光化門駅近くの武橋洞周辺は、ナクチ(テナガダコ)料理店の多いエリアです。が、「一人飯」が多い上に辛いものが苦手な私は、韓国人の知人たちと訪ねた際に食べた「大皿の辛いタコ炒め」のイメージから、ここでの食事を避けていました。
が、数日前に小さな食堂の前で「タコ1匹スジェビ(すいとん)」と「タコマンドゥスープ」という写真を目撃。どう見ても辛くなさそうです。価格は各7000ウォン。この日は昼食後だったので、きょう行ってみました。
張り切って11時に入店すると、まだ客はおらず、スタッフ一同が食事中です。出直すかと思い、何時から営業するのか訊くと「もうすぐ始まるので、席でお待ち下さい」との回答。「タコ炒め1人分ですね?」との質問を「いえいえいえ、スジェビを」と必死で否定。炒めものより少し時間がかかるとの事ですが、プロ野球選手パク・チャンホのインタビュー&写真や、ドラマ撮影時のショットなどを眺めつつ待つことにしました。
たくあん、豆もやし、キムチ、ちょっとビビンバ風の白飯、ハサミに次いで、湯気のたつスジェビが出てきました。すいとんから覗くタコの足を見て、頭から食べようと引っくり返してみると、何と、頭がありません
店の奥に戻った女性店員に「あの、頭は」と訊く勇気も無く、そのまま食べ始めました。
半分くらい食べたところで中年男性客が複数入ってきたので、それなりに人気店のようです。 タコの頭が無いことを除くと、スジェビはアッサリ味で美味でした。食べ過ぎ飲み過ぎの翌日などに良いかもしれません。再訪するなら「ナクチマンドゥ」を食べてみたいものです。なお、このスジェビ、午後2時までの昼限定メニューで、土日・祝日は出さないそうです。
※看板には「駐車場完備」とあります(店内には『50分無料』と案内があった気が)。都心のオフィス街ですが、そういえばこの周辺は意外に駐車場が多いようです。