韓国の大手総合病院に行くと、患者1人に同行保護者2名、入院客には世話をする身内1名+ひっきりなしに3~5人以上の見舞い客という姿をよく目にします。
SARS流行時に一瞬すたれたこの風習は既に復活したようです。親族の付き添いで出かけ、「ちょっと時間が空いた時に食事を」と入った新村セブランス病院内のフードコートは、午後3時過ぎという微妙な時間なのに、患者でも医者でもなさそうな韓国人客がわりといました。
「フードエンパイヤ」は、金浦空港や永登浦「IFC Mall」にもある、アワーホームという企業系列のフードコートです(入店店舗は支店によって若干違う感じです)。このセブランス店には、「本粥」、くるみ菓子の「ココホドゥ」、生ジュース1杯7500ウォンの「ヒューロムファーム」なども入っています。
私は牛骨ソルロンタン(6500ウォン)、連れ(韓国人)は「海鮮ヤキポックムウドン(7900ウォン)」を注文。全店、入口近くのレジで先払いし、渡された呼び出しブザーが鳴ったら該当窓口に取りに行く仕組みです。
味は…ソルロンタンは、ポタージュっぽい「牛乳入れてないか?」という謎味、ウドンは「日本でヤキウドンを食べた事はないが、これはきっと日本のヤキウドンではない。大体、なぜ『ヤキ』『ポックム』と焼く単語が2つカブっているのだ」とのことでした
そういえば、金浦空港のフードエンパイヤの「さぼてん」トンカツも、他のさぼてん単独支店より少し残念味だったことを思い出しました。
まあ、付き添いや見舞いで来る客が多そうなので、美味しい料理を第一目的に入店するわけではないでしょう。セブランス病院利用者や付き添い・見舞い客以外も普通に使えますので、何かの際には一度くらい良いかもしれません。