コネストの「冷麺特集」を見て、鍾路3街の「ユジン食堂」に向かいました。
「第1・3月曜休」なので、第4月曜の24日は営業日・・・のはずですが、閉まっています。わりと新しく見える「毎週 月曜は定期休業」との貼り紙もあることなので、とりあえず帰宅し、今日の昼11時半頃に再トライしてみました。
店内のメニューを見ると、
・水冷麺、ビビン冷麺が6000ウォン→7000ウォン
・緑豆チヂム(チヂミ)が5000ウォン→6000ウォン
など、昨年より一部メニューが値上がりしています。
でも、無くなったとのウワサの「茹で豚(小)5000ウォン」があったので、緑豆チヂミとこの「茹で豚」を注文。←冷麺を食べに来たはずなのですが
茹で豚のほうは、わりとすぐ出てきました。見た感じわりと脂身が多いのですが、しつこさのないアッサリ味で、美味です。
ほぼ食べ終わり、チヂミはまだかと確認してみたら、じつは注文が通っていませんでした
「まあ、すみません
すぐ作りますね」とのことで待っているうちに、ほぼ空席だった店内は満席に。さらに、半分ほど食べたところで入口を振り返ると、5、6人の待ち客の姿が・・・。残り半分は持ち帰ることにして席を立ちました
2年で2回の値上がりは、日本だとビックリ現象ですが、なぜか食材が着々と値上がりするここ韓国では、1年で2~3回値上げする店も珍しくありません。暴利をむさぼる店にも見えなかったので、やむなくの値上げかと思われます。
ちなみに、ここは、ソウル中心部では減りつつある「いまだにソジュとマッコリが2000ウォンの店」のようです。
料理の味はどうかというと、光化門~鐘閣エリアの豚肉料理や緑豆ピンデトッの専門店の方が上といえば上かもしれません。ただ、それらの店の茹で豚やピンデトッの値段は「ユジン食堂」の倍以上です。
「行列のできる多忙な店」なのに、店の人はあくまでも朗らかです。
扇子にスリッパ姿の中高年客2組(赤の他人)が4人卓でミシミシと相席していたり、店の人が運んできた冷麺3つを、会社員グループが「いやいや、頼んだのはあっちの3人が先だから」と正直に申告して隣卓(日本人グループでした)に譲っていたり・・・と、客側にも色々と配慮が感じられます。
外界の「パルリパルリ(速く速く)」とは一味違う、心のゆとりや交流も、この店の味の一部かもしれません。席に余裕がある時間に再訪したいものです