地下鉄６号線「麻浦区庁」駅近くの、自動車修理工場や工務店の並ぶ通りに「ドラム缶炭火コギチッ」という焼肉屋があります。店内を窺うと、ドラム缶の周囲で立ち食いとかではなく、普通にテーブルで食べているように見えますが、平日も区庁職員風ワイシャツ客や、近所の住民らしき中年グループで混んでいます。

きのうの夕方、知人と出かけてみました。平日の午後５時半という時間なのに、複数の先客がいます。さらに「予約席」らしいセットがされた卓もあります。
済州豚肉が売り物（普通の輸入豚肉も置いていますが）のようなので「済州生肉セット 31000ウォン」を注文。
厚切りのオギョプサル（五枚肉）とモクサル（首肉）計500グラム、というセットです。←七星サイダーひと缶もサービスで出てきました。

焼き方・切り方にコツがあるのか、中年の女性店員が「可能な限りお手伝いします」と、多少の焼き作業をしてくれました。店内席が満員になった時点で力尽きたようですが、それでも「首肉は小さめに切るのですよ」と三日月形のハサミで切ってくれたりしました。
出てきた時の第一印象は「わりと少なめ？」でしたが、焼いて食べてみると２人で満腹します。オギョプサルは皮部分にもジックリと味があり、首肉は脂分が少ないのに柔らかく、良い感じです。

炭火を下から強いガス火で炙る構造の火力で、速攻で焼きあがります。先ほどの店員が「焼けた肉はこちらに」と、金属製の肉載せ台を置いてくれました。

６時過ぎに店を出る時には、外まで満席になっていました。外国語メニューや、いたれり尽くせりのサービスは無いのですが、「地元の人気店」的な活気があります。渋めの店が好みの方にオススメの店です。