店の前に時おり若者が集まっている、弘大・駐車場通りの「フランスに行ってきた鯛焼き」。きのうの昼、テイクアウト箱を持ったカップルが出てきたのを見て、足をとめてみました。
皮というか生地には「クロワッサン」と「パイ」の2種類がありました。「パイ」の中に「インジョルミ(=餅)」というメニューもあったので、じつは3種類かもしれません。生地の種類は組み合わせで選べるわけではなく、アズキ餡ならクロワッサン、ロータス(ハス)餡ならパイというふうに、固定のようです。
メニューを見ると、一尾2900~3500ウォン。屋台の雑魚(3匹1000ウォン)とは訳が違うようです。若い韓国人女性2人組も立ち止まりましたが「え~、プンオパン1匹が3500ウォン
」と立ち去りました。確かに、「好奇心買い」にも少し勇気が要ります。チェーン店「AZABU」もそうですが、韓国の鯛焼き専門店はなぜこんなに高いのでしょう。 でも「サツマイモ(クロワッサン生地)」と「蓮クランチジャム(パイ生地)」を各3500ウォンで購入。出てきた速度を見るに、作り置き商品と思われます。
帰宅後に袋を開けてみると、2尾の生地に大きな差異はないように思われます。通常、プンオパンは冷めると味が落ちますが、この「フランスに・・・」は、冷めてカリッとした状態で食べるのが正しいようです。具材は少なめで「あくまでも主役はパイ生地」というコンセプトが斬新です。なお、「蓮ジャム」のほうは、ポソポソしたアンコのような、美味しいのか何なのか釈然としない味でした・・・。
プンオパン(=駄菓子)と思うと高額ですが、ケーキ店のパイだと考えれば妥当な価格にも思われます。甘いもの好きな方なら、1匹好奇心買いも良いかもしれません。