韓国料理の代表と言えば、 ビビンバ。韓国語で「ビビンバ」のビビンは「混ぜ」、バッ(パッ)は「ご飯」を意味し、ご飯の上に肉や野菜の ナムル(和え物)などをのせ、混ぜ合わせて食べるご飯料理のことを言います。
ビビンバといっても、日本で人気の高い「石焼ビビンバ」をはじめ、地域の特産物を使用したものや ユッケをのせたものまで、その種類は実にさまざま。そこで、ソウルで味わえるビビンバの人気店を、種類別にピックアップしてみました。
ワンボウルでご飯や肉、野菜など、いろいろな食材がバランスよくとれるビビンバ。そんな栄養満点でモリモリ食べられる、おいしいビビンバのお店を紹介します!
【明洞】家族会館(カジョッフェグァン)
ビビンバの発祥地とも言われる 全州(チョンジュ)。その全州で1979年、韓国の食品名人第39号に指定されたキム・ニョンイム名人が「家族会館」を創立しました。
「全州ビビンバ」はご飯の上にたくさんの具材を彩りよく盛りつけるのが特徴ですが、その「全州ビビンバ」を代表する名店です。
この名人が守ってきた伝統の味が、「 ロッテ百貨店 本店」内でも堪能できます!
【市庁】全州ユハルモニビビンバ
ビジネス街・ 市庁(シチョン)の飲食店街にある、1961年創業の老舗店です。
全州出身のハルモニ(おばあさん)が、素材にこだわって守り続けてきた伝統の味。じっくり熟成させた自家製 コチュジャンが自慢です。
色とりどりのナムルが盛りつけられた、ボリュームたっぷりの正統派ビビンバは逸品!
【明洞】スンナムシレギ 明洞店
シレギ料理の専門店。シレギとは大根の葉などを干したもので、カルシウムや鉄分など栄養豊富でヘルシーな食材として知られています。
人気の「シレギ味噌ビビンバ」は、シレギが混ざったご飯に、ごまだれとあわせ味噌を入れ、混ぜながら味を調整して食べます。一緒に出てくるシレギスープは優しくてほっこりする味。 おかず(パンチャン)はセルフバーでおかわり自由です!
【南山】木覓山房(モンミョッサンバン)
「 ミシュランガイド・ソウル」にも掲載された、 南山(ナムサン)の麓にある人気店。
器や盛りつけが美しく、また素材そのものの味をしっかりと感じられる、目にも口にもおいしい上品なビビンバです。
2018年に移転後は、スタイリッシュな空間に生まれ変わり、厨房もオープンキッチンで開放的な雰囲気です。
- 木覓山房
- 自然素材を活かしたビビンバが味わえる
- ソウル > 乙支路・忠武路・南山
【仁寺洞】仁寺洞テンマルチッ(インサドンテンマルチッ)
自家製の味噌が味の決め手、素朴で味わい深いビビンバが評判のお店です。
ボウルいっぱいの 麦ご飯(ポリパッ)に、やや濃いめで具だくさんの味噌チゲと生野菜、おかずが提供されます。
麦ご飯にチコリとニラをたっぷりのせ、その上に味噌チゲをかけ、よく混ぜていただきましょう。チゲの濃厚な味と、苦めのチコリとニラが相性抜群!ご飯が進みます。
【江南】チョングッチャンクァポリパッ 清潭洞店
清麹醤(チョングッチャン)とは大豆を発酵させた味噌の一種で、これを材料にしたチゲ料理も「清麹醤」と言います。日本からの観光客の間では「納豆チゲ」とも呼ばれています。
店名にもなっている人気メニューの「清麹醤と麦飯(チョングッチャンクァポリパッ)」は、清麹醤と麦ご飯、数種類の野菜のナムルに、おかずがついた定食メニュー。麦ご飯と混ぜ合わせて、ヘルシーにいただきましょう。
食材はオーガニック。またクセのある匂いを抑えた清麹醤は、自社工場で生産したものを使用しており、お店のこだわりが窺い知れます。
【鐘路】プチョンユッケ 本店
「ミシュランガイド・ソウル」に何度も紹介されている、 ユッケ専門店。
約半日熟成させたユッケに、ビビンバの具材としては珍しい梨や、エゴマの葉(ケンニッ)、サンチュ、キュウリなどの生野菜がたっぷり!梨の自然な甘さがいいアクセントとなり、さっぱりといただけます。
お店は 広蔵市場(クァンジャンシジャン)の通称「 ユッケ通り」にあります。
【清潭】永川永化(ヨンチョンヨンファ)清潭(チョンダム)店
高級韓牛(ハヌ)を扱う焼肉店。ユッケビビンバが美味しいと人気のお店です。
当日仕入れた生食用の刺身用牛肉を丁寧に下処理し、肉本来の味を味わえるように余分な調味料を加えていないのが特徴。具材もユッケの他はサンチュのみ。
焼肉メニューは1皿4万ウォンスタートの高級店。ランチタイムのユッケビビンバはお手頃価格でおすすめ。
- 永川永化 清潭店
- 清潭洞で24時間営業!芸能人御用達の有名焼肉店
- ソウル > 狎鴎亭・清潭洞
広蔵市場 ユッケ通り
ソウルで人気の広蔵市場には「ユッケ通り」と呼ばれる路地があり、ユッケの専門店がずらりと並んでいます。日本ではなかなか食べられないユッケをたらふく食べたい人におすすめです。
ユッケ用の牛肉は、韓国最大級の食肉専門市場「 馬場(マジャン)畜産物市場」から直送されるので、新鮮なユッケをリーズナブルに、おなかいっぱい味わえるのが魅力。
こちらのほとんどのお店で「ユッケビビンバ」が食べられるので、ぜひお気に入りの味を見つけてみては?
【東大門】クルイェチャン
牡蠣料理の専門店。韓国南部の港町、牡蠣の産地で有名な 統営(トンヨン)から、牡蠣を毎日取り寄せて提供しています。
人気メニューの「石焼牡蠣ビビンバ」は、ニラが山のように盛られて出てきますが、その下に牡蠣やトビコがたっぷりとのせられ、混ぜ合わせて食べると、旨味のつまったプリプリの牡蠣の風味と、プチプチしたトビコの食感が絶妙だと評判です。
- クルイェチャン
- 東大門の南エリアで人気の牡蠣料理専門店
- ソウル > 東大門
【光化門】モラン海鮮釜飯(モランヘムルソッパッ) 光化門鐘路区庁店
海鮮系石焼ビビンバの種類が豊富な釜飯専門店。
トビコや牡蠣などの海鮮ビビンバはもちろん、「明太子マヨネーズ」や「 海老の醤油漬け」、「チーズ入り激辛 テナガダコ」など変わり種のビビンバも多く、どれにしようか目移りしてしまうほど。
ユニークな海鮮ビビンバをお試しあれ!
【江南】SURASUN(スラソン) 駅三店
産地直送の海産物を扱った韓国料理店で、フュージョンメニューが豊富です。
人気メニューは何といっても「 あわびビビンバ」。あわびの産地・莞島(ワンド)産のものを提供しています。上品に味付けされたあわびを、明太子や玉子などと一緒に混ぜ合わせていただきましょう。
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