海女イヤギ

朝から晩までのハードスケジュールの旅にした為、ホテルへ戻るともう少しも動きたくなくなりました。
でも、2日続けてお肉は嫌だなあ…と思い、ホテルの方に「近くでヘムルタンが食べられるお店はないですか?」と聞きましたところ、

ホテルの方は少しの間考え、「ヘムルタンでなく、チョゲチョンゴルのお店だだったらありますが。」と仰います。
貝の意味は分かりましたが、チョンゴルの意味は分かりません。
「チョゲチム?」→×アニエヨ
「チョゲタン?」→×アニ…
「チョゲクイ?」→×アニ…
ホテルの方も四角い箱のようなジェスチャーで伝えようとして下さいましたが、分からなかったので、とりあえずそのお店に行く事にしました。

店名は、ヘニョイヤギという名前で、ヘニョ＝海女さん、イヤギ＝話という単語はそれぞれ知っていたので、海女さんが経営されていらっしゃるのかな?と話しておりました。

奥まった場所ですが、看板が見えました。
店先にはいけすがあり、海女さんが海に潜って獲ったであろう貝などが見えました。
お店に入ると、店主のキムさんという男性が、笑顔で迎えて下さり、「ホテルの方から聞いておりました。ご注文の際はお話下さい。」とスマホで翻訳した文章を見せて下さいました。

店内は地元の方々で賑わっていましたが、いきなり入ってきた日本人に視線が降り注ぎます。
ひえ～っ!と思いましたが、そういう事ももう慣れっこですので、テーブルに着くと、すぐにチョゲチョンゴルを注文致しました。
マッコリはやはりこちらのお店でも置いていなく、がっくりしていると、
「私が今から買ってきましょうか?」とキムさんが仰るので、大喜びでお願い致しました。

最初にバンチャンが到着致します。
枝豆と、ナム(ナムル)という葉っぱと、ポ…ポンテギ～!!
久しぶりの登場に、私は好きでもないのに大興奮しました(笑)
辛いのNG同行者は、ポンテギを見るのは初めてで、恐れおののいておりましたが、「これは韓国の頭の良い人とか、モデルさんとかが、こぞって食べているすごい食品なんよ!見た目はアレだけど、目をつぶって食べたら、小エビに似てるから」
と、ごり押しで勧めました。
それでもやはり難しいようで、試しにナム(ナムル)という葉っぱにポンちゃんを包んで食べると…美味しい
あの独特の臭みは消え、昆虫感のある舌触りも消え、美味しい味だけがします。
ナムナムルはお店の方がハングルで書いて下さったのですが、ナムルという感じではなく、塩ゆでした葉のようでした

そして、来ました。
ド～ン!!
大きな四角い鍋に入ったチョゲチョンゴル(貝鍋)です
鮑、タイラギ、ムール貝等大小沢山の貝類が入っていて、辛いのNG同行者も大喜び
すると今度は30個以上あるであろう貝の中身をすべてお店の方が取り出し、大きなタイラギ貝の殻に身を入れます。

マッコリも乾杯でき、大喜びで貝を食べていると、キムさんが、「これはお店からのサービスです」と蟹の足を焼いたものが出てきました。
身はほとんどないのですが、何か旨味が凝縮した干物のような味がしました

最後にカルグクスを入れ、大満足で帰りました
ビール×3、マッコリ×1、カルグクス×1を注文し、3人で62000Ｗ。
1人20000Ｗだなんて安すぎます
店主のキムさんは、とても穏やかで優しい方で、他のお客さん達からもひっぱりだこでした^^