弘大入口駅と合井駅の間くらいに「マリチャン」というカフェ風の店があります。日本のバーやスナックのような店名ですが、コマキムパッ(小型の細巻きキムパッ)写真が貼られているのを見るに、「キムマリ(=海苔の巻きもの)」の店でしょう。江南エリア(盤浦洞の『高速ターミナル』とか)でも見た気がするので、おそらくチェーン店です。
テイクアウトでコマキムパッ(各1000ウォン)を買おうと入店。店内には3組ほどイートイン客がいます。膨大な種類があるかのようなチラシが置かれていますが、ケース内にあるのは10種ほどです。店員嬢に訊いてみました。
「注文可能なのは、ここにあるものだけですか」
「はい(店内には『注文後に作成します』と掲示がありますが…)」
「鶏肉、ツナキムチ、シラス、スパムと…天ぷら(3000ウォン)の内容は?」
「肉餃子2、春雨海苔巻き2、海老1です」
「では、天ぷら1セット。両方持ち帰りで」
待っている間に、若い韓国人女性2名が来店。キムパッ数個+トッポッキ、天ぷら、ドリンクのセットを注文しようとしています。店員嬢は、
「ケース内にないキムパッはお作りします」「天ぷらは選択可能です」と言っています。おいおいおい、さっきと話が違うぞ
と思ったのですが、続いて
「在庫なしキムパッは作成に5~10分かかる」
「天ぷらは、基本『肉餃子2、春雨海苔巻き2、海老1』である」
と聞いた2人は、結局、在庫ありキムパッと基本の天ぷらセットを選択。まあ、私も同じ説明を聞いたら同じ選択をしたでしょう。
キムパッは、スパムや肉などの具材に、タクアンとカイワレとエゴマ葉入りで、まあ、カジュアルな美味です。天ぷらも、過剰にギトギトしておらず、わりと良い感じでした。
高級化&ボリュームアップして価格も上がった普通サイズのキムパッも美味しいですが、「コマキムパッ」はあれこれ選べるのが楽しみです。軽い食事に、一度お試しを…。