カロスキルを歩いていたら、小さな入り口で日本風のたたずまいをしている
お店がありました。

軒先にはメニューに「牛丼」「生ビール」の看板が。
何屋さんかなとのぞいたら、なんとも不思議な張り紙がしてありました。

「まずはインターフォンを鳴らして何名様か教えて下さい(ドアは内側から開けます）」
「地球堂は物静かに平穏な雰囲気で食事できるようにしています。
　他のお客様のために過度な興奮や大きな声を少し慎んでください」
「スタッフは多くありません。期待なさるような親切はないかもしれません。
でもあたたかいご飯ならあります。」
「それでもよければいらっしゃーい」

個人的にこういった客に何かしらのルールを課すことが店の特徴になっている、
「頑固親父の店」的な日本伝来(と思っています）の飲食店文化は
好ましく思っていない方なのですが、韓国で牛丼、しかも牛丼専門のお店は
珍しいので、思わずインターフォンを押し、人数を告げました。

待つこと30分ほど。
ようやく内鍵が開けられ先客が出てきて、中に入れました。
席はカウンターで10席ほど。日本の個人経営のラーメン屋みたいな雰囲気です。
断り書きを読んだお客さんは皆大変静かでした。

食事メニューは本当に牛丼(6,000ウォン)のみ。大盛りは1000ウォン追加です。
牛丼を頼むと自動的に半熟卵と具が何も入っていない味噌汁がついてきます。

牛丼のお味は日本にいたら食べにはいかないけど韓国だったらまあ許せるかな・・
というレベルでした。
紅しょうがの代わりにガリ、カットゥギはお手製なのかとてもおいしかったです。

店長はちなみにイケメンでした。

ちょっと変わったコンセプトが受けているのか行列ができていました。
私はリピートはないかなと思っていますが、牛丼を韓国で食べたい在住者の方には
お勧めかなと思い、評価を「良」にしました。