景福宮駅から通仁市場に行く途中、「通仁洞コーヒー工房」のすぐ隣りに、「チャル パジン メミル」という看板が出ているのに気付きました。 「メミル」という名前的には蕎麦料理店で、店は地下1階にあるようです。
メニュー看板の「柚子に陥った獣肉」「王マソヅグク」とかいう怪しい日本語(英・中も併記)、「6月14日から、泣いていた子がマックッスを作っています」と説明が付いた男児の写真(←訪問日は6月12日でしたが)、数ヶ国語での「こんにちは」の挨拶など、怪しさ満々です。
が、韓国蕎麦「マックッス」や、蕎麦粉クレープ「メミルチョンピョン」、蕎麦粉マンドゥといった渋いメニューに、思い切って階段を下りてみました。
平日の午後2時過ぎですが、店内には2組の先客がいます。卓上の巻き簾のようなメニュー写真を見て、「マックッス+スユッ(薄切り肉)定食 8000ウォン」を店員くんに頼むと、「肉は品切れです」との回答
その隣りの「温麺+蕎麦チョンピョン定食 8000ウォン」は冬季メニュー
とのことで 結局、普通に「マックッス(7000ウォン。スープ/赤ダレの『ビビン』のうち、スープを選択)」を注文。
生ハクサイの和え物と酢漬け大根を食べつつ、待つこと10分弱。出てきたマックッスは、煮卵、海苔、ゴマがトッピングされた、想像以上に地味な外観でした。そして、なぜか微妙に「柚子風味」です。何だか「和風」さを感じる構成です。通常のマックッスとは大きく異なりますが、美味しいか不味いかといえば、美味です。
会計時、「入口のメニューに日本語もあったようですが、できる人がいるんですか」と店員嬢に訊いてみたら、「いえ、ただ、日本に関心のある者がおりまして」とのことでした。
ひと瓶5000ウォン程度のマッコリや、数杯を一度に飲める「サンプラー(5000~6000ウォン)」などの酒メニューもあるようなので、連れのいる時に「飲み」に再訪したいものです。