知人と2人で忠清南道に行く機会があったので、瑞山の「メニューが1種類しかない定食店」を訪問。
土曜の午後6時頃で、先客は食べ終わりかけの1組と、何かをバイクで配達に来たオジさんのみです。 この掲示板に「時が止まったかのような雰囲気」とありましたが、じつは店内の時計が1時間進んでいて、「えっ、もうこんな時間か?」と一瞬ビックリしました
着席後、店の人が注文を取りに来ないので「ベッパン(定食。7000ウォン)2人分・・・」と頼んだら「もう作っています」との回答でした。確かに、メニューが1種類なら注文を取る必要もありません。
ひとつの定食に「汁もの」系が3品(豆腐の味噌チゲ、白菜とカニ足の汁物、大根煮付け)という力強い構成です。「1人客にも2人分と同じ量を出すのでは」という予感は的中で、出てきた量は「1人分」写真とほぼ同量と見受けられます(2人分としても少ない量ではありません)。白いご飯(1000ウォン)を1つ追加して完食。
店内にいた、推定年齢80代の小柄な女性が、ソウル・景福宮の韓食店「瑞山ジングッチッ」
http://comm.konest.com/forumd/12580
店主の母上かもしれません。彼女自身は料理を担当していないようにも見えましたが、白菜とカニ足のスープは、景福宮の店(こちらはカニの半身入り)よりもまろやかで美味でした。
私たちの後に来た初訪問らしき韓国人客2名は、店内を見回して「・・・ここ、どうやって注文するんですか」と訊いていたので、韓国ではメディアやブログでも紹介されている有名店なのかもしれません。