2015/12/29 20時ごろ、大田での夕食をこちらで食べました。
儒城温泉で一泊することになったので、大田の名物を食べようと、いろいろ調べたところ、「トゥブトゥルチギ」と「聖心堂のパン」が有名とのことで、トゥブトゥルチギが食べられるお店を探して、こちらを見つけました。
お店は真っ暗な路地の奥にあって、看板だけが煌々と光っており、地元感があふれています。
店内は、ほぼ満席だったので、一人で入るのは躊躇したのですが、店員のおばあさんに確認したところ、客席をぐるっと見回して、座れそうな卓のお客さんに相席をお願いしてくれました。
お客さんも快く承諾して、席を詰めてくれたので、無事に座ることができました。
早速、トゥブトゥルチギと焼酎を注文すると、混雑にもかかわらず、大体10分ほどで出てきます。
トゥブトゥルチギは「肉抜きの麻婆豆腐」のような感じで、ちょっと辛いのですが、熱々で後を引く旨さがあります。
ただ、なかなかのボリュームなので、一人で食べるにはちょっと多いかもしれません。
黙々と食べていると、おばあさんがやってきて「辛いでしょ?」と声をかけてくれました。
「辛いけど美味しいですよ」と言えれば良かったのですが、とっさのことだったので、「はい」とだけしか答えられず、自分の語学スキルの未熟さを痛感しました。
それでも、30席ほどある店内を一人でテキパキとサービングするおばあさんを見ていると、なんだか元気を分けてもらったようで、長旅の疲れが和らいだ気がします。
ちょうどいい時間帯だったこともあってか、私がいる間も客足は途切れず、席がなくて帰ってしまうお客さんもいたので、人気のあるお店なのだと思います。
路地裏にあって、ふらっと立ち寄るタイプのお店ではないと思いますが、地元の暖かい雰囲気が感じられるいいお店でした。