冬場は、トゥッペギの熱々の湯気が立ち込める街の食堂も、冷麺の出番が訪れています。
私にチュオタンの世界を開いてくれた南原チュオタンも、冷麺が始まりました。
以前から、店内のポスターで 何気に見ていた冷麺のポスター。
ふと、あの冷麺の前に書かれていた「곰취」の文字が 無性に気になり、訪問いたしました。
陶器のような美肌マダムが、優しく迎えて下さいました。
ご主人と思われるおじさまにも 初めてお目にかかりました。
壁の「곰취 냉면」を 指してお願いしました。美肌マダムは、なんだか嬉しそうです。
ひょっとして、今シーズン、私が初めての 「コムチ冷麺」客だったのかもしれません。
ポスターには、
「海抜800m 涼しい風、澄んだ水で有名な太白山で 育った山菜オタカラコウを入れて作った シコシコした高級冷麺」的な内容が記されています。
一体 どんな味なんでしょう?
キムチと 冷麺が運ばれてきました。
マダムは、例の絶品、 青梅も 出して下さいました。嬉しいお心遣いです。
コムチ冷麺、麺が グリーンです。
ポスターの説明が無ければ、海藻が練りこまれていると思ったかも しれません。
キュウリの千切りが 乗っています。
丁寧な仕事が 光っています。
固い皮を 除き、細い麺と混ざっても食べ易い様、細い千切りにされています。南原チュオタンの こういう繊細な仕事に 心惹かれます。料理を愛する心が 読み取れます。
うん
確かに 普通の冷麺とは 違うようですが、はっきり説明できない美味しさ、
凡人の舌が 情けない。
次回 もう一度チャレンジしたいと思います。
調べましたところ、「곰취 」雄宝香は、訪れると10年若返ると言われる、手つかずの自然豊かな 江原道 楊口が有名な産地らしく、毎年5月には お祭りがあるようです。
春野菜(春の山菜)として、市場にでまわり、豚バラ肉とテンジャンで 炒めるのも 人気メニューらしいです。
2019年5月25日 訪問。