映像で旅する韓国～韓国絶景8選

江原道(カンウォンド)束草(ソクチョ)にある雪岳山(ソラクサン)は、ケーブルカーに乗って気軽に観光できるコースから、渓谷沿いの散策、岩山絶景の登山コースまで15のコースがあり、四季を通じて美しい自然の姿を楽しむことができます。

土王城(トワンソン)瀑布は一般登山客の立ち入りが禁止されていましたが、気軽にアクセスできるよう、海抜470メートル付近に土王城滝展望台を設置、2015年11月から一般開放されました。

小毎勿島(ソメムルド)は、統営(トンヨン)港から約26km離れた東南の海に浮かぶ33万平方メートルの小さな島で、灯台島(トゥンデソム)は小毎勿島の属島です。

風や波の浸食作用によってできた奇岩怪石、断崖絶壁が作り出す壮大な景色が有名で、島の絶景ポイントである高さ152mの望台峰(マンデボン)からは、統営の島々と巨済島(コジェド)の海金剛(ヘグムガン)が見下ろせます。

慶尚北道(キョンサンプット)の慶州(キョンジュ)市の南側に聳える高さ494メートルの南山(ナムサン)は、新羅の人々の信仰の対象でした。そのため山中には150以上の寺跡、100数個の石塔、そして130体を越える仏像があり、新羅仏教遺産の宝庫となっており、山全体が宝物第311号に指定されています。

南山はハイキングコースも整備されており、仏教遺産だけでなく美しい自然景観もまた多くの観光客を魅了しています。

全羅南道(チョルラナムド)求礼(クレ)にある四聖庵(サソンアム)。その由来は百済の高僧である義湘(ウィサン)大師、元暁(ウォンヒョ)大師、道銑(トソン)国師、真覚(チンガク)禅師の４人が修行したと伝えられたことから。

奇岩絶壁の窪みに建つ独特な建築様式の美しさを一目見ようと多くの観光客が訪れます。

全羅南道(チョルラナムド)の潭陽(タミャン)郡には朝鮮時代、亭子(チョンジャ)と呼ばれる東屋が多く作られ、名のあるソンビ(士人)らが隠居生活をしていました。彼らは亭子のまわりに池や小川を作り、周囲に木を植えて庭園を美しく整えました。

鳴玉軒苑林(ミョンオッコンウォルリム)もそのひとつ。百日紅の見ごろは5月上旬から８月下旬。鳴玉軒から眺める紅色に染まる庭園は圧巻です。

済州島(チェジュド)の北西部の翰林(ハンリム)地区、月令里(ウォルリョンニ)海岸には韓国国内で唯一、サボテンが自生する群落地があります。ウチワサボテンの一種で百年草と呼ばれています。

群落地はもともと海岸周辺に住む人々が、ねずみや蛇が家の中に入ってこないように家の周りの石垣に植えていた百年草が海岸沿いに広がり、野生化して形成されたもの。現在は国の天然記念物第429号に指定、保護の対象となっています。

丹陽(タニャン)は忠清北道(チュンチョンプット)の北東部に位置し、丹陽八景と呼ばれる風光明媚な景勝地が散在しています。中でも最も美しいといわれているのが、第1景の島潭三峰。

｢島潭三峰図｣は、18世紀後期に活躍した天才画家の金弘道(キム・ホンド)の作品で、島潭三峰の美しさを描くにはどうすればよいか、１年近く悩んだと伝えられています。