韓国旅行「コネスト」 三清洞レトロさんぽ | ソウルおすすめエリア
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三清洞レトロさんぽ

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ソウルの中心からみて北部にある三清洞(サムチョンドン)は、韓国の伝統家屋・韓屋(ハノッ)をリフォームしたおしゃれな韓屋カフェやランチができるグルメ店、ギャラリー、個性派ショップが連なる、ソウルの人気観光エリアのひとつ。

古き良き韓国情緒とモダンな洋風ムードが溶け合った、レトロな街並みが魅力の落ち着いたエリアです。
三清洞を観光するなら、徒歩圏内にある「景福宮(キョンボックン)」から地下鉄3号線安国(アングッ)駅、「三清(サムチョン)公園」をかこむエリアを、いくつかの通りを基準にめぐるのがおすすめ。

ノスタルジックな雰囲気を感じながら、通りの特徴や人気店、体験スポットも逃さず、のんびり散策に出かけましょう。
三清洞への行き方
三清洞は、朝鮮王朝時代の王宮「景福宮」の東側から「三清公園」へ伸びる一帯をさします。

三清洞の最寄りは地下鉄3号線安国駅1番出口。ただし、駅から三清洞のメイン通り「三清洞通り(地図で見る ▶)」までは約1キロ距離があるため、徒歩で向かうには15分ほどみておくとよいでしょう。
人気観光地・明洞(ミョンドン)から向かう交通手段は、タクシーがおすすめ。行き先は「三清洞役場(삼청동주민센터、サムチョンドンジュミンセント)」と伝えれば、「三清洞通り」の中間ほどに到着します。

また、ソウル駅の北部から光化門広場(クァンファムンクァンジャン)を経て「三清洞通り」までをつなぐマウルバス「鐘路(チョンノ)11番」を利用するのもひとつの手です。明洞からは、徒歩15分ほどの「プレスセンター(프레스센터、プレスセント)」乗り場が最寄りです。
※2020年6月時点の情報です。
三清洞通り
三清洞の中心部でありメインストリート「三清洞通り」。約3キロある2車線道路の両側に街路樹が続き、夏は青々と生い茂る緑が、秋は美しい紅葉が彩られロマンチックです。通りには幅広いお店が並びますが、全体的に喧騒とは縁遠いので、のんびりとそぞろ歩きを楽しめるでしょう。

「三清洞通り」のハイライトは、途中で高く盛り上がった歩道が目を引く前後100メートルほどのエリア。2人通るのがやっとの細い道ぎりぎりに個性派ショップが隙間なく並び「三清洞らしい」雰囲気を味わえます。
お店のある斜面を見上げると入り組んだ細い階段が広がっており、自分だけの隠れスポット発掘と洒落込んでもよいでしょう。大きな交差路(地図で見る ▶)を「三清公園」方面へ越えると、古くからの名物グルメ店が集まる一角が現れ、ここまでが「三清洞通り」のメインエリアです。
「三清洞通り」お立ち寄りおすすめ店
ミシュラン選定!三清洞の名店で韓国のすいとんを
三清洞でトップの知名度を誇り、ランドマークのような存在のグルメ店。韓国の歴代大統領も訪れました。コク深スープに入った、ツルッと食べやすい「スジェビ(すいとん)」が看板メニューです。
韓国式おしること伝統茶でほっこり一息
1976年から三清洞に店を構える人気店。丁寧に作られた名物「タンパッチュッ(韓国式おしるこ)」のほか、シナモン香る韓国の伝統茶「水正果(スジョングァ)」には干し柿がまるごと入り、来店客の舌をうならせます。
「三清洞通り」とあわせてチェック!「八判キル」
「三清洞通り」と並行して伸び、「景福宮」側へ1本入った脇道が「八判(パルパン)キル(地図で見る ▶)」。朝鮮王朝時代に8(韓国語でパル)人の判事(韓国語でパンサ)が暮らしていたことが通りの名の由来です。

アクセサリーショップや隠れ家風のバーなど、こぢんまりとしたおしゃれ店が潜む穴場スポットです。
花開キル
「花開(ファゲ)キル」は、「三清派出所(地図で見る ▶)」から「正読図書館(チョンドットソグァン)」までをつなぐ通りです。雰囲気のあるファッションショップが多く、ショッピングを楽しむ女性グループやカップルでにぎわいます。

「花開キル」から延びる脇道にも、コンセプトのはっきりしたこだわりカフェやショップが点在し、路地裏歩きをいっそう楽しませてくれます。
「花開キル」のランドマークである「正読図書館」は草木に恵まれており、さんぽの休憩にぴったり。春には、広い敷地一面が淡い桜色に染まり、見ごたえあるお花見スポットとなります。
花開キルお立ち寄りおすすめ店
チーズとコーヒーの深い味わい!ティラミスカフェ
濃厚なチーズを感じる「ティラミス」と香り高いコーヒーを味わうことができる人気カフェ。落ち着いた雰囲気の店内は現実から切り離された異空間のよう。贅沢なひとときを楽しみましょう。
感古堂キル
「正読図書館」から伝統工芸の街・仁寺洞(インサドン)につづく通りが「感古堂キル(カムゴダンキル、地図で見る ▶)」です。女子中・高校が並ぶ石壁の通りには、平日は夕方ごろ、週末は日中から、クラフトアートやアクセサリーの露店、バイオリンなど路上公演に出あうことができます。
学校のある一帯を過ぎると、グルメ店が並ぶにぎやかな一角に出ます。テイクアウトカフェやおやつ店、雑貨ショップがあり、街歩きの雰囲気たっぷりです。
感古堂キルお立ち寄りおすすめ店
モチモチうま辛!一度は食べたいトッポッキ専門店
お手ごろ価格で味わえる即席「トッポッキ」が人気のお店。口コミが広がり、韓国人はもちろん世界各国からお客さんが集まります。トッポッキを平らげたら、シメの「ポックンパッ(焼き飯)」もお忘れなく!
さんぽのお供にぴったり!あったか食べ歩きおやつ
週末には行列ができることもある路地裏の人気店。韓国の定番食べ歩きおやつ「ホットク」は、一般的な甘い蜜入りのほか、韓国春雨が入った「野菜ホットク」など種類があります。
オフィスでも使える!オトナ女子の心をつかむ洗練かばん
日本人リピーターも多い三清洞のバッグ専門店。デザイン性が高く、手持ちタイプはもちろん、ショルダーバッグ、クラッチバッグなどの形に、豊富なカラーバリエーションまで揃うのが嬉しいポイントです。
「感古堂キル」とあわせてチェック!「別宮キル」
地下鉄3号線安国駅1番出口を出てすぐ右側、「感古堂キル」と並んで伸びるのは「別宮(ピョルグン)キル(地図で見る ▶)」。「感古堂キル」ほど観光地化されていないためゆったりとしており、雰囲気のよいカフェやショップがある穴場通りです。
ギャラリー通り
「三清洞通り」と「景福宮」をつなぐ石壁沿いの銀杏並木通りの周囲には、大小の美術館をはじめ、伝統工芸や創作アートのアトリエギャラリーが点在します。「ギャラリー通り」は、その名の通り芸術ファンの心をくすぐるアーティスティックなエリア。

国立現代美術館 ソウル館」をはじめ、美術展示施設をはしごしてみるのも良いでしょう。
ギャラリー通りお立ち寄りおすすめ店
思い出とお土産を一度にゲット!韓国手芸体験はいかが?
韓国伝統のパッチワーク「ポジャギ」を基盤に、巾着や針刺しを作る手芸体験をすることができます。ギャラリーに展示されている色とりどりの作品を見るだけでも訪れる価値ありです!
三清洞さんぽを楽しむために
メイン通りである「三清洞通り」は「三清公園」に向かってなだらかな上り坂になっていて、石畳が敷かれている通りもあります。歩くほどに楽しいのが路地さんぽ。他エリアに比べ、いっそう履きなれた靴で向かうことをおすすめします。
三清洞で「困った」をお助け!
「三清洞通り」と「花開キル」が交わる地点に「三清路(サムチョンロ)観光案内所」が、「正読図書館」の正面入口近くには「観光案内所(地図で見る ▶)」があります。道に迷ったなど困りごとがあるときは、尋ねてみましょう。

また、「コネスト韓国地図」は、お店やホテルだけではなく公衆トイレの場所の確認も可能です。
チマチョゴリを着て三清洞さんぽ!
三清洞に似合うのはチマチョゴリ(韓服、ハンボッ)!落葉や紅葉が鮮やかな季節は、さらに絵になること間違いなしです。

着たまま外出することができるレンタルショップもあるので、好みの衣装を選び撮影大会へ出かけるのも楽しそう!
深く知ってこそ、さんぽが楽しくなる!三清洞の歴史と由来
三清洞の名の由来は「山、水、人、清いものが三つ揃った町」という意味を持ち、道教における天上界の最高天「三清」に由来します。

もともとは朝鮮王朝時代に宮廷の植物や作物を管理していた部署・掌苑署(チャンウォンソ)があったとされる「花開キル」。通りの名前だけを見ても、かつての名残を感じられますね。
感古堂キル」の「感古堂(カムゴダン)」は、朝鮮王朝の薄幸の王妃・仁顕王后(イニョンワンフ)が廃位してから家族とともに過ごした屋敷です。のちには、朝鮮王朝第26代王・高宗(コジョン)の王妃・明成皇后(ミョンソンファンフ)の家系である閔(ミン)家が代々暮らたと伝わっています。

現在、「感古堂」の建物は京畿道(キョンギド)移転・復元されていますが「徳成(トッソン)女子高校」がその跡地です。なお、感古堂という名前は明成皇后が仁顕王后に思いを馳せてつけたと言われています。

仁顕王后は、名作韓国ドラマ「トンイ」にも登場しました。時代劇ファンならチェックしておきたい通りでは?
別宮キル」という通りの名前は、高宗と明成皇后の婚礼式・嘉礼(ガレ)が行なわれた「安洞別宮(アンドンピョルグン)」から由来するといわれます。

通りには、尹潽善(ユン・ボソン)元大統領が暮らした韓屋「尹潽善家屋(ユンボソンカオッ)」があることから、住所上は「尹潽善キル」となっています。

古い建物や地域には今日までの息づかいが垣間見えるもの。町が重ね続けた歴史に思いを馳せながら、散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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掲載日:20.06.13
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