秋夕の連休中である9月16日(金)、孔徳駅近くのベーカリー「シオ」前を通ったら、普通に営業しているようです。店内には複数の客がいます。
勤勉なことだ…と驚き、ちょうど家のパンが切れたところなので、バゲットや「湯種食パン」など、1万2000ウォン分ほど買っていくことにしました。
さて、レジで順番待ちをしている時、パン棚に貼られた名札に目がとまりました。
「이나까(イナッカ)」です。
前回訪問時には見た記憶がないので、日によって出るパンが多少入れ替わるのかもしれません。
この「イナッカ」というパンには、乙支路入口の若干レトロなベーカリー「GRAZ」で遭遇しています。バター・卵など無使用の、カンパーニュ風のパンでした。
が、日本のパン屋で「田舎」というパンを見たことはありません。このコネスト掲示板にも時々登場する「オキナワ」と同様、韓国限定の日本語名パンでしょうか。
問題は、他のトレーには数個ずつ在庫が並んでいるのに、「イナッカ」トレーは空っぽだという事です
。
「そうだ、日本語可の職人くんに詳細を訊こう」と思ったら、なぜか今日レジにいるのは女性です。「あの、日本語のできる男性は、今日は」と訊くと「あ~、テンチョウですか。先ほど出かけまして」
再訪時に「イナッカ」と出会える事を願う次第です。オキナワは「黒糖蒸しパン」「四角または三角カット」という共通項がありますが、この店のイナッカは「GRAZ」版と似ているでしょうか…?