明洞の、新世界百貨店ほぼ向かいとも、「中央郵便局」のほぼ隣りとも言える場所に、赤提灯&黒瓦というチャイナな外観の中華料理店があります。
漢字で「蘭州刀削面」とあり、また、手打ち麺の店とは異なる、刃物で皮を剥くような動作のオジさんの写真が出ていることから、いわゆる「刀削麺」の店のようです。韓国語が「도삭(刀削)」麺でなく「칼(ナイフ、刃物)」麺なのは、「도삭(ドサク)」という単語が韓国で認知度が低いからか、または同名店が韓国内にあるのでしょう。
さて、きょう午前10時50分頃に前を通りかかったら、店は既に開いていて、店内で男女数人が食事をしています。張り切って入ってみると、数人は全員「店の人」でした
11時始業だそうです。
ちょっと買い物をした後、11時05分に再度トライすると、なんと、既に数組の客がいます。「ヘムルチャジャンドサクミョン(=海鮮ジャージャー刀削麺。6500ウォン)」を注文。
まず、韓国のカルグッス店で出るような「麦飯」が出て、約6~7分後に刀削麺が来ました。
麺は厚めに剥いたジャガイモやウリの皮のような外観で、もっちりと強めの歯応えがあります。黒ソースの上に、イカ(ちょっと酒のつまみっぽい風味と食感)とエビが載っています。ソースは、出前中華料理屋の味とは何かが異なる、旨みを感じる味です。全般的に、かなり美味しいといえます。
各テーブルには容器でキムチが置かれています。中華料理屋なのに、味も外観も自家製のような感じで、これも意外に美味でした。
観光地に近い立地ですが、11時半頃に入ってきた人々を見るに、近隣の銀行、郵便局、デパート、会社などから早めの昼食に出てきた感じの韓国人や、常連風の中国人がメインのようでした。
通常の韓国風中華とは少し違ったジャージャー麺&チャンポン(四川チャンポン刀削麺というメニューがあります)を・・・という時にオススメです。