地下鉄5号線「鍾路3街」駅近くで昼食後、駅に戻ろうと思ったら道に迷ったようで、どんどん小路が狭くなり、ついに行きどまってしまいました。
行き止まり地点には「軒家名」と看板が出ています。店のようだが、変わった名前だな・・・と思ったら、ハングルで「ミョンガホン」という看板も出しています。「名家軒」だったようです
「当帰茶5000 双和湯7000」などという文字に目が止まり「ここで遭難することはないだろうから、この店でお茶を飲んでおこう」と決意。←次に来ようとしたら見つからないかもと思ったので。
店主か店員か知り合いか不明な初老女性3人が、奥の卓でスイカを食べつつ、交代で朗らかに接客してくれました。
先客は、お茶を飲む韓国人カップルと、着席したばかりの中国人カップルです。後者は、料理メニューの大半は昼にはできないと知って、出ていきました。その後入ってきたのは白人青年を連れた韓国人女性グループだったので、外国人客が多い店のようです。
「シソ茶(5000ウォン)」を注文。ガラスの茶器と干菓子(サツマイモ)を運んできた初老女史は、スマホに韓国語で「オンドエタラ セキ ビョンハムニダ」と入力し、日本語訳を見せてくれました。最初は紫、後で青っぽい色になるとのこと。
リーフティーで甘味や香料は添加されておらず、爽やかな美味でした。
店の名刺があるか訊いたら、いま切らしているのでと店名&電話番号入りライターをくれました。太っ腹な店です。料理メニューはマッコリのつまみ向きな内容で、冷蔵ケースには美味しそうなマッコリが入っていたので、夜に飲みに行くにも良さそうだと思いました。
店を出たすぐの道で、「あっ、あの店?」「そう、あの突き当たり」と、この店に入っていく日本人女性グループとすれ違いました。「すみません、駅はどっちですか」と訊きたいところでしたが、頑張って自力で駅に着いたのでした