韓国旅行「コネスト」 第12回釜山国際映画祭レポート | イベント
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第12回釜山国際映画祭レポート

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毎年秋にやってくる、年に一度のビッグイベント、釜山国際映画祭が開幕しました!今年は10月4日(木)~12日(金)の9日間。例年と同様、海雲台(ヘウンデ)と南浦洞(ナンポドン)をメインに開催されました。なんといっても今年は木村拓哉が初参加、さらに「HERO」、「クローズド・ノート」、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」、「大日本人」など、日本の注目作品も多数出品されるということで、開幕前から話題になっていましたよね。韓国映画でも、カンヌで主演女優賞を受賞した「密陽(ミリャン)」、カン・ドンウォン主演の最新作「M」など、話題作が揃いました。連日イベントも盛りだくさん、熱気あふれる釜山の様子を、コネスト取材陣が現地よりリポートします!

開催地の様子 
海雲台(ヘウンデ)
近年すっかり映画祭のメインエリアとなった海雲台(ヘウンデ)。パラダイスホテルノボテルアンバサダー横には例年通り「PIFFビレッジ」が設けられました。ここで野外舞台でトークショーなど数々のイベントが開催されましたが、なんといっても美しい海を背景に行なわれるというのが素敵です。そして「PIFFビレッジ」を囲むようにMEGABOX、野外上映場、プリモスシネマがあります。映画を観るのがこれらの劇場になります。

無料シャトルバス

これらの施設を行ったり来たりするのは徒歩ではつらいので、
映画祭期間に無料で運行される海雲台循環バスを利用しましょう。

MEGABOX → プリモスシネマ → PIFFビレッジ → MEGABOX(循環)
運行時間:9:00~20:00、15分間隔

南浦洞(ナンポドン)
今回南浦洞では、釜山劇場が復活!大映(テヨン)シネマと2館で上映となりました。南浦洞の映画館は、海雲台のMEGABOXやプリモスに比べるとやや古さを感じますが、それはそれで味があっていいかもしれません。特設舞台では舞台挨拶などのイベントが開催され、海雲台(ヘウンデ)に負けないくらいの盛り上がりを見せました。

開幕式
発売から17分でチケットが売り切れてしまった開幕式。雨の降る中、ヨット競技場の野外上映場には長蛇の列ができました。野外上映場は指定席ではないため、少しでもいい席を取ろうと並んでいるわけです。チケットを入手できなかった人たちも、スターを一目見ようと会場前に押し寄せました。
日本で人気のある韓流スターは、例年より参加者が少なかったですね。
司会のムン・ソリ&チャン・ジュンファン夫妻 イム・グォンテク監督とチョン・イルソン撮影監督 キム・ジュヒョク&キム・ジスカップル
キム・ソヨン(右) キム・テヒ、イ・ギュハン オム・ジョンファ、イ・ドンゴン
スエ オ・ジホ、パク・ソルミ ダニエル・ヘニー
カン・ソンヨン ユン・ウネ ソル・ギョング(左)、ヒョニョン(中央)
パク・シヨン、チュ・ジンモ チ・ジニ カム・ウソン(左)、キム・スロ(右)
今回開幕作に選ばれたのは、馮小剛監督の「Assembly」。中国初の戦争モノ大作映画(いわゆるブロックバスター)。残酷な戦争の中でも人間の価値を見出そうとするヒューマンドラマが加味された感動的な作品。
ちなみに閉幕作は日本の「エヴァンゲリヲン新劇場版:序」。アジアの作品をメインに置いた良いセレクトだったのではないでしょうか。

巨匠モリコーネ、機嫌を損ねる? 
「ニュー・シネマ・パラダイス」や「アンタッチャブル」の作曲家、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがやってくる!コネスト記者も大好きな作曲家なので、開幕前から興奮しておりました。が、モリコーネ夫妻、開幕式に登場した後、ハンドプリンティング行事に欠席。翌日に急遽帰国してしまいました。開幕式でVIPルームに入れず、雨降りで寒い中20分も廊下に立たされるなど、PIFF側の扱いが原因ではないか、と言われています。真相ははっきりとはわかりませんが、残念でなりません。
モリコーネとその夫人。このすぐ後の行事に欠席した。 ハンドプリンティングしたものを、代わりに執行委員長が持って登場。

映画を観よう! 
さて皆さん、普段なかなか観られないような作品性の高い映画が上映されるのが映画祭の醍醐味ですよね。現地では上映作の紹介冊子が無料で手に入ります。
今年はネイバーに韓国語で会員登録をしなければならなかったため、インターネットで事前予約するのは難しかったはず。が!売り切れとなった映画も、30%程は当日券として残されています。どうしても観たい映画は当日に早起きしてチケットをゲットしましょう!
早朝から当日券を手に入れようとする人々が列をなす 「売切」の真っ赤な×マークでいっぱい
また、海雲台MEGABOX1階と南浦洞大映シネマ1階には、「売ります・買います」コーナーがあります。売り切れになった映画も一縷の望みをかけて、こちらでチェック!売りに出されるのはだいたい1~2枚なので、1人でも観たい!という方に良いでしょう。

観たい映画は観られなくていい!
人気映画のチケットが手に入らなくて落ち込んでいませんか?でもそれは逆にチャンスです!空いた時間にたまたまやってる、よく知らない映画をふらっと観るのがいいんですね。有名な映画は映画祭が終わった後でも、いつかどこかで観れるハズ。この機会がなければ一生観ることもなかったような映画を観るのが、まさに一期一会で面白いんです!コネスト記者は今のところ釜山映画祭でハズレなし。皆さんも、思いがけず良い映画に出会えるかもしれませんよ?
~コネスト記者がふらっと観た映画~
「ソリアイ」(韓国)
パンソリの道を歩む二人の少年を追ったドキュメンタリー
「マイ・ブラザー」(イタリア)
イタリア60年代の政治闘争を背景に、兄弟の葛藤を描いた。

ホンモノ登場!ゲストビジット(GV) 
せっかく映画を見るなら、観客との対話がある、Guest Visit(GV)を狙いましょう。上映表で、作品名の横に「GV」とあれば、監督や俳優が来てくれるという意味です。もちろん人気俳優が出るGVのチケットは争奪戦。徹夜組もいるのだとか。
韓国の映画ファンはとても熱心で、積極的に堂々と質問する人が多いんですよ。人気スターというのでなければ、GV終了後サインをもらえることもあります。
「HERO」GV(海雲台野外上映場)

「ファン・ジニ」GV(海雲台MEGABOX)

スターに会える!野外無料イベント 
GVのチケットが手に入らなくても、憧れのスターを目にすることができるチャンスがあります!それが野外で行われる無料イベント。これらは事前に予約したりチケットをとる必要がありません。人気スターの場合は大混雑になるので、早くから場所を取っておきましょう。スケジュールは直前に発表されるので、劇場のインフォメーションやPIFFのホームページで情報を仕入れましょう。
スターロード  レッドカーペットイベント
海雲台パラダイスホテルからPIFFビレッジまで敷かれた長いレッドカーペットを、多くのスターが次々と歩いていく夢のイベント。雨が降らなくて幸いでした。PIFFビレッジではテレビの生放送も行われ、あちこちで歓声が沸き起こり、どこに注目すればいいのかわからない状態に。
オ・ジホ キム・ジュヒョク&キム・ジスカップル パク・ソルミ
加藤雅也(左) ユ・ジテ&キム・ヒョジンカップル キム・テヒ、ト・ジユン
ユン・ジンソ、チョン・ギョンホ、チョン・ユミ チュ・ジンモ リュ・スンボム

オープントーク
カンヌで主演女優賞を獲ったチョン・ドヨンと、女優カン・スヨンのトークショー。PIFFビレッジのビーンポールアベニューは身動きもつらい状況に。チョン・ドヨンが遅刻するというハプニングもありましたが、なごやかムードで進行。

野外舞台挨拶
今年も海雲台と南浦洞、両地域で開催。「クローズドノート」で沢尻エリカさんも舞台挨拶をする予定でしたが、日本での一連の騒動で中止に。
「M」海雲台舞台挨拶(イ・ミョンセ、イ・ヨンフィ、コン・ヒョジン) 「SOO」南浦洞舞台挨拶(チ・ジニ、カン・ソンヨン、ムン・ソングン)

記者会見・関係者限定パーティ 
映画祭の期間は、記者会見や、関係者だけの華やかなパーティが開催されます。一般の方は入れませんが、気になりますよね。コネストが参席した一部をご紹介しましょう!
<釜山映評賞授賞式> 「釜山映評賞」新人女優賞のファン・ボラ APANパーティに出席したユン・ウネ

PREMIERE Rising Star Party
ウェスティン朝鮮釜山で行われた「プレミア・ライジング・スター賞」の授賞式。主演賞はダニエル・ヘニー(「マイファーザー」)とキム・アジュン(「美女はつらいの」)が受賞しました。キム・アジュンは、鈴木由美子さんの漫画「カンナさん大成功です!」が原作の「美女はつらいの」で熱演し大ヒット、各女優賞を総ナメにしています。

「M」記者会見
GVにも舞台挨拶にも登場しなかったカン・ドンウォンが登場し、パラダイスホテル内の会見場は記者や機材で大混雑。狭すぎる会見場だったということで、PIFF側が謝罪コメントを発表するという異例の事態に。

「KMカルチャー」のサタデーナイトパーティ
芸能事務所「KMカルチャー」に所属する俳優の方々とお酒を交えることができると聞きつけ、コネスト記者も参加させていただきました。なんと、チュ・ジンモさん(「美女はつらいの」)らが、参加者と写真を撮ったり談笑しているではありませんか!コネスト記者もお願いしたところ、気さくに応じてくれました。
いや~、素敵でした!チャン・ドンゴンと親友だそうで、最新作「サラン」も当初チャン・ドンゴンにお声がかかったのを、家に遊びに行っていたチュ・ジンモがシナリオを読み、役を譲ってもらったのだそう。「チング」を作ったクァク・キョンテク監督の最新作「サラン(愛)」、ぜひ観てくださいね!
会場はパラダイスホテルのガーデン 「ウェルカム・トゥ・トンマッコル」のイム・ハリョンさんも。 チュ・ジンモさんとパチリ☆

ディープなファンはやっぱり「出待ち」 
お目当ての俳優が来るとわかっているのに中に入れない!そんな時はこの手段しかありません。そう、「出待ち」です。特にパラダイスホテルは、毎日多くのイベントが開催され、スターが宿泊にも利用しているので、終日芸能人や関係者が行ったり来たり。今年はキムタクやカン・ドンウォンも泊まっていたとあって、韓国の中高生や日本人のファンなど、常に「出待ち」の客でいっぱいでした。

おすすめごはんは昼にテジクッパ、夜に海鮮鍋
映画漬けもいいけれど、おいしい食事もはずせませんよね。釜山で有名なのは海鮮と、それからテジクッパ(豚肉のスープごはん)。テジクッパは1人でも気軽に食べられ、朝や昼におすすめ。夜はお刺身とチゲ(鍋)でワイワイ楽しみましょう。
海雲台ビーチのそばの店で食べた「テジクッパ」5000ウォン 同じく海雲台のそばで食べた「ナッチチョンゴル(たこ鍋)」中20000ウォン。

良い映画をじっくり味わいたい方も、スターに会いたいミーハーファンも、釜山観光のついでにちらっとのぞきたい方も、それぞれ好みに合わせていろんな楽しみ方ができる釜山国際映画祭。コネスト記者は半ばでソウルに戻ってまいりましたが、映画祭は12日(金)まで続きます!後半はチョ・インソンや藤原竜也さんも登場、まだまだ目が離せません。さあ、釜山へ急げ!

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  最終更新日:07.10.09
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