「ユッケ横丁」「ユッケ市場」などと呼ばれるようになりました。
韓国の現地の人はもちろん、日本からのユッケファンの間でも人気。ユッケや レバーやセンマイを存分に味わいましょう。
「ユッケ通り」への行き方
「ユッケ通り」の場所は、 地下鉄1号線「鐘路5街(チョンノオーガ)駅」に連結している地下ショッピングセンターの10番出口近くの路地に入ったところ。 東大門(トンデムン)の中心部からも歩いて10分程度です。
「ユッケ通り」の営業時間と定休日
日曜日は市場内の多くのお店が定休日となっていますが、「ユッケ通り」内の店舗は日曜定休のお店もあれば、営業している店舗があるなど、営業日は店舗毎に異なります。
営業時間は店舗毎に異なりますが、混んでない時間帯は午前中、15時頃(平日)、21時頃が目安です。
どの店舗も おひとりさまでも利用できますが、ランチタイムや夕食時はウェイティングが発生することもしばしば。混雑している時間帯は合席になったり、断られることがあります。
「ユッケ通り」で味わってみたい、おすすめメニュー
ほとんどの店舗が、ソウル随一の精肉市場「 馬場(マジャン)畜産物市場」から毎日新鮮なユッケ用の牛肉(チャックテンダーやランプなど)や内臓を仕入れて調理しています。メニュー構成はどの店舗も似ていますが、味付けや価格は店舗ごとにやや異なります。
※2024年4月時点の相場価格を掲載
ユッケ
(相場21,000ウォン)
ユッケと卵の黄身、ユッケの下に隠れている梨の3つをよくかき混ぜて
レバー・センマイ
(相場17,000ウォン)
レバーは韓国語で「カン」。牛の第3胃袋であるセンマイは韓国語で「チョニョッ」と発音
ユッケタンタンイ
(相場35,000ウォン)
テナガダコの踊り食いをユッケと味わうメニュー。店舗によっては「ユッタンイ」と省略されることも
ユッケビビンバ
(相場10,000ウォン)
コチュジャンソースをかけて混ぜたら出来上がり。特盛りも
サービスで出される大根と牛肉を長時間煮込んだスープにはファンが多く、お代わりも可
昌信ユッケ(チャンシンユッケ)
東大門(トンデムン)の北側の町名「昌信洞(チャンシンドン)」が由来のお店。ユッケと活きテナガダコなど、お馴染みの人気メニューをはじめ、40年以上の歴史を持つ老舗店です。
本店(1号店)は「ユッケ通り」にありますが、2号店から4号店まで市場内の各地にあり、2024年に5号店となる「 新昌信ユッケピンデトッ」がオープン。「広蔵市場」名物ピンデトッやチヂミ、トッポッキなども1つの店内で食べられます。
市場内に5店舗を運営するユッケ専門店はこの「昌信ユッケ」のみ。大型店というメリット生かして、毎朝、畜産市場から大量購入して同じ味付けをすることで、他店よりもリーズナブルな価格で提供しています。
プチョンユッケ
「 ミシュランガイドソウル」に毎年のように掲載されているお店として有名。
全世界から客が押し寄せ、開店前から閉店間際まで1日中、行列ができ、ウェイティングの長いお店として有名です。店頭の機器でウェイティング登録をして入店の順番を待ちます。
大通り沿いに2号店となる「別館」があります。
ユッケチャメチッ
「広蔵市場」で最初にユッケ専門店を開いた、と伝えられる元祖的な存在のお店。
「ユッケチャメチッ」の大繁盛をきっかけに、周辺の飲食店がユッケを扱うようになり、一帯がいつの間やら「ユッケ通り」と呼ばれるようになったという逸話も。
「ユッケ通り」には2店舗あり、地下鉄駅の大通り沿いに「3号店」があります。
兄弟ユッケ(ヒョンジェユッケ)
大通りからユッケ通りに入って左側の1店舗目にある店舗。
ユッケやユッケビビンバ、活きテナガダコの踊り食いなどの人気メニューはもちろん、ユッケのチヂミや、ユッケと アワビの盛り合わせメニューがあるのはこのお店だけ。
テイクアウトはできる?
どの店舗でも、 テイクアウト(韓国語で ポジャン)は可能。保冷剤を入れるなどして、持ち帰り用に包装してくれます。
ホテルなどでゆっくり味わうのもよいでしょう。ただし、生肉のためお早めにお召し上がりください。
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※肉の生食には衛生面に配慮していても食中毒などのリスクが伴います。また、本記事はユッケの安全性を保障したものではありません。子どもや高齢者、体の弱い方など抵抗力の弱い方は生食をお控えください。
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