滅多にない激混み状態だった通仁市場での買い物後、市場向かい側にあるカフェ「ソルガホン」で休む事にしました。看板に針葉樹の絵が描かれているので「松家軒」とかでしょうか。
入店時には他の客はおらず、改良韓服(なぜかチョゴリがチェック模様)の店員嬢が「初めてお越しですね」と、英・中・日3ヶ国語訳付きのメニューを持って説明に来てくれました。本来、このカフェは韓薬局で、足湯やヨモギ蒸し、韓薬の処方なども可能とのことです。
連れ(韓国人)と2人で足湯(ひとり20分1万ウォン)をしつつ茶を飲む事にしました。連れは「清眼茶(ホット1万ウォン)」、私は「ヨモギ茶(ホット7千ウォン)」を注文。
足湯の部屋に店員嬢がコップ入りのお茶のようなものを持ってきたので「おお、注文品以外にもう一杯お茶のサービスか」と思ったら、足湯に入れる薬剤でした
お茶は別途、砂時計と菓子(薬菓、カボチャの種、乾燥ナツメ)付きで運ばれてきました。
ヨモギ茶は、マートでスティック状で売られている粉末もの(大抵ミルクと砂糖入り)とは全く異なる、すがすがしい風味です。2種類ある足湯の薬剤のうち「冷える人用」を選んだ事もあり、体が温まります。
足湯時間が終わり「茶葉にお湯を足してカフェでお飲みになりますか」というので、飲んでいく事にしました。清眼茶を1杯もらって飲んでみたところ、わずかに植物系の甘みがあって、でも菊花のような爽やかな風味でした。
お茶1杯が1万ウォンというと、よく考えると高額ですが、韓屋風の建物に丁重な接客で、非日常な休憩ができるカフェです。もちろん「ヒーリングルーム」(別料金)やヨモギ蒸し(確かこれも1万ウォン)や足湯の使用無しでお茶だけ飲むのも可能なので(ヨモギ蒸しや足湯には飲み物注文が必須のようですが)、市場や西村巡り後のお茶休みにも良さそうです。