さる土曜の午後、戦争記念館でパレードや展示を見た後に地下鉄6号線「三角地」駅の11番出口近くを歩いていたら、行列に遭遇しました。「華商 明華苑」と看板を出した中華料理屋です。一見、古びた普通の店なのですが、昼どきをとっくに過ぎた午後3時過ぎの行列という異様な光景に「ただの店でないのかも」と思わず並んでしまいました。
幸い、15分ほどで席が空きました。着席数分前に注文をきかれた事もあり「タンスユク(酢豚。17000ウォン)」と水餃子(5000ウォン)はすぐ出てきました。
酢豚は、2~3人サイズです。揚げたてでジューシーな雰囲気の肉に、透明感と酸味のあるタレがかかっています。キュウリのピクルスや紫キャベツなど、肉の邪魔にならない程度の控えめな野菜入りです。韓国でタンスユクを食べて美味しいと思った事はあまりないのですが、この店のものは美味な気がします。
水餃子は「手で作りました」という感じの形状で、韓国の一般的な出前中華屋より「本場」な味と雰囲気です。店内を見回すと焼き餃子(というか揚げ餃子。やはり5000ウォン)の方が人気のようでしたが、水餃子も良い感じでした。
なお、ここのメニューは壁に貼られたジャージャー麺、チャンポン、餃子(茹で・焼き)と酢豚だけで、漢字表記の写真入り冊子などはありません。なので、私たちの隣の席に一人で来た中国人青年はメニューをしばらく眺めた後に、中国語で「どちらが『水餃』か」らしき質問をしていました・・・。
帰宅後に韓国語で検索の結果、「ソウル3大酢豚の店!」などというフレーズで紹介される有名店らしいと判明。「3大」のうち、残り2軒はどこか知りませんが
平日の同じ時間ならさすがに行列無しで食べられる気がするので、次回は一人で「揚げ餃子」かジャージャー麺(4000ウォン)でも試してみたいものです。