外観がシンプルで一見するとチムタク屋っぽくないので、
意識していないとしれーっと通り過ぎてしまいそうです。
向かうときは延世路からこのお店の筋に入って建物の「대포찜닭」の大きな文字を
目印にすると良さそうです。

席に着くなり、店員さんから利用説明がスタート！
しかし８割ほど説明が終わったところですでに店員さんは立ち去り気味。
２割は遠くなっていく声を聞きながらのあまりにも超高速・小声で繰り広げられる説明に
思わず奥の席に座っていた韓国人の友人も「なんて？」と聞いてきましたが
辛さが選べるなどメニューに記載されていることを一通り説明してくれていたよう…です。

メニューが決まったら鳥のお腹を押して呼ぶ（と去りながら言っていた）ようですが
そんなことは全く聞こえていなかったので店員さんを直接呼んでしまいました！
が、ちゃんとオーダーは取りに来てくれました。

私たちはポテトチーズがうまい！とのブログ情報を見てきたので、
骨なし・甘辛いにポテト＋チーズを追加して注文。
『ポテトはスープを吸ってしわしわになる前に取り皿に取っておくべし！』を実行。
出てきたらすぐに取り皿に移して、食べながら少しずつチムタクにポテトを加えていくと
最後までさくさく食感が楽しめるので、この食べ方はおすすめです。
一見それほど多くないように見えたチムタクも食べ出すと結構な量です。
ポックンパッも料金を追加すれば出来るようですが、
ここはせっかくご飯が食べ放題なので７割ほど食べたところでごはんを投入。
残ったスープに和えて食べるとこれまたいい感じです。

私たちが行った時はインスタグラム投稿で1,000ウォン割引に変更されていて、
韓国語でハッシュタグを三つ付けてくれとの指定キーワード入力がありました。

昔初挑戦で食べたチムタクがあんまりで、
それ以来好きな韓国料理メニューベスト10から大きく外れていましたが、
ここのチムタクを食べてチムタクのランキングは急上昇！
味がよく染みて鶏が柔らかく、味付けも辛すぎずでおすすめです！
店員さんの感じがあまり良くないのは気になるところですが、
次回はイカげそのトッピングをチョイスして、違う店舗に再訪してみようと思います。

ドアを開けた瞬間、店員さんの怒号の様な｢いぃぃらっしゃいませぇぇぇえ｣で
迎えられました。韓国では珍しい、日本の激アツな接客で有名な居酒屋てっ○んの
様な接客です。ちなみにこの日、私のポンコツリスニング能力では彼らの
怒涛の接客はほぼ聞き取れませんでした。

注文はいたって簡単で、骨あり・なし、辛い・辛くない、トッピング(チーズ、イカの天ぷら、
チーズ＋イカの天ぷら)を選べばあとは待つだけです。
メニュー表に絵があるので指差しでも簡単に注文が出来ます。

グェーグェー鳴く鶏の人形を渡されたので、訳も分からずグェグェやってゲラゲラ笑って
いたら店員さんが｢お待たせしましたぁぁああああ｣と物凄い勢いでやってきたので
これがベルの代わりのようです。

待っている間におかわり無制限の白いご飯とおかず(大根とコーン)をセルフで
準備します。あまり待たずにチムタクの登場です。そして、一目見て

｢可愛いぃぃぃぃーーー｣

真ん中にウズラの卵で作った鳥さん(鶏さん？)が鎮座しています。
単なる卵じゃんって言われたらそれまでなのですが、女性ってこういうの好きですよね・・
熱湯風呂に浸かっているような様子が何とも可愛いのです。

グラタンかと突っ込みたくなるほど敷き詰められたチーズの下から、鶏肉、タンミョン、お餅が
じゃんじゃん出てきます。
それをチーズに絡めて食べると辛さも程よく緩和されて、辛いのが苦手な方も美味しく
いただけると思います。

私は鳥さん登場であまりの可愛さにノックアウトされていたのですが、大食いの友人は
ご飯がおかわり自由なところにノックアウトされていました。
｢値段、量、味・・・ハイレベルだ｣との事です。

またお会計の際、じゃんけんで私が勝ったら1,000ウォン値引きをしてくれると言ったので
はりきってやったらあまりの弱さに全然勝てず・・・
何と店員さんが負けるまでじゃんけんしてくれました。優しい・・。

ただ前述の通り、じゃんけんの概要説明をまったく聞き取れず韓国人の友人を通して
内容を理解しました。叫ぶように喋るのでもはや何語で喋られても分からないのではと
思いましたが、一応｢日本語できる方いますか？｣と聞いたところ
｢いませぇぇえんん！でもぉぉグーグル翻訳機使って頑張りますううぅぅ｣と仰ってました。

チムタクって意外とタンミョンの太さや味付けがお店によって全然違い、一回行って
それっきりのお店が多いです。
こちらは価格、接客など総合的に見てもリピしようと思います。

お店を出る時も、「お客さまぁぁお帰りですうぅぅぅ」と叫ばれビビッてガラスで頭ぶつけ
ました。
挨拶も何もなくただひたすら無言で、「客の私しか喋ってないやん！」って接客のお店も
多い中でこういうお店もなかなか面白いなぁと思いました。